Galaxy S20はGalaxyの2020年のフラッグシップモデルです。
Galaxy S20/S21/S21 Ultraの3ラインナップ構成となっており、最も安価で入手しやすいモデルとなっています。
私はドコモ版を