もうすぐ2021年が終わりますね。今年は1年間で合計22台のスマートフォンを購入(厳密には提供品もありましたが)しレビューしました。
一般的な水準だとスマートフォンの買い替え頻度は2〜3年に一度ということで、ここまで大量の機種を使った経験ができるのはとても幸せなことだと思います。
そこで、この中から2021年の『買ってよかったベストバイ』と『買わなければよかったワーストバイ』スマートフォンを選出したいと思います。
また、番外編として、周りの評判を聞いて『買えばよかったスマートフォン』と『買いたいとも思わなかったスマートフォン』について発表したいと思います。
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2021年に購入したスマートフォン一覧
こちらが私が2021年で購入したスマートフォンです。
- OnePlus8 Pro
- Galaxy S20 FE
- Galaxy S21 Ultra
- Galaxy Z Flip3
- Galaxy A32 5G
- Redmi Note 9T
- Redmi Note10 Pro
- Mi11 Pro
- Mi11 lite 5G
- POCO F3
- OPPO Reno5 A
- OPPO A54
- OPPOFind X3 Pro
- Pixel3a
- Pixel4
- Pixel 6 Pro
- Xperia 5 Ⅱ
- Xperia 1 Ⅲ
- iPhone13 Pro
- motorola edge20
- realme GT Master Edition
- Xiaomi 11 lite 5G NE
- Xiaomi 11T
こうして並べてみると、改めていっぱい買ったなぁと気づかれます。
22台(タブレットを入れるともう少し増えます)なので、毎月2台=2週間に1台の頻度で購入していた計算になります。
普通に考えて頭おかしいですね(笑)。でも当の本人としては常に登場する機種で気になるものがあれば、すぐに買っていただけでなのでそんなにハイスピードだった感覚は無いんですよね。
ちなみに全部新品で買っているわけではなく、ラクマで少し安く購入したり、Twitterのフォロワーさんに安く譲ってもらったりしていまして、金額にするとざっくり150万円ぐらいです。
ただ、私自身は収集癖は全く無くて、むしろ使わない端末を眠らせている方がもったいないと思ってしまうため、使わなくなったらフリマアプリで売却しています。
そのため年間の出費額としては全体の数割程度にとどまります。
昔はこんなことやろうにも買い取ってくれるのが専門店しかありませんでしたが、今ではフリマアプリでそれなりに高値で売却できるため有り難い時代になりましたね。
前置きはこれぐらいにして本題に入りたいと思います。
2021年 買ってよかったベストバイスマートフォン
買ってよかったスマートフォン 第3位
買ってよかったスマートフォン第3位はOPPO Find X3 Proです。
OPPO Find X3 Proの評価ポイント
- 使いやすいデュアルフラッグシップカメラ
- 全体的なバランスが良い
- 65W SuperVOOC急速充電
フラッグシップとしてはあまり日本で頭角を現せていない印象があるOPPOですが、私自身はOPPO Find X3 Proにはとても満足しています。
特に評価すべきはカメラ性能です。広角、超広角にIMX766を採用し、レンズを切り替えても同じクオリティの写真を撮れることや、動画に切り替えた際に自動的に超広角に切り替わり写真と同じ画角で撮影できる作り込みはすごく巧いです。
ナイトモードやHDRも過度に効かせることなく、丁度よい塩梅を狙ってきている印象があり、撮って出しで映えるのに違和感の無いスマートフォンというのが私のOPPO Find X3 Proのイメージです。
ベストバイ1位になり得なかった理由が、望遠性能の弱さと実用性のない顕微鏡を採用した点です。
差別化要素を出すための戦略だと思いますが、日常的な利用シーンはありませんし、OPPO Find X3 Proを手放してからも「OPPO Find X3 Proの顕微鏡があったらなぁ」と思うシーンは一度もありませんでした。
おとなしくペリスコープ式の望遠レンズを搭載していたら、私的にはベストバイの第一候補間違いなかったと思います。
