私はガジェット好きで毎月沢山のガジェットを買っている一方で、使わなくなったガジェットはラクマやメルカリなどのフリマアプリで売却しています。
フリマアプリが登場したのは2013年7月のメルカリのリリースとのことなので早10年が経ちました。
そんな中、ついに8月からラクマの手数料改定が実施されました。これまで6.6%(税込)だったものが4.5〜10%(税込)となり一見安くなったように見えますが、中身を見るとほとんどの人にとって改悪なのではないでしょうか。
そこで本日は手数料が改悪したラクマを引き続き使い続ける意味はあるのか、ラクマ以外のフリマアプリはどうなのかをお話できればと思います。
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ラクマの手数料改定について
まずは簡単にラクマの手数料改定について触れておきたいと思います。
改定前 | 改定後(8月1日〜) |
---|---|
販売した商品価格の6.6%(税込) | 販売した商品価格の4.5〜10%(税込) |
2023年8月以降のラクマの販売手数料は4.5〜10%です。これまでの一律の料率から幅を持たせる形となりました。
気になるのはその料率の算出方法です。
販売手数料 | 合計販売回数 かつ 合計販売金額 |
---|---|
10% | - |
9% | 4回以上 かつ ¥5,000以上 |
8% | 6回以上 かつ ¥10,000以上 |
7% | 8回以上 かつ ¥30,000以上 |
6% | 10回以上 かつ ¥50,000以上 |
4.50% | 10回以上 かつ ¥100,000以上 |
前月26日〜当月25日内の「合計販売回数」と「合計販売金額」に応じて、当月26日に翌月の販売手数料が確定します。
ラクマを初めて使う人や前月の判定期間中の利用が少ない人は手数料が10%(メルカリと同じ)となります。
メルカリよりも安い料率(9%以下)にしたいなら1ヶ月の間に4回以上 かつ ¥5,000以上の販売が必要となります。
個人的に金額はあまり障壁ではないのですが、厄介なのが回数です。月4回となると週1回ペースで販売する必要があります。
ある程度使ったことがある人ならわかると思いますが、金額の大小に関わらず、フリマでの取引は面倒くさいです。
その上、毎月4個も出品するものがある人は結構限られるのではないでしょうか。
これまでの6.6%よりも安くするなら10回以上 かつ ¥50,000以上の販売が必要です。
3日に1回は販売している状況で、副業でせどりをやっている人や業者などしか達成できないラインなのではないでしょうか。
最安の4.5%は10回以上 かつ ¥100,000以上となり、個人ではまず不可能でしょう。
この料率設定について私は”ラクマは個人を見切った”と受け取ってしまいました。
ラクマ以外のフリマアプリは?
次にラクマ以外のフリマアプリをみておきましょう。
サービス名 | ラクマ | メルカリ | PayPayフリマ | ヤフオク! |
---|---|---|---|---|
販売手数料 | 4.5〜10% | 10% | 5% | 10% Yプレ登録時8.64% |
特徴 | メルカリに次ぐユーザー規模 楽天ポイント/キャッシュが貯まる・使える | 国内最大数のユーザー数 | 最安の販売手数料 | 老舗のネットオークション 出品者や落札者ともにマニアが多い |
ラクマの手数料改定された今、販売手数料で頭一つ抜けているのがPayPayフリマの5%です。
例えばiPhone13 Pro(相場11万円)をフリマで売却する場合、ラクマやメルカリでは11,000円の手数料ですが、PayPayフリマでは5,500円となります。
実際に入ってくる金額は手数料が引かれた金額なので、販売手数料の違いから5,500円も変わってきます。
最近、20万円以上するハイエンドスマートフォンを売却しましたが、ラクマ(10%の場合)かPayPayフリマかで1万円以上変わってきます。
ただ、手数料が安いから一概にPayPayフリマがオススメかというそうでもありません。
なぜならフリマアプリでは欲しいと思ってくれる人が見てくれて、実際に購入してもらう必要があります。
どれだけ多くの人にリーチできるか次第で売れるかどうかに関わってくるのです。そのため、アプリのユーザー数が非常に重要な要素となります。
ラクマ | 約1,115万人 |
メルカリ | 約2,000万人 |
PayPayフリマ | 約500万人 |
ヤフオク! | 約1,700万人 |
