こんにちは!しみたくです!
今日はどこでiPhoneを買うのがお得なのか真剣に考えてみました。
ついに先日iPhone13が発売されましたね。今回はかなり品薄が続いているようで、iPhone13 Proはなんと一ヶ月待ちらしいです笑
最新のiPhoneは大手キャリアやAppleストアで簡単に買えますが、実は販売元によって価格が異なるのご存知でしたか?
実はキャリアごとに値段が違うんです。
そうなると、どこで買うのが一番オトクなのか気になりますよね。
そこで本日は最新のiPhone13シリーズを購入するならAppleストア、ドコモ、KDDI、Softbank、楽天モバイルのどこで買うのがお得なのかを解説したいと思います。
実は販売元で異なるiPhoneの価格
もともとiPhoneはSoftbankやdocomoなどの通信キャリアで購入するのが一般的であったこともあり、その流れでキャリアでiPhoneを購入している人も多いかと思います。
実はiPhoneは販売元によって値段が異なります。それも少しではなく結構違います。
販売元 | docomo | au | Softbank | 楽天 | Appleストア |
値段 | 142,560円 | 143,040円 | 144,000円 | 122,800円 | 122,800円 |
一番高いSoftbankとAppleストアを比べるとなんと21,200円も値段が違います。
販売価格こそ違いますが、これらは全て同じ仕様のiPhoneです。
同じものを購入するのに、高いお金を払うなんてバカバカしいですよね。同じものを買うなら絶対に価格の安い楽天かAppleストアを選択すべきです。
しかし、そうも単純な話ではありません。
ここからはキャリアでiPhoneを購入するメリットについて解説をしたいと思います。
ドコモ・au・SoftbankでiPhone13シリーズを購入するメリット
各社の割引を使って安く購入できる
iPhone13シリーズはminiの最小容量のモデルのドコモ版のみ10万円を切っていますが、それ以外は軒並み10万円を超えています。
高いものでは一番高いモデルは24万円と「物売るレベルじゃねえぞ!」と言わんばかりの高さとなっています。
そんな高騰化しているiPhoneですが通信キャリアも端末代が高すぎて売れないことを危惧しており、少しでも負担額が安くなる割引施策を用意しています。
- docomo:いつでもカエドキプログラム
- au:スマホトクするプログラム
- Softbank:トクするサポート+
- 楽天モバイル:iPhoneアップグレードプログラム
ここで重要なのが、果たしてこの割引施策を使うと本当にお得なのかという点です。
各社の広告をや宣伝を見ていると、「半額で買える!」など大々的にアピールしていますが、何もなくiPhoneが半額になるほどうまい話はありません。
ここでいうと、24ヶ月目に端末を返却することが半額に値するのかが非常に重要なポイントになってきます。
ここからは、あくまで机上の空論に過ぎませんが、iPhone13 Pro 128GBをこれらの割引を使って購入するほうがお得なのか、損するのか考えてみたいと思います。
実質負担額の意味は今と昔では異なる
本題に入る前に、大事な話をしておきます。
スマートフォンを購入するときに”本体価格”、”一括購入価格”、”実質負担額”という表記をよく見かけるかと思います。
”本体価格”、”一括購入価格”は読んで字の如くなので、特に難しくないのですが、厄介なのが”実質負担額”です。
この実質負担額ですが、2019年の電気通信事業法の改正(端末購入を条件にした通信料金割引の禁止)で意味合いが変わりました。
ポイントは端末が手元に残るかどうかです。
改正前 | 端末が手元に残る |
改正後(現在) | 端末が手元に残らない |
改正前はまだまだSIMフリーやMVNOもそこまで活発ではなかったこともあり、スマートフォン=3大キャリアで購入というイメージが強かったです。
そのため、「iPhoneを購入する=2年間そのキャリアを使い続ける」ということがバックグラウンドにあり、キャリア2年間の通信料金の収入があることを前提に割引を用意していました。
例えばiPhoneが5万円、月額の通信料が5,000円(=2年間合計12万円)だった場合、キャリアとして2年間で17万円の収入が見込めます。ここに毎月一定額の割引を適用(例:月額-2,000円など)してくれる形となり、この毎月の割引と本体代金の差をとった金額を実質負担額と呼んできました。
