Google Pixel一強のミドルレンジスマホ市場に突如現れたダークホース、Motorola edge 40のルナブルーをレビューしていきます。
薄型軽量大画面ボディ、高性能、防水防塵、おサイフケータイ対応などが特徴で、バチバチにPixel 7aを意識したスペックとなっております。
本日はMotorola edge 40を使ってわかったメリット・デメリットの実機レビューをお届けします。

こんにちは、ライターのはっすーです!
Twitterでも発信しています。
Motorola edge 40の特徴
Motorola edge 40のメリット・デメリット
最初に、Motorola edge 40のメリット・デメリットを紹介します。
- 薄型軽量ボディで6.55インチの大画面
 - 横幅が約72mmとスリムで持ちやすい
 - Dimensity8020による快適な普段使い
 - 嗜む程度なら十分なゲーム性能
 - 快適な生体認証
 - 144Hzのヌルヌルなディスプレイ
 - 1200nitで晴れの日でも見やすい画面輝度
 - 夜でも強いフラッグシップ級のカメラ
 - 68W急速充電と15Wワイヤレス充電
 - IP68防水防塵
 - おサイフケータイ対応
 
- かなり発熱しやすい上に熱処理が弱い
 - エッジディスプレイでフィルムが貼られていない
 - 被写界深度が浅すぎて物撮りしにくい
 - 写真のシャープネスが強くて解像感が荒い
 - 動画再生時間は短い
 - 原神は45fpsで制御されている
 
結論としてはディスプレイ、処理性能、暗所でのカメラ性能などは優秀。バッテリー持ち、カメラの解像感などの弱点もあるが、高次元でまとまったスマートフォン。
おサイフケータイや防水防塵にも対応しており、良い選択肢だと思います。
Motorola edge 40のスペック詳細
Motorola edge 40のスペックは以下のとおりです。
| 項目 | Motorola edge 40(ルナブルー) | 
| 本体サイズ | 158.4 x 72 x 7.6 mm | 
| 重さ | 167g | 
| ディスプレイサイズ | 6.55インチ | 
| 画面輝度 | 1200nit | 
| 解像度 | 1080 x 2400 | 
| リフレッシュレート | 144Hz | 
| タッチサンプリングレート | – | 
| 強化ガラス | NEG(日本電気硝子) | 
| Widevine | L1 | 
| OS | Android 13 | 
| SOC | Mediatek Dimensity 8020 (6 nm) | 
| RAM | 8GB UFS2.2 | 
| ROM | 256GB LPDDR5 | 
| 指紋認証 | 光学式画面内指紋認証 | 
| 顔認証 | 2D顔認証 | 
| バッテリー容量 | 4400mAh | 
| 有線充電 | 68W wired | 
| ワイヤレス充電 | 15W wireless | 
| メインカメラ | 50 MP 1/1.55インチ f/1.4 OIS | 
| 超広角カメラ | 13 MP 1/3インチ f/2.2 AF | 
| マクロ | 超広角カメラを使用 | 
| 中間望遠 | 非搭載 | 
| 望遠 | |
| インカメラ | 32 MP f/2.4 | 
| イヤホンジャック | なし | 
| スピーカー | ステレオ | 
| コーデック | LDAC,LHDC,Apt-x | 
| Wi-Fi | WiFi6 | 
| NFC | 対応 | 
| おサイフケータイ | 対応 | 
| 対応バンド | 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78 4G:B1/B2/B3/B4/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42 | 
| microSD | 非対応 | 
| 防水防塵 | IP68 | 
| USBバージョン | USB2.0 | 
| SIMスロット | nano SIM1+eSIM1 | 
| 価格 | 64800円 | 
Motorola edge 40の外観・付属品
エコパッケージでユーザーにも優しめな付属品

外箱はエコなパッケージとなっており。箱の触った感じも再生紙のような感じになっています。

ただエコなだけではなく、68Wの急速充電アダプターが付属していました。

Type-CtoCケーブル

ケースが付属していますが、薄型軽量を損なわせないためか防御力が低いので別で購入を推奨します。また、保護フィルムは最初から貼られていないので別で購入する必要があります。
環境だけでなくユーザーにも優しい付属品ではありますが、せめてフィルムは頑張ってほしかったですね。
質感が高く薄型軽量なデザイン

デザインはつや消し加工が施された高質感なボディで美しいです。

横幅が72mmとスリムで、重量が167gと軽いです。
私は平均くらいの手の大きさですが、それでも取り回し抜群です。
端子類




Motorola edge 40のボタン配置は下に電源ボタン、上に音量ボタンがある一般的なAndroidスマートフォンの配置をしています。
イヤホンジャックは無いので、有線イヤホンを楽しみたい方は変換アダプターが必要になります。
Motorola edge 40のディスプレイ
薄型軽量なのに大画面

6.55インチのフルHD+の有機EL搭載しています。このサイズで167gはもはやバグですね。Mi 11 Lite 5Gを思い出します。


ディスプレイの形状がエッジになっているため高級感はあるのですが、フィルムを貼り付けるのが難しいのが難点です。

リフレッシュレートは144Hzとゲーミングスマホ並の性能となっております。Pixel 7aの90Hzが霞んで見えますね。
夏場でもしっかり見えるディスプレイ

ディスプレイは1200nitで晴れの日の屋外でも普通に画面が見えるぐらいの明るさになっています。
また、Pixel 7aでは発熱すると画面輝度が下がって見づらくなる現象がありましたが、Motorola edge 40は熱くても輝度が落ちないのも良いですね。

Motorola edge 40のパフォーマンス
SoCはミドルクラスの中でも高性能なMediaTekのDimensity8020を搭載しております。メモリも8GBと申し分ない性能です。