買ってよかったスマートフォン 第2位
買ってよかったスマートフォン第2位がPixel 6 Proです。
Pixel 6 Proの評価ポイント
- 望遠強化で楽しくなったカメラ体験
- Tensorプロセッサー
- PixelならではのAndroid体験
第2位は凄く迷いましたがPixel 6 Proを選ばせてもらいました。
なぜ迷ったかと言うと、Pixel 6 Proは細かいところでいろいろと不満点もあるんです。ソフトウェアの不安定さだったり、充電速度だったりです。
ただ、それらを考慮してもPixel 6 Proは私個人としてはとても満足できる端末だったので第2位にしました。
やっぱりPixelの良いところはカメラですね。これまでPixel3から5aまで手がつけられなかったイメージセンサーをようやく刷新し、他社のフラッグシップ水準まで引き上げられました。
同時に光学4倍のペリスコープレンズを搭載し、スペック的には価格相応レベルに仕上がっているかと思います。
ただ、私自身は別にスペックでPixelを気に入っているわけではなく、撮れる写真の質感がかなり気に入っているんです。
私がメインで撮っているのは圧倒的に子供の写真なんです。
最近のスマートフォンはAIにより被写体を検出し、補正をかけまくっています。AIを活用しているという意味ではPixelも同じですが、撮れる写真はもの凄く現実に忠実で、思い出をはっきりと記録として写真に収めることができます。
これは広角レンズでも望遠でも全く同じです。この質感が個人的に気に入っているためPixelのカメラが私的にはヒットしているわけです。
ただ、夜景については色味は忠実ですが、明るさは見た目よりも遥かに明るいものになるので、ここは好みの問題かと思います。
私がスマホカメラに求めることは『シンプルに良い写真が撮れること』です。
Pixelはまさにその体現だと思いましたので、今回2位に選出をしました。ベストバイじゃない理由は噂になっているような諸々の不具合や指紋認証の精度です。
そういう意味では今回私が買っていないためランキングに入れていませんが、Pixel6はProとの主な違いが望遠が無い程度で、Proよりも4万円以上安いため、Pixel6もかなり完成度は高いと思います。
買ってよかったスマートフォン 第1位
2021年の買ってよかったベストバイはGalaxy S21 Ultraです。
Galaxy S21 Ultraの評価ポイント
- 全方位的に強いGalaxyのフラッグシップ
- 圧倒的な光学10倍望遠
Galaxy S21 Ultraのなにが凄いかと言うと、やはり全方位的なバランスの良さだと思います。
弱点という弱点が、充電速度(最大25W)以外に実は見当たらないんです。
ONE UIの使い勝手の良さは一度使ったことがある人ならよく分かると思いますし、ディスプレイは自社製造なだけあって超優秀、不評だった画面内指紋認証も劇的に改善しました。
そこにプラスして、光学3倍と10倍のダブル望遠レンズという驚異的なスペックです。
これはGalaxy S21 Ultra単体が良いのではなく、Androidスマートフォン市場でユーザーの声を聞きながら、うまくプロダクトに反映してきたSamsungの類稀な努力の積み重ねが生んでいるのだと私は思います。
プレミアムハイエンドのAndroidスマートフォンが欲しいと言われたら、自信を持っておすすめできるスマートフォンですね。
買ってよかったスマートフォン 番外編
今回は上位3機種をご紹介しましたが、それ以外にも良い機種が沢山ありましたので、番外編として簡単に紹介しておきます。
Google Pixel4
Pixel4は2019年モデルですが今だからこそ価値が高まっていると思います。それがGoogleフォトの有料化です。
Pixel4は有料化の対象外なので、Pixel4経由でアップした写真は容量にカウントされません。
Pixel4自体はハイエンドモデルというだけあって動作は非常にサクサクでカメラも現行のハイエンドに匹敵する優秀さです。
電池持ちが最悪ですが、中古がお手頃な価格となった今ではサブ機として購入がおすすめです。
OPPO A54 5G
OPPO A54 5GはOPPOのエントリーモデルのスマートフォンです。