改正後はこの通信料金の割引が禁止されました。
そこで登場したのが2年後に端末を返却することを前提とした割引です。こちらのほうが仕組みはシンプルです。
例としては、本体価格が10万円のiPhoneを購入する場合、2年後に5万円で回収することを前提として契約を行い、残りの5万円を2年間で分割して支払っていくイメージです。
そして、大事なのが2年後に本体は返却することを前提とした割引であるため、手元に端末が残らないという点です。
スマートフォンはもはや2年間で使えなくないような代物ではありません。2年間使ったものでも買取専門店やフリマアプリで売却すればそれなりの価格で売却できます。
人気のiPhoneとなれば期待できる売却額も高く、場合によってはキャリアの割引と同じ売却額(もしくはそれ以上)になることもあるでしょう。
そう考えると、実はこの端末を返却することを前提とした割引というのは実は大してお得ではない可能性があるのです。
2年後に端末を返却する場合
それでは本題に入っていきます。各キャリアの割引施策を利用して購入するとお得なのか試算をしてみたと思います。
iPhone13 Pro 128GB(ドコモ版)の価格は142,560円です。
この機種が2年後にいくらで売却できるのか過去のiPhoneの売却額を参考に試算してみたいと思います。
iPhone11 Pro(ドコモ版)は当時の販売価格は115,200円でした。
約2年が経過した現在、2年落ちのiPhone11 Proを売却すると大体どれぐらいになるのか考えてみました。
一番簡単な方法が白ロム買取店で売却する方法です。大手のイオシスさんでは現在同機種の中古買取価格は49,000円〜38,000円とのことです。
2年落ちとなるとバッテリーの劣化や汚れなど多少の劣化があることを想定すると満額での売却は難しい可能性が高いです。
ただし、白ロム買取店よりも高値で売却できる方法としてフリマアプリがあります。
筆者調べでは、現時点で2年落ちのiPhone11 Pro 64GBの相場は状態が良ければ5万〜6万円が妥当かと思います。手数料や送料を鑑みると5万円程度で売却することは難しくないのではと思います。
当時の販売価格に対して5万円は約43%になります。単純にiPhone13 Proも2年後には43%の価格で売却が見込めるとして、各社の割引プログラムと比較した結果がこちらです。
販売元 | docomo | au | Softbank | Appleストア (43%売却)*1 | Appleストア (33%売却)*2 |
実質負担額 | 72,600円 | 77,280円 | 72,000円 | 70,000円 | 82,300円 |
- Appleストアでの販売価格の43%で売却できることを前提とした本体との差額
- Appleストアでの販売価格の33%で売却できることを前提とした本体との差額
仮に2年後に43%の価格を維持していると考えると、Appleストアで購入するのが最も実質負担額が少なくなるという試算結果となります。
ただ、この結果は43%という大胆な予想の上に成り立っており、もしかしたら43%以下となる可能性を含んでいます。
そう考えると、docomoやSoftbankは約72,000円で余程の損傷がない限り、2年後の回収金額を保証してくれるのは魅力的であるとも言えます。
しかも、端末購入と同時に乗り換えをするなら、各社約2万円程度の割引が適用されるためさらに安く済みます。
このように割引施策を利用し、2年後のタイミングで返却する前提であれば、多少本体価格が高かったとしてもキャリア版のiPhoneを購入するのも選択肢としてはアリと言えるでしょう。
2年経たずに返却する場合
2年目で返却する前提であれば、キャリア割引を利用して購入するのも悪い選択ではないことがわかりました。
次に各社の割引で返却が可能な2年未満で返却する場合についてです。
結論から先に言ってしまうと、2年未満で機種変更をするのであれば、キャリアで購入するメリットはないでしょう。
ポイントは2点あります。
ポイント①:Softbankとauは早期に返却しても割引の免除額が変わらない
端末の売却額は、発売から日数が経過するにつれて徐々に値落ちしていきます。
逆を言えば、早期に返却をするというのはその分価値が高い状態(高く売れる状態)となります。
にもかかわらず、Softbankのトクするサポート+とauのスマホトクするプログラムは免除される割引額が2年後に返却したときと変わりません。
