充電器はかなり高速化・小型化しており安く購入できる製品もたくさん出てきました。
充電器で人気なのが、コストパフォーマンス優れた製品を数多く世に出しているAnker製品です。
本日はUSB PD規格のPPSに対応したAnker PowerPort III 65W Podをご紹介したいと思います。
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Anker PowerPort III 65W Podの特徴
Anker PowerPort III 65W Podの特徴をご紹介します。
- 最大65Wの高出力
- 折りたたみ式プラグでコンパクト
- USB Power DeliveryのオプションであるPPS規格対応
コンパクトながらMacBookも充電可能な高出力対応の充電器です。
他の充電器にはないAnker PowerPort III 65W Podの魅力の1つがUSB-PD規格のオプションであるPPSに対応している点です。
PPSはそこまで普及したものではないのですが、あるブランドのスマートフォンはこのオプションに対応しています。
それがGalaxyです。
最新機種であるGalaxy S21シリーズは最大25W(Galaxy Note10+は45W)の超急速充電に対応していますが、この最大出力を出そうとした場合、PPS対応の充電器である必要があります。
Anker PowerPort III 65W PodならGalaxyを超急速充電することができるというわけです。
Anker PowerPort III 65W Podの外観・付属品
白基調のコンパクトな筐体
Anker PowerPort III 65W Podがこちらです。
本体は白を基調としたシンプルなデザインです。
光沢のあるプラスチック素材となっており、良くも悪くも良く見る充電器です。
付属品は説明書のみなので、USBケーブルは付属していません。自分で用意する必要があります。
折りたたみ式のプラグで持ち運び便利
Anker PowerPort III 65W Podは折りたたみ式のプラグを採用しており、使わないときは折りたたむことでコンパクトに持ち運ぶことができます。
- サイズ:約66 × 29 × 45 mm
- 重さ:約121g
65Wという高出力でありながら、サイズは比較的コンパクトです。
最近の都連である窒化ガリウムは非搭載ながらここまでコンパクトな筐体に仕上げている点はさすがAnkerと言うべきでしょう。
Galaxy純正充電器Trave Adapter(45W)と比較した写真がこちらです。
実はサイズ感はそこまで変わらず、65Wと高出力かつプラグが収納できるので可搬性は高いです。
長方形型でコンセントの邪魔にならない
Anker PowerPort III 65W Podのサイズ感のポイントは長方形で細長くなっている点です。
コンセントに刺した時に隣のコンセントを邪魔する可能性が低いです。
高出力な充電器は隣のコンセントに干渉することが多々ありますが、こちらはその心配がありません。
ポート数はUSB Type-C×1ポート
側面にはUSB Type-Cポートが1つ搭載されています。
こちらのタイプCポートはAnker独自技術PowerIQ 3.0 (Gen2)に対応しています。
PowerIQ 3.0 (Gen2)を一言で言うと、スマートフォンの充電規格の全部を入れ込んだAnkerの独自規格です。
このPowerIQ 3.0 (Gen2)で重要なのが、一般的なスマートフォンの急速充電で使われるQuick Charge3.0と18W超の充電で使われるUSB-PDの両方に対応していると言う点です。
そのため、基本的にどのスマートフォンでも18Wでの充電ができますし、対応機種であればそれ以上速さでの急速充電が可能です。
そしてもう1つのポイントがUSB-PDのオプションであるPPS(Programmable Power Supply)対応です。
充電する機器とされる機器がお互いに最適な電力で充電するためのリストを持ち、無駄がなく、かつ高速な充電をするための仕組み
PPS対応の機器と、充電器、そしてUSB-PDに対応したケーブルがあれば高速かつ安全な充電ができると考えてもらって結構です。
GalaxyシリーズはこのPPSに対応しているため18W越えの超急速充電が可能
Anker PowerPort III 65W Podの充電性能
Galaxy S21 Ultraでの充電性能
それではAnker PowerPort III 65W Podで25W出力に対応したGalaxy S21 Ultraで試してみたいと思います。
充電速度は『8.8V×2.82A=24.816W』となりUSB-PD規格の25W充電(Galaxyでいうところの超急速充電)で充電できていることが確認できます。
ちなみに規格上は15.0V x 3.0A = 45.0W充電も可能なため、Galaxy Note10+やGalaxy TabS7はさらに早い45Wでの充電が可能です。
実際に充電してみると30W程度で頭打ちになるような報告もあるので注意が必要です。とはいえ30Wでも十分高速なので使う価値はあると思います。
今回GalaxyはPPSに対応しているため25Wの超高速充電ができましたが、他のメーカーの機種の場合、ほとんどがQuick Charge3.0の18W充電となるかと思います。
Anker PowerPort III 65W Podは65W出力に対応しているからと言って、これらのメーカーの最大出力で充電はできない点はご注意ください。
MacBook Pro 13インチでの充電性能
次はMacBook Pro 13インチで充電性能を検証してみます。
充電速度は『19.3V×2.92A=56.356W』となりこちらもMacBookを充電するために必要な充電速度はしっかりと出ていることがわかります。
60WなのでMacBook Pro 16インチで使うなら少し出力が足りませんが、充電することは可能です。
MacBook以外にもUSB-Type-Cポートによる充電に対応したノートパソコンなら基本的にはUSB-PD規格となるためAnker PowerPort III 65W Podで充電することができます。
Anker PowerPort III 65W Podのレビュー まとめ
Anker PowerPort III 65W Podのレビューをお届けしました。
使ってみた率直な感想としてはもっと早く購入すれば良かったと思いました。
それはシンプルにコンパクトなのにパワフルで2990円と安いからです。
Anker PowerPort III 65W Podのおかげで、Galaxyを超高速充電できますし、MacBookなどのノートパソコンも同じ充電器で充電ができるようになりコンセント周りをシンプルですっきりさせることができました。
iPhoneやXperia,Pixelなどの充電器としてもオススメですが、一番オススメしたいのはやはり超急速充電が利用できるGalaxyユーザーです。
純正充電器もいいですが、値段を抑えたい方やノートパソコンもすでにタイプC端子のものを使っているのであれば間違いなくAnker PowerPort III 65W Podがオススメです。
最後までご愛読ありがとうございました。
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