こんにちは!しみたくです!
今日はAndroidのファイル転送アプリについてです。
iOSには昔からAirdropと呼ばれるファイル転送機能が具備されてる、iPhoneユーザーの間ではとても便利で使い勝手の良い機能でした。
「Androidにも同様な機能を!」として生まれたのがAndroid純正の『NearBy Share(ニアバイシェア)』です。
Androidスマートフォンには標準で組み込まれておりとても使い勝手が良い機能なのですが、ふと気になったのが、File By GoogleやShareMeなどの他のファイル転送アプリと比較してデータの転送速度は速いのか。
そこで本日はNearBy Share(ニアバイシェア)とFile by Googleのファイル転送速度はどっちが速いのか、実際に検証したデータをもって解説したいと思います。
【検証】NearBy Share・File By Googleの転送速度比較
検証内容
今回はNearBy Share(ニアバイシェア)とFile By Googleの転送速度を実機を使って比較します。
また、この2つのアプリ以外にもそれなりに評価の高いSendAnywhreとShareMeについて参考して検証しております。
File By GoogleはGoogle純正のファイル管理ソフトです。
アプリ内にファイル共有機能も搭載しており、NearBy Shareが登場するまではAndroid間のファイル転送といえばFile By Googleが有名でした。
Files by Google: スマートフォンの容量を確保
Google LLC無料posted withアプリーチ
ShareMeはXiaomi純正のファイル転送アプリです。MIUIを搭載するスマートフォンなら標準搭載されており、Xiaomi以外のスマートフォンでもPlayストアからインストールができます。
ShareMe – #1 file sharing & data transfer app
Xiaomi Inc.無料posted withアプリーチ
SendAnywhreはサードパーティ製のファイル共有アプリです。他のアプリとは少し使い勝手が異なります。
1度クラウド上にアップロードし、事前にIDを交換した端末間でのみファイルの転送を許可します。
ローカルネットワークでの転送ではなく、クラウドを経由するため転送速度が遅くなりますが、PCやiOSにも対応しているというメリットがあります。
Send Anywhere (ファイル転送・受信)
ESTmob Inc.無料posted withアプリーチ
今回の検証では以下の3パターンで検証
- ファイル数 200:1ファイルあたりのサイズ 10MB以下
- ファイル数 1 :1ファイルあたりのサイズ 500MB
- ファイル数 1:1ファイルあたりのサイズ 4.8GB
①は大量の写真データを送るようなイメージ、②③は動画などの大容量データをイメージしてこの検証を行います。各パターン複数回試行し平均を取っています。
今回はAndroidスマートフォンAからAndroidスマートフォンBにデータを送る時間を計測します。
検証結果
ファイル転送速度
こちら実際にファイルを転送した時間を計測した結果です。
検証結果 | NearBy Share | File By Google | ShareMe | (参考)SendAnywhre |
検証①(大量の画像) | 1分20秒 | 1分21秒 | 1分45秒 | 約20分 |
検証②(400MB) | 27秒 | 23秒 | 22秒 | 約18分 |
検証③(4.8GB) | 2分50秒 | 6分24秒 | 4分27秒 | 約48分 |
実際に測定した結果が上記のとおりです。
検証①(大量の画像)や検証②(400MB)では正直誤差の範囲内でしたが、検証③の数GBクラスの大きなファイル転送で顕著に違いができました。
File By Googleでは6分を超えているにも関わらず、NearBy Shareは2分50秒とかなり短時間で転送できています。
ShareMeは約4分半とNearBy Shareほどではありませんが、それなりに短時間で転送できています。
使い勝手
転送速度以外にも実際にアプリを使ってみて感じた使い勝手についても解説しておきます。
検証結果 | NearBy Share | File By Google | ShareMe | (参考)SendAnywhre |
使いやすさ | ◎ | △ | ○ | ○ |
対応端末 | ○ (Android6.0以上) | ◎ (Android5.0以上) | ◎ (Android4.4以上) | ◎ (Android4.4以上) |
iOS・Windows | ー CromeOSは対応 | ー | ー | ○ |
使いやすさの面で言えば、NearBy Shareが圧倒的です。
OS標準で組み込まれているため、アプリのインストールや転送時のアプリ起動の手間がなくとても簡単です。
強いて言えばNearBy Shareを有効化する必要があるぐらいですが、これもクイック設定から簡単に有効化できるため使いやすさで言えばNearBy Shareが圧倒的にオススメです。
File By Googleは使い勝手の面では他のアプリに劣る印象です。そう感じたのが以下の2点
- 転送するファイルがAndroidの共有機能からできない
- 接続IDの確立に失敗することたまにある
「このファイルを送りたいな」と思ったときにAndroidの共有ボタンから共有先のアプリを選んで共有するのが一般的かと思いますが、残念ながらFile By Googleはこの共有に表示されないため、アプリ上で共有するファイルを選択する必要があります。
この選択がファイルを1つづつタップする必要があり、ファイル量が多いとかなりストレスになります。
またFile By Googleはファイル転送を始める前に接続を確立する必要があるのですが、この接続確立が失敗することがたまにありこのあたりも使い勝手が悪いと感じた点です。
想像以上に使い勝手が良かったのがShareMeです。
MIUI搭載機種ならNearBy Shareと同様な使い勝手で使えますし、それ以外の機種でもAndroidの共有機能から簡単に共有することができます。
接続はQRコードを行いますが、特に迷うこともなく簡単に転送することができました。
NearBy Share・File By Googleの転送速度比較 検証結果
NearBy Share(ニアバイシェア)とFile By Google、ShareMeの転送速度、使い勝手について解説しました。
結論としては、Androidを使うならNearBy Share一択です。
標準搭載で特に迷いなく使える上、転送速度も十分に速いためNearBy Shareを使える機種であればそれ以外のアプリを使う理由は特に見当たりません。
いろいろな事情でNearBy Shareが使えない機種を使うのであれば次点ではShareMeがオススメです。
ぜひNearBy Shareを使いこなして快適なAndroidライフを楽しみましょう!
最後までご愛読ありがとうございました。
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