PITAKAは高品質なアラミド繊維ケースを多く手掛けるアクセサリーメーカーです。
軽量かつ高強度なアラミド繊維はとても人気の高いスマホケースですが、その軽量さ故に落下時の衝撃は本体にダイレクトにダメージを与えてしまうのが不安点でした。
そんあアラミド繊維ケースの弱点を補うケースがPITAKAから登場した『New MagEZ Case Pro』です。
本日は『MagEZ Case Pro 』を実際に使ってわかったメリット・デメリットをレビューしたいと思います。
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PITAKA New MagEZ Case Proの特徴
New MagEZ Case Proのメリット・デメリット
- アラミド繊維とTPU素地素材を組み合わせたハイブリッドケース
- 前モデルからボタン周りを大幅改善
- MagSafe対応
- アラミド繊維ケースながら着脱が容易に
- アクセサリーの互換性には注意が必要
- 価格は高めの7,499円
New MagEZ Case Proは一言で言えば、アラミド繊維特有の弱点をクリアしたより耐久性に優れたアラミド繊維ケースです。
アラミド繊維ケースは薄型軽量というメリットが有る一方で、衝撃性能は少し心配なところがありました。
New MagEZ Case Proは一般的なケースの素材であるTPUとの一体成型により、両方の良さを組み合わせたケースを実現しています。
旧モデルにあたるMagEZ Case Proと比べると側面のデザインがかなりシンプルになっています。
旧モデルは電源ボタンの押し心地が不評だったみたいですので、New MagEZ Case Proでは電源ボタン周りに改善が図られています。
ケースの内側にリングマグネットを内蔵しているため、各種MagSafeアクセサリーを利用できます。
PITAKAは豊富なアクセサリーが用意されていますが、New MagEZ Case Proを使う場合は少し注意が必要です。
特にiPhone13 Proはカメラユニットが大きいため、既存のアクセサリーと干渉してしまいます。
New MagEZ Case Proの価格は7,499円なので、スマホケースとしては高級な部類に入ります。
Proではない通常のアラミド繊維ケース「MagEZ Case 2」は6,499円なので、価格を抑えたい方はこちらも要チェックです。
PITAKA New MagEZ Case Proのレビュー
New MagEZ Case Proのケース外観・デザイン
こちらがNew MagEZ Case Proの化粧箱です。PITAKAのケースは化粧箱がとてもしっかりしているので、化粧箱からも高級ケースであることが伝わってきます。
こちらがNew MagEZ Case Pro本体です。
パッと見た感じだと普通のアラミド繊維ケースなのですが、よく見ると他のアラミド繊維ケースよりも少しだけケース本体が大きいのが分かります。
背面は1500Dのアラミド繊維で成型されており、手触りはとても滑らかで、アラミド繊維ケースと全く同じ感触です。
ケースの内側がこちらです。
従来のPITAKAのケースは内側も含めて100%アラミド繊維でしたが、New MagEZ Case ProはTPU素材を組み合わせています。
内側から見ると普通のスマホケースで、中央にマグネットリングの位置がプリントされています。
アラミド繊維の特徴は超薄型ですが、New MagEZ Case ProはTPU素材との一体成型なので、TPU素材となっている分だけ厚みがあります。
- New MagEZ Case Pro:1.65mm
- MagEZ Case 2:1.4mm
- Air Case:0.55mm
きめ細かいアラミド繊維を使用しているAir Caseと比べると3倍程度厚さとなりますが、MagEZ Case 2と比べると差はたったの0.15mmなので実は厚みはそこまで気になりません。
Air CaseはMagSafeマグネットを搭載していないので、マグネットを搭載すると厚くなるのは避けられないのかも知れません。
重量は26gなので、MagSafe対応ケースの割には軽いです。
四隅にはエアバックが施されているため、落下時でも衝撃を吸収してくれる構造となっています。
100%アラミド繊維では難しかったエアバック構造ですが、TPU素材と組み合わせることで実現できるようになりました。
New MagEZ Case Proを実際にiPhone13 Proに装着
