メルカリを代表とするフリマアプリのおかげで簡単にモノを売り買いできるようになって本当に便利な世の中になりました。
私もメルカリ・ラクマのヘビーユーザーで出品、購入どちらでも大変お世話になっています。
一歩で事業者が間に入るとはいえ個人間のやり取りであるため、不安を感じてフリマアプリを使わない人も多いかと思います。
実は先日不良品を掴むトラブルに遭ってしまったのですが事務局のおかげでなんとかなったので本日はメルカリでトラブルに遭ったときの話をしたいと思います。
メルカリ・ラクマでトラブルに遭って対応に困っている方、フリマアプリが不安で使っていなかった方の参考に慣ればと思います。
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メルカリで遭ったトラブルにあった話
私が遭遇したトラブル
先日メルカリでとあるメーカーのドッキングステーションを購入しました。
購入価格は26,000円なので割と高額な買い物でした。
メルカリで購入し、出品者から商品が送られてきて早速接続をすると本来はMacと接続すると点灯するはずのLEDランプが点灯していないことに気づきました。
LEDランプは点灯していないのですが、ディスプレイやSDカード、その他のUSBポートは正しく動作しており症状としては”正面のLEDランプが点灯しない”という状況でした。
すぐに商品の説明欄を見返しましたが、LEDランプに関する文言は一切なく、この時点では不具合を掴まされたと思いました。
LEDランプが点かないだけで本来の動作には問題がなかったので、そのまま受取評価をしても良かったのですが、この商品が不要になり、次は私がフリマアプリに出品する際にこのLEDの故障が買取価格に影響するため面倒ですが出品者に確認することにしました。
出品者とは取引ページにてコミュニケーションが取れるので、こちらの状況をそのままお伝えし、”発送前まではLEDが正しく動作していたか”を確認しました。
出品者からの回答は”LEDランプは正しく動作をしていた”とのことでした。
この時点で可能性は３つでした。
- 商品の発送中に故障した（運送会社の責任）
- 自分の環境ではLEDランプは点灯しない（商品自体の相性）
- 出品者が嘘をついている（出品者の責任）
②については、私の環境がM2プロセッサーを搭載したMacBook Airで最新モデルであったこともあり、この問題発覚後すぐにメーカーに問い合わせをしました。
結果は”M2 MacBook AirでもLEDランプは点灯する”とのことでしたので、②の可能性は早々に消えました。
③についてはまだ可能性が残っていますが、手元にない状態で発送前までは正しく動いてことを示すのは悪魔の証明に近いので、無理だろうなと諦めていました。
となると疑うべきは①です。
正直なところ、この時点はとても嫌な予感がしていました。
なぜなら出品者の言うように発送時点ではLEDランプは正しく動作していたとするならば、配送中や到着時に何らかの問題があった、もしくは偶発的に壊れたとしか考えられません。
ちなみに配送は写真のように厳重とは言えないまでも、緩衝材で包まれており最低限の梱包はされていたと思います。
私は受け取った商品の一部が正常に動作をしなかった、出品者は正常に動作する商品を送った、梱包に問題があったとは決めつけがたい、こうした状況を踏まえるとどこに原因があるかは判断できず泥沼化すると思ったからです。
メルカリ事務局へ相談
幸い出品者が利用していたのが”らくらくメルカリ便”というメルカリが用意した配送方法であったため、まずは本件をメルカリ事務局に相談し、事務局判断を仰ぐことにしました。
お問い合わせ項目を進んでいくと”商品に不備・破損がある”という項目があるためこちらに必要な情報を記入しました。
すると問い合わせをした翌日に事務局から返信がありました。
事務局から返ってきたのは、「LEDランプが点灯しない状況であっても正常に商品としてご使用可能であるとのことでお間違いございませんでしょうか」という確認でした。
意外でした。
もっと梱包の状況は私自身の環境など原因を探るために根掘り葉掘り聞かれるのかと思ったのですが、動作状況を確認するだけで素っ気無い感じがしたからです。
状況について回答すると、また１日空けて事務局から返信がありました。
「Macと正しく接続が完了しており、正常に動作が行えるかMac本体から再度ご確認いただけますでしょうか」という念押しの確認でした。
再起動で直るのはよくあることなので今一度再起動、再接続し確認し事象が変わっていないことを回答しました。
LED以外は正しく動作することを２回も聞いてくるので、”問題なし”で押し通されるのかと少しビビっていました。
ただ、この状態で出品者に返送して取引キャンセルとなっても出品者からしても商品が壊れただけで不運極まりないです。
そう考えると、事務局が次にどんな回答をしてくれるかドキドキしながら待つこと１日。回答が来ました。
事務局からの提案は補償金5,200円での取引完了でした。
「やはり、そうきたか」と思いました。
LED以外の動作が問題ないことの確認は補償金の金額算出のためで、こうした原因究明が難しいトラブルに慣れている事務局は最初から落とし所を探っていたのかと納得しました。
商品価格が26,000円だったので5,200円は2割にあたります。LEDのみの故障なので2割という算出だろうとは思いましたが、ちょっと不服だったので算出根拠を聞いてみることにしました。
ある程度のマニュアルはあれど、最後は人間の感覚で判断せざるを得ないと思ったので、どんな回答があるか楽しみだったというのが本音です。
ついでに、わかっているのはLEDランプ故障のみですが、それ以外にも100%正常とは言い切れないのでその不安も追い打ちで伝えてみました。
やはり対応方針は開示できないとのことですが、想いが伝わったのか金額が20%の5,200円から50％の13,000円に増額されました。
正直自分でもどこが正解のラインかの判断すらできませんが、ドッキングステーションとしてはちゃんと動作しているので半額補填の提案を受けることでこの取引は完了することにしました。
いや〜。言ってみるもんですね。笑
一方で、この補償の提案を受けてメルカリ側はかなりリスクのあることをしているんだと心配にすらなりました。
なぜなら、今回はLEDのみの故障でしたが他のポートも動かないものがあり大半が故障していると私が申告することも可能でした。
メルカリ事務局が私の端末の動作を確認できればいいですがチャットでのコミュニケーションではそれも難しく、言ってみれば「言ったもん勝ち」の状況です。
悪意のある購入者が不当に取引を終わらせるような問題もあるんだろうなと勝手に心配をしてしまいました。
無論そんなのは繰り返すとすぐにバレますが、新規アカウントでやられてしまうと追いきれないなと思ったり・・・。
メルカリでのトラブルから得られた教訓
このトラブルに遭ったときは、出口の見えないめんどくさいトラブルに巻き込まれてとてもナイーブになっていましたが、最終的には事務局が補償してくれる形で事なきを得ました。
こうしたトラブルの際にフリマアプリを経由していてよかったと痛感しました。
（今回は普通に出品されているものを購入しましたが）例えば、SNS上で売買をする際に商品到着後に代金を振り込むような取引の場合、今回のような事象に遭ってしまったらどちらかが泣き寝入りするしか有りません。
確かに手数料という割高要素はありますが、安心のための保険と考えれば安いもんです。
他には、今回の取引は出品者の方が”らくらくメルカリ便”を使っていたのもスムーズに解決できた一因だと思います。
そしてこの記事を読んでいただいている方に、これだけは覚えていてほしいのがこちらです。
”動作確認が終わるまで絶対に受取評価をしない”ことです。
メルカリのWEBサイトの注意事項には赤字で「受取評価をしないように」と記載されています。
受取評価をしてしまうと事務局が間に入って動いてくれません。もちろん今回のような補償もしてくれません。
動作確認が終わるまでは受取評価は絶対にしてはいけません。
最後までご愛読ありがとうございました。
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