そうなると、2年を経たずして2年後を前提とした割引額で回収されると不利になるのは目に見えています。
1〜2ヶ月程度の早期に返却ならそこまで影響は大きくなりませんが、13ヶ月目の返却となると全然お得ではないでしょう。
ドコモのいつでもカエドキプログラムは多少は良心的な設計となっており、早期利用特典として早期に返却をした月以降に機種ごとに設定された割引が特典として付与されるため、他の2社よりはお得になります
ただ、これらの割引施策を利用しているからといって必ず利用しないといけない義務はありません。
機種変更をしたいと思った時点で、買取専門店での買取価格やフリマアプリの相場を確認し、割引免除額よりも高値で売却できる見込みがあるのであれば、割引を利用せずに一括支払いし、普通に売却する方が賢い買い方でしょう。
つまり、2年未満で機種変更をしたい(もしくはする可能性がある)と思うのであれば、その時一番売却額が高くなる方法を選べば良いため、高い端末代で購入することが損になるということです。
ポイント2:買取額はAppleストア版が一番高い
楽天モバイルを除くキャリア版のiPhoneのほうが本体価格が高く設定されていることを冒頭解説しましたが、なんと買取価格はAppleストア版のほうがキャリア版よりも高いです。
以下に有名所の買取店のリンクを貼っておくので、興味ある方はご確認ください。
ポイント①で解説したとおり、早期に返却しても免除額は変わらないため、特にメリットはありません。
しかも本体価格が高いのに買取価格がキャリア版のほうが安いとなると2年を経たずに返却することを考えていているなら、3キャリアでの購入は全く得ではないでしょう。
実は楽天モバイルが一番お得
今まで解説した話をまとめると、ポイントは2つです。
- 2年後の返却であれば各社の割引を効かせたほうが安くなる可能性もある
- 2年未満の返却は全くオトクじゃない
このように2年間しっかり使って返却をするのであれば、多少は高くても3キャリアでのiPhoneを購入する価値はあると言えます。ただ、返すタイミングが数ヶ月でも前後すれば、たちまちお得感はなくなります。
その点をしっかりと理解した上で、3キャリアで購入するのが賢い買い方でしょう。
ただ、こうして3キャリアのiPhoneに焦点を当てて話してきましたが、ここまでの解説を踏まえると楽天モバイルが一番お得に購入できるという点に着地します。
その理由は以下の2つです。
- 端末の返却で実質半額となるiPhoneアップグレードプログラムが存在
- 楽天モバイルのiPhoneはAppleストアと同価格
楽天モバイルには”iPhoneアップグレードプログラム”が用意されており、25ヶ月目に端末を返却(もしくは機種変更)すると、残債である約半額が免除されます。
しかも、24ヶ月よりも前に機種変更したくなったら、上で解説したように一括返済して、自力で売却すればよく、そのときに端末購入価格がAppleストア価格と同じなので、3キャリアのように余分なお金は一切払わなくて済みます。
ただ、楽天モバイルよりもAppleストア版のほうが買取価格が高い傾向にあるという点で、Appleストア版に劣る可能性があることは注意が必要です。
iPhone13シリーズを買うときに損をしないために
各社のiPhoneの価格比較から各キャリアの割引メリット・デメリットについて解説をしました。
これまでの解説をまとめるとポイントは以下です。
- 楽天モバイルでの購入が一番お得
- 自力で売却できるならAppleストア版がおすすめ
- 2年ちょうどでの返却なら各社割引適用(端末返却・MNP)でも悪くない
- 2年未満での返却する可能性があるなら3キャリアは絶対におすすめしない
やはり、価格面でもAppleストアと同じで”iPhoneアップグレードプログラム”が用意されている楽天モバイルは魅力的な選択肢であることは間違いないです。
2年ピッタリのタイミングで返却をするのであれば、3キャリアでの購入も悪い選択ではありません。MNPでの割引を効かせるならなおさらです。
ただ、そうじゃないならただ高いお金を払って同じiPhoneを買っているだけなので、おとなしくAppleストアで買うことをおすすめします。
”シンプルでわかりやすく”と常に言われている携帯業界ですが、相変わらずどこで買うのが賢い選択なのかはとんでもなく分かりづらいですね。
少しでも迷っている方の参考になればと思います。最後に購入リンクをまとめておきます。
最後までご愛読ありがとうございました。
コメント