ユーザー数の観点ではメルカリが頭一つ抜けています。
- 最も多くの人に見てもらえる
- 出品者はメルカリで出品する
- メルカリの出品数が増える
- 購入者は欲しい物に出会える
- 購入される
- ユーザーが増える
フリマアプリは出品者と購入者の間の売買の数が命であるため、上のサイクルが絶え間なく回り続けるからこそ、販売手数料10%と高いメルカリでもずっとユーザー数が多いままなのです。
実際に手元のスマートフォンでPayPayフリマとメルカリで同じ商品を検索してみてください。商品数の違いにすぐに気づくでしょう。
欲しい物がなければそのサービスは使われません。
これが販売手数料が高いメルカリが未だに人気No.1のフリマアプリであり続けられる理由なのです。
もちろんユーザーインターフェースや管理体制、発送方法などの充実度の違いもありますがマクロな視点でメルカリが人気な理由はこうしたサイクルが回っているからなのです。
ラクマを使い続ける意味はあるのか
出品者目線では手数料は高いものの、圧倒的なユーザー数から売れやすいという観点でメルカリを使う理由は一定あると思います。
また、フリマアプリを使う最大の目的は売却してもお金を得ることなので、手数料の安いPayPayフリマを使う意味は大いにあるでしょう。(売れるまでに時間がかかるor売れないという問題はありますが)
このように考えるとラクマの手数料がメルカリと同じ10%にならざるをえない個人はラクマを使う意味はほとんどないでしょう。
現に私は8月以降はラクマでの出品は一切しなくなり、全てPayPayフリマで販売するようにしています。
一方で、年間何十点の商品を販売する業者は手数料が安いため、ラクマを使う傾向が強まると想定されます。
出品者目線でラクマを使う理由は無いのですが、購入者目線ならある特定の条件はラクマを使う理由があります。
それが、不定期で配信されるクーポンです。
ラクマでは不定期で3% or 5%のクーポンが配信されます。メルカリやPayPayフリマでも同じようなクーポンは存在するのですがラクマの強い点は割引上限がない点です。
10万円の商品を購入するときに5%クーポンがあれば5,000円もお得に購入することができます。
このクーポンがある限りはラクマで購入することも考えてよいと思っています。
また、私がこれまでラクマを愛用してきたもう一つの理由がLINE Payのクーポンです。
こちらも上限なしでなんと2%割引を受けることができます。併用すると約7%の割引を受けることができます。この割引がかなりアツかったです。
ただ、このクーポンが今後も存在するかは懐疑的です。
なぜなら、ここまで解説した通りで手数料が優遇されない個人出品者はメルカリやPayPayフリマに流れ、ラクマに残るのは毎月大量の商品を販売することで安い手数料率(6%や4.5%など)を手に入れている業者の商品となります。
フリマアプリは手数料ビジネスです。
6%や4.5%などの安い手数料で販売されている商品に3%や5%のクーポンを配布すると手数料収入がなくむしろ赤字となります。
楽天グループ全体の状況やフリマアプリの成熟度を見る限り、莫大の販促費を投じてユーザーを獲得するフェーズはとっくに終わっています。
確実に手数料で儲けを出すならこれまで配布していたクーポンは確実に減っていくでしょう。
もしかしたら、明日にでも5%クーポンは終わってしまうかもしれません。ゲットしている方は最後のチャンスと思いながらラクマで購入するのがいいと思います。
結論 ラクマで出品するメリットはなくなった
手数料改定したラクマを使い続ける意味があるのか私の所感をお届けしました。
私の結論はこちらです。
- 出品者なら使う意味なし
- 購入者ならクーポンを活用するならアリ
これから不要になったガジェットは相場よりも安い価格でPayPayフリマで売却していくのでぜひPayPayフリマをチェックしてください。
ラクマ | QRa4F |
メルカリ | slZ006 |
PayPayフリマ | 5NKCZK |
楽天ラクマ-フリマアプリ
Rakuten Group, Inc.無料posted withアプリーチ
フリマアプリはメルカリ – メルペイのスマホ決済でもっとお得
Mercari, Inc.無料posted withアプリーチ
PayPayフリマ
Yahoo Japan Corp.無料posted withアプリーチ
最後までご愛読ありがとうございました。
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