圧倒的にパフォーマンスから「iPad Pro」を愛用している人は多いと思います。
最新のiPad Proは2022年に発売されたM2プロセッサーをモデルになるのですが、今回私はあえて2018年に発売されたiPad Pro 12.9インチ 第3世代を購入しました。
結論から言うと、とても良い買い物で一ミリも後悔していません。本日は2023年にわざわざ2018年に発売されたiPad Pro 12.9インチを購入した理由を解説します。
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歴代iPad Proのラインナップ
iPad Proの最初のモデルが発売されたのが2015年なので今から8年前となります。
まずは歴代のiPad Proを簡単におさらいしておきたいと思います。
発売年 | 名称 | SoC | 特徴 |
---|---|---|---|
2015年 | 第1世代 iPad Pro(12.9インチ) | Apple A9X | Apple Pencilに対応し、高性能なプロセッサと大画面ディスプレイを備えた最初のiPad Pro。 |
2016年 | 第1世代 iPad Pro(9.7インチ) | Apple A9X | 9.7インチモデル初めての最初のiPad Pro。 |
2017年 | 第2世代 iPad Pro (12.9インチ) | Apple A10X Fusion | ProMotionテクノロジーにより、リフレッシュレートが120Hzに向上。より滑らかな表示を実現。 |
第2世代 iPad Pro(10.5インチ) | Apple A10X Fusion | 画面サイズが10.5インチに拡大 | |
2018年 | 第3世代 iPad Pro(12.9インチ) | Apple A12X Bionic | USB-Cポートを採用し、より高速なデータ転送や外部ディスプレイの接続が可能に |
第1世代 iPad Pro(11インチ) | Apple A12X Bionic | 11インチモデルが初めて登場。 | |
2020年 | 第4世代 iPad Pro(12.9インチ) | Apple A12Z Bionic | LiDARスキャナーが搭載され、AR(拡張現実)アプリケーションのパフォーマンスが向上。マウスやトラックパッドのサポートも追加。 |
第2世代 iPad Pro(11インチ) | Apple A12Z Bionic | ||
2021年 | 第5世代 iPad Pro(12.9インチ) | Apple M1 | Apple SiliconのM1チップを搭載し、従来のiPad Proよりも高速なパフォーマンスとエネルギー効率を実現。12.9インチモデルはMini-LEDバックライトディスプレイを搭載 |
第3世代 iPad Pro(11インチ) | Apple M1 | ||
2022年 | 第6世代 iPad Pro(12.9インチ) | Apple M2 | SoCがM2チップにグレードアップ最大4K 30fpsのProRes動画に対応 |
第4世代 iPad Pro(11インチ) | Apple M2 |
iPad Proには11インチと12.9インチの2ラインナップとなっており、11インチは2018年に刷新されたことから最新モデルでは11インチモデルが第4世代、12.9インチが第6世代となっています。
画面サイズによって最新の世代が違うという分かりづらい状態となっています。
iPad Proの特徴は圧倒的なパフォーマンスです。元々Androidタブレットと比べて高い処理性能を誇っていたiPad Proですが、Apple Siriconプロセッサーを搭載したことでその性能差は更に開いています。
タブレットはスマートフォンのような高いカメラ性能が求められていないこともあり、利用用途に対してとっくに成熟している製品群と言えるかと思います。
私はWEB会議や出先での作業用に2020年のiPad Pro11インチモデルを使っていたことがありました。Apple M1プロセッサーに憧れて2021年モデルに買い替えたのですがその性能を意識することは一度もなく結局手放してしまいました。
最近ではFinal Cut ProのiPad用アプリがようやく登場し、ようやく持て余していた性能を発揮するチャンスがきましたがそれもiPad Proで動画編集をしている人に限れられる話です。
iPad Proの性能はこれからも向上が見込まれますが、よほどヘビーな使い方をしている人以外には体感でわかるような違いは今後もおそらくないでしょう。
あえて2018年のiPad Pro 12.9インチを購入した理由
今回私が購入したのはiPad Pro 12.9インチ 2018年モデルです。
頭が悪い人間なので2023年に2018年のiPad Proを購入しました。5年前とは思えないサクサク感です😂
— しみたく (@Gadget_Simitaku) May 14, 2023
512GB、セルラーモデルなのに大変お安く購入でき大満足です😂 pic.twitter.com/sJmGq5zAHG
- 購入方法:フリマアプリ
- 状態:状態の良い中古
- モデル:WiFi + Cellular
- 容量:512GB
- 値段:約72,000円
発表当時の値段では税込157,464円です。これでもかなりお得に購入できたと満足していますが、5年落ちでもまだ約半額で取引されていることにiPadのリセールバリューの強さを実感します。
ここからはあえて2018年のiPad Pro 12.9インチを購入した理由を解説します。
2017年モデルから大幅刷新
今回あえて2018年モデルを購入したのが、2017年モデルから大幅に進化しているためです。