ここでエントリーモデルの本機を引き合いに出すのは、2021年はエントリーモデルの概念が変わったからです。
今までのエントリーモデルは安かろう悪かろうのイメージが強くありましたが、OPPO A54 5Gはようやく不満なく使えるレベルまできたことを実感できました。
この機種はAmazonでも1万円台から出品されていたりするので、スマホ代を安く済ませたい人に自信を持ってオススメできるモデルです。
realme GT Master Edition
日本では発売されていないrealmeのスマートフォンです。
深澤直人氏がデザインを手掛けたスーツケースをイメージした背面デザインに3〜4万円のミドルレンジとは思えない性能が詰まっています。
ストリーモードと呼ばれるおしゃれなフィルターはSNS映え間違いなしで、新しい楽しさを教えてくれるスマートフォンです。
2021年 買わなければよかったワーストバイスマートフォン
ワーストバイト聞くと凄く悪く聞こえますが、大前提として私はスペックを見て良いと感じたスマートフォンしか買っていません。
スマートフォンはスペックで大体の使い勝手が想像できるため、あまり外れはありませんでしたが、あえて2機種買わなければよかったなと思うものを選出しました。
買わなければよかったスマートフォン 第2位
買わなければよかったスマートフォン第2位はGalaxy A32 5Gです。
Galaxy A32 5GはGalaxyのエントリーモデルにあたる機種なのですが、SoCに採用しているDimensity 720が遅いんです。
私の感覚ではGalaxyのONE UIはAndroidのカスタムUIの中でもトップクラスに重く、ミドルレンジモデルでももっさり感が否めません。エントリーモデルとなるとその重さはより酷くなります。
AntutuのベンチマークスコアはV8で23万点なので悪くはないはずなんですが、いわゆるベンチマーク詐欺で、悪い意味で期待を裏切られました。
また、価格が31,900円なのですが、私が購入して2週間後に手放したときには16,800円にしかなりませんでした。値下がりが早すぎます。個人的な話ですが、これも買わなければよかった理由の1つです。
ただ、電池持ちは化け物クラスですので、電池持ち目当てで安く買えるならおすすめできる機種ではあります。
買わなければよかったスマートフォン 第1位
今年一番買わなければよかったなと思ったスマートフォンはMi11 Proです。
誤解をされないように言っておくと、Mi11 Pro自体はそこまで悪くないスマートフォンです。メインカメラには大型のGN2を搭載し、処理性能も高く、ハイエンドスマホとしては十分なスペックを持っています。
ただ、個人的に残念だったのが期待していた光学5倍の望遠性能です。全体的にのっぺりしており、日常的に使いたいを思えるレベルではありませんでした。
もう1つMi11 Proの残念ポイントが、Xiaomiのラインナップの悪さです。
2021年のXiaomiスマートフォンはハイエンドモデルとして、Mi11,Mi11 Pro,Mi11 Ultraの3機種がランナップされており、Proは真ん中にあたります。
Mi11はスペックこそ高くないですが、値段が手頃でそこそこ人気がありますし、Mi11 Ultraはスペックが圧倒的なのに10万円前後で購入できてしまうんです。
そのためMi11 Proの価格(約8〜9万円)がとても中途半端で、もう少しお金を足してUltraを買えばよかったのではと後悔をしました。
そのため、本機は買っている人も少ないですし、買いたいと思っている人も少ないため、ネット上にレビュー記事が一切上がっていないという珍しい状況です。
記事を書けばおそらく1位を取れたと思いますが、どうせ読まれないので、珍しくスマートフォンを買ったのにレビューせずに手放しました。
【番外編】『買えばよかったスマートフォン』と『買わなくてよかったスマートフォン』
買っておけばよかったスマートフォン
私が2021年モデルで買っておけばよかったと後悔している機種がこちらです。
- Xiaomi Mi11 Ultra
- AQUOS R6
- BALMUDA Phone
- Pixel5a
私が買っておけばよかったと後悔しているのがこちらの4機種です。
Mi11 Ultra