AntutuスコアはV9で68万点となります。
Pixel 7aのTensor G2には及ばないものの、ミドルレンジとして優秀なスコアです。普段使いの動作も快適です。
安定はしているゲーム性能

重量級ゲームの原神をプレイしてみました。安定した動作となっており、Pixel 7aより快適にゲームが出来ます。

また、フレームレートは60fpsにしていますが、45fpsに制御されています。そのためか安定して動いているのかと思います。

原神の極地、螺旋12層をプレイして測定したパフォーマンスは、平均42fpsほどとなっています。
やはり動作が安定しているというのがわかります。しかし、発熱がすごいことになるのでバッテリー等の寿命を縮めないためにも長時間プレイはおすすめしません。
ほぼピュアAndroidだが使いやすくカスタムされたOS

OSはAndroid 13を搭載しています。ほぼピュアAndroidですが、独自のカスタマイズも加えられており、使いやすくなっています。

例えばネットワークのところでは、PixelはWiFiとモバイルデータが1つのメニューに統合されていますが、Motorola edge 40の場合は分かれているので使いやすくなっています。
発熱はかなりしやすい

Motorola edge 40は、薄型軽量ボディなのかDimensityが熱いのか不明ですが、とにかく発熱します。
ブラウジングをしばらくすると熱くなり、Youtubeを再生しているだけでも36℃まで上がるので、発熱はしやすいといえるでしょう。
生体認証

画面内指紋認証と顔認証に対応しています。どちらとも速度が早く、問題なく解除ができます。
ただし、指紋認証センサーが下の方にあるため少し使いにくさはありますね。
Motorola edge 40のバッテリー

Motorola edge 40は4400mahのバッテリーを搭載しており、有線はなんと68Wの急速充電に対応しています。
Pixel 7aが18W、フラッグシップモデルであるGalaxy S23 Ultraでも45Wだということを考えると、かなり速いです。

実際に充電してみたところ、1時間で4%から78%になりました。また、充電中の熱は40℃を超えました。

さらに15Wのワイヤレス充電にも対応しています。5Wのお飾りではなく、しっかり実用的な速度なのはいいですね。
バッテリーテスト

YouTubeを7時間たれ流しで49%減少となりました。これはかなり減りが激しく、例えばPixel 7aは38%減少だったので相当減りが多めです。

PCMarkで軽い動作をした場合のバッテリーテストでは、12時間53分と良さげなスコアです。ブラウジングなどのライトな使い方ならばバッテリー持ちは悪くない感じです。
Motorola edge 40のカメラ
フラッグシップ級のメインカメラ

メインと超広角のデュアルレンズ構成。50MPのOmnivision製のOV50Aセンサー搭載しています。
センサーサイズは1/1.55インチでミドルレンジとしてはかなり優秀なセンサーを搭載してきています。さらにF値1.4とスマホの中でも最強クラスの明るいレンズを搭載しています。OIS(光学式手ぶれ補正)にも対応しています。
メインカメラのスペックで見るとHuaweiのフラッグシップモデルであるMate 50 Proと同じくらいの性能となっており、まさにフラッグシップ級のカメラとなっています。
超広角カメラは13MPで、マクロ撮影にも対応しています。
作例




ぱっと見はキレイなのですが、拡大してみると特に木の葉がパキパキになっており、シャープネスが強めな処理に仕上がっています。


大型センサーと大口径レンズにより被写界深度が浅くなっているため、フラッグシップと同様の背景ボケを実現しています。シャープネスさが目立たない写真なら普通にいい感じになりますね。

ですが浅い被写界深度の弊害として、物撮りがしにくいというデメリットもあります。真ん中の葉っぱに焦点が合っており、奥の葉や下の箱はボケてしまっています。





Dimensity搭載とのことで変な色味になると思われた食品ですが、意外と変な色味になることもなく撮ることができました。マクロ撮影もなかなか良い仕上がりになっています。
ミドルレンジでここまで撮れるなら十分ではないでしょうか。ですが、被写界深度が浅いのでボケすぎには注意が必要です。




フラッグシップ級のレンズを搭載していることで、夜景の映りはフラッグシップさながらの仕上がりです。ノイズが少なく、HDR性能も良好です。
Motorola edge 40のスピーカーやコーデック
ステレオスピーカーに対応

Motorola edge 40はステレオスピーカーに対応しています。他にもDolby Atmosにも対応。
音質としては、普通に聞けるくらいのレベルには仕上がっています。ですが低音が少し弱いと感じました。
まあまあ豊富な対応コーデック
Motorola edge 40は、主要なオーディオコーデックとしてApt-xとLDACとLHDCに対応していました。Aptx adaptiveには対応していませんが、WF-1000XM5やNothing Ear (2)などのワイヤレスイヤホンでハイレゾを楽しむことができます。

Motorola edge 40の価格とお得に買う方法
お得に買うならIIJmioがおすすめ
Motorola edge 40は256GBストレージで64800円となっており、コスパ抜群な価格に仕上がっています。
Motorola edge 40をお得に入手するなら、IIJmioのMNP一択です。一括39800円で購入することができます。
また、本体のみ購入でも57800円と定価よりもかなり安く購入できます。
Motorola edge 40 実機レビュー まとめ

薄型軽量ボディで、ディスプレイ、処理性能、暗所でのカメラ性能など、全体的に優秀なスマートフォンです。発熱やカメラの解像感などの弱点はあるものの、よくまとまったスマートフォンと言えるでしょう。
おサイフケータイや防水防塵など、多くの日本のユーザーが求める機能が搭載されている点も魅力です。
気になる方はぜひチェックしてみてください。








            
           
        
	
		
		
コメント