New MagEZ Case ProをiPhone13 Proに装着してみました。
外側はアラミド繊維なので、見た感じはこれまでのアラミド繊維ケースと遜色ありません。
カメラユニットの縁は高く設計しているので、机においてもカメラレンズが直接触れることはありません。
外枠はカメラ周りだけTPU素材となっておりアラミド繊維ではないので、ここが少しデザイン的に残念です。
TPU素材が配合されているため、これまでのアラミド繊維100%のケースと比べると少し握り心地が異なる印象です。
わずかにケースに弾力があるので、温かみを感じると言うか、安心感があるような気がします。
私はこっちのが気に入っています。
正面からは見た感じは、厚みが増しているため、一般的なTPUケースに近い印象です。
四隅が少し盛り上がっていて、エアバックが入っているのが分かります。
New MagEZ Case Proのボタン・端子周りはすべてケースで覆われています。
旧モデルと使ったことがないので、正確なことは言えませんが、ボタンの押し心地はとても快適で、旧モデルのボタンの押しにくさの問題はクリアしているのではないでしょうか。
こちらは先日レビューしたMagEZ Case 2 浮織のボタン周りですが、こんな感じでPITAKAのケースは基本的に全部開放されています。
側面がしっかりと覆われているので、傷つく心配もありません。
デザインはそれぞれの好みの問題ですが、全体をしっかりと保護できるのはこれまでのアラミド繊維にはない魅力です。
New MagEZ Case Proはマグネットを内蔵しているため、MagSafeアクセサリーが利用できます。
PITAKAのマグネットは磁力が強いため、使っている感覚としては裸で使うよりもしっかりとくっついてくれます。
わずかにカメラユニットにかかっていますが、私が愛用しているMOFTもちゃんと使えます。
うっかり落ちるような心配もありません。
PITAKA New MagEZ Case Proのメリット
全面を保護できる安心感
私はPITAKAのケースをとても気に入って使っているのですが、かなり薄型なので「うっかり落としたらどうしよう・・・」という心配は少なからずありました。
”落としても安心”と言い切れるほどの超高耐久性のケースではありませんが、TPU素材を組み合わせることにより、従来のアラミド繊維ケースよりも安心して使えるようになりました。
ヒヤヒヤしながら使わなくて良くなったのは大きなメリットです。
普通のケースと同レベルで外しやすくなった
PITAKAのケースはこれまでいくつもレビューをしているのですが、そのすべてでデメリットで挙げてきたのが”ケースの外しづらさ”です。
使ったことがある人はわかると思いますが、めちゃくちゃ外しづらいです。もしかしたらぶっ壊れるんじゃないかという覚悟で毎回外していました。
New MagEZ Case ProはTPU素材と組み合わせることに、わずかながらケースが柔軟性を持つようになったので、他のiPhoneケースと同じレベルで簡単に取り外せるようになりました。
実はこれが一番ありがたいポイントだったりします。
PITAKA New MagEZ Case Proのデメリット
7,499円はやっぱり高い
New MagEZ Case Proの価格は税込7,499円です。
実際に使ってみると、アラミド繊維の質感や絶妙なTPU素材の組み合わせ、MagSafeアクセサリーとの相性の良さなど、これぐらいの価格を出しても欲しいと思えるケースに仕上がっているのですが、それでもケースに7,499円は高い買い物です。
従来の100%アラミド繊維ケースが6,499円なので、価格を抑えたい方はこちらも検討してみて下さい。
逆にデザイン性に拘る人は浮織の入ったおしゃれなモデルもあるので、気になる人はチェックしてみて下さい。値段は7,999円です。
PITAKA New MagEZ Case Proのレビュー まとめ
New MagEZ Case Proのレビューをお届けしました。
TPUとの組み合わせにより従来の100%アラミド繊維ケースの弱点を上手に克服した画期的なアラミド繊維ケースでした。
高い安心感と取り外しやすいアラミド繊維ケースを求めていた私にとっては、まさに探し求めていたケースでした。
価格が高いことが唯一の難点ですが、完成度はとても高いので気になる方はぜひ検討してみて下さい。
最後にご愛読ありがとうございました。
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