- ホームボタンを廃止
- ベゼルレスディスプレイ
- スクエア型デザインに刷新
- Apple Pencil 第2世代に対応
- A12XでCPU性能が最大2倍
個人的にはデザイン刷新が大きな決め手です。
エントリースマホでもベゼルレスデザインである今の時代で、ホームボタンを備える極太ベゼルはどうしても受け入れ難いところがありました。
また、iPad Pro 12.9インチのデザインは2018年から最新の2022年モデルに至るまで大きな変化がないため、基本的に最新モデル向けのアクセサリーを流用することができます。
アクセサリーで使い勝手が大きく変わるのがiPadの特徴なので最新のアクセサリーを使える点もポイントが高かったです。
また、2017年モデルでも対応していましたがProMotionと呼ばれる120Hzリフレッシュレートに対応しているためディスプレイ性能も全く問題ありません。スピーカーも4基搭載し下手な小型スピーカーよりも迫力満点です。
こちらがiPad ProのAntutuベンチマークスコアで約86万点でした。
特にGPUスコアは目を見張る者があります。
「ベンチマークスコア≒体感の快適さ」なので2018年モデルであっても十分快適に使えることがわかるかと思います。
ちなみに2020年モデルにあたる第4世代はA12Z Bionicプロセッサー(第3世代はA12X Bionic)というマイナーチェンジモデルであるためほぼ同じベンチマークスコアとなります。
これも2020年モデルではなく2018年モデルに決めた理由の1つです。
では実際の使い勝手としてどうなのかというと、全く問題なくサクサク動きます。
用途がSNS、WEBブラウジング、スケッチアプリなどでのノート代わり、動画視聴など比較的ライトな用途であるというのもありますが、2021年のM1チップモデルを触ったときと体感の差は全くありません。
処理能力の面では2018年モデルにして大正解だったと思っています。
中古ということもあり電池持ちはちょっとへたってきているのを感じます。ただ、不満に感じるレベルではないので十分許容範囲内です。
5年落ち、iPad Pro 12.9インチ
— しみたく (@Gadget_Simitaku) May 18, 2023
快適すぎて泣いてます😂
性能は申し分ないのに値段は手頃
2018年モデルを購入した理由の2つ目は価格です。
型落ちでも性能的に問題ないということは、必然的に型落ちモデルの需要が増えます。需要が増えるということは多少高いお金を出してでも使いたいと思う人が増えます。
その結果、iPad Proは中古市場でも常に高値で取引される商品となっているため、たった1,2年使う程度ではリセールバリューがほどんど下がらないというメリットがあります。
過去にこんな記事を書いたことがありますが、うまく取引できれば買った値段とほぼ同じ価格で売ることができる(=実質無料)ほどiPadのリセールバリューは素晴らしいです。
とはいえど、流石に発売から5年も経つと取引価格も徐々に下がってくるわけ、今回72,000円という手頃で購入できるチャンスがあったので思い切って購入したわけです。
この機種を何年使いつづけるかは全くの未定ではありますが、これだけの性能を有していれば1年後や2年後でも購入価格に近い価格で売却できる可能性は高いと考えています。
iPad Proシリーズは価格の高さから躊躇する人も多いと思いますが、売却時の差額で考えると下手なAndroidタブレットを買うよりも断然安上がりですので迷う理由は皆無です。
サポート的にもまだまだ使える
型落ちのiPadを使う上で唯一注意すべきがOSのアップデートです。
iOSの次期アップデートであるiPadOS17でサポート終了が噂されているのがこちらです。
- iPad第5世代
- 9.7インチiPad Pro第1世代
- 12.9インチiPad Pro第1世代
こちらのリーク情報が正しいとするとiOS17から初めてiPad Proシリーズがアップデート対象から外れることになります。
ここから私が購入したiPad Pro 12.9インチ 第3世代がアップデート対象から外れる最短ケースを予想すると。
- iPadOS17→第1世代サポート終了(2023年)
- iPadOS18→第2世代サポート終了(2024年)
- iPadOS18→第3世代サポート終了(2025年)
何情報源もないただの推測に過ぎませんが、最短でも2025年にサポート終了を迎えることになるでしょう。
逆に言えばあと2年は高い確率でアップデートが提供されます。(もちろん場合によってはもっと長い間)
また、アップデートが適用されなくなったからと言ってすぐに使えなくなるわけではありません。徐々にアプリ側からサポート対象から外されることになります。
こうした観点からiPad Pro 12.9インチ 第3世代を購入してもそれなりに長い間使えるだろうと考えて購入を決めました。
iPad Pro 12.9インチ 第3世代で結果大満足
私があえてiPad 12.9インチ 第3世代を購入した理由を解説しました。
ぶっちゃけどうなのかなって少し不安なところがありましたが、触った瞬間にそんな不安を吹き飛ばしてくれるサクサク感で、12.9インチとApple Pencil(もどき)で仕事効率が劇的に上がっていて大満足です。
iPad Proが欲しいけど価格の高さで断念していた方、ぜひ型落ちiPad Proを検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご愛読ありがとうございました。
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