Mi11 Ultraは前述の通り、Mi11 Proを買った時点で変な気は起こさずにUltraにすればよかったと後悔をしていました。
私個人的にXiaomiの写真の質感はあまり好みではないのですが、ネット上ではかなりの高評価なので最上位機種を試しておけばよかったと後悔をしています。
AQUOS R6
AQUOS R6はAQOUSのフラッグシップモデルです。1型センサーのみのシングルカメラ構成という変態的なカメラスマートフォンです。
もともと国産スマホには良い印象を持っていなかったので食わず嫌いしていましたが、Leica協業により飛躍的に向上したカメラの作例を観ると凄く欲しくなりました。
ただ、動体撮影にはあまり向かないとの声も聞いたりするので、どうしても購入に至れませんでした。
ソフトウェア周りや指紋認証もかなり出来が良いみたいで、AQUOSハイエンドのイメージがガラッと変わりそうです。
BALMUDA Phone
BALMUDA PhoneはあのBALMUDA Phoneです。
買えばよかったと思う理由は2つです。注目度の高さと返品制度があったこと。
おそらく近年で最も注目度が高いスマートフォンだったのではないでしょうか。写真撮って上げるだけでSNSではプチバズってますし、料理の写真なんてバズりまくってましたね。
このビッグウェーブに乗れなかったことが個人的にすごく後悔しています。
また、こんなに注目された上に返品制度があるわけなので、返品すれば元手は一切かからないんですよね。めんどくさがってスルーしていましたが、怖いもの見たさで飛び込めばよかったと反省しています。
Pixel5a
Pixel5aはGoogleの2021年のミドルレンジモデルです。
買わなかった理由はGoogleのアホみたいなミドルレンジラインナップと命名規則に嫌気が差したからです。
しかし、冷静に考えると電池持ちの良いサクサク動く5万円のPixelはコスパが良いのだろうなと思うので、実機で確認すればよかったと後悔をしています。
SoCもカメラもPixel5と同じなので、大体の使用感は想像つくため、買って新しい発見があるのかと懐疑的になってしまったのも躊躇してしまった理由の1つです。
買いたいとも思わなかったスマートフォン
スマートフォンはエントリーからハイエンドまで山ほどあるので、これは微妙だなと思うものは沢山ありますがその中でも2機種、個人的に買いたいとも思わなかったスマートフォンを紹介します。
Redmi Note10 JE
Redmi Note10 JEはau独占で販売されたJapan Editonというジャパンブランドを冠するXiaomiの日本向けモデルです。
XiaomiはRedmやMiシリーズをSIMフリーモデルとしてすでにラインナップしている中で鳴り物入りで登場したこちらの機種です。
お財布と防水という点を除けば、スペックの割に割高なJEを買う理由が全く見つからず、お財布と防水が前提ならAQUOSやXperia、Galaxyのほうがスマートフォンに疎い層には響くんだろうなと思った次第です。
ソフトバンクのRedmi Note9Tのほうがコスパがよく見えたのも残念なポイントかも知れません。
OPPO A55s 5G
OPPO A54 5Gの派生モデルであるOPPO A55s 5Gです。
気になるのは派生のさせ方。防水対応させ電池持ちを強化したまでは良いのですが、指紋認証を削除し顔認証のみとしたことはマスクがまだまだ離せないこのご時世を考えると意味不明です。
地味にこの機種は価格が33,800円と高いんです。これ買うなら値下がりしてきたOPPO Reno5 A買ったほうが圧倒的に良い選択肢だと思ってしまったのは私だけでしょうか。
お財布ケータイ対応ならまだ話は違うような気がしますが、そこまで振り切れないこの中途半端さが非常に残念です。
2021年 ベストバイ・ワーストバイまとめ
2021年のベストバイ、ワーストバイ如何だったでしょうか。
今年のスマートフォンはハイエンドはカメラ特化の傾向が強く、ミドルレンジは大幅にスペック向上しましたし、エントリーもようやくストレス無いレベルにはなりました。
2022年のスマートフォンも楽しみですね!
それでは良いお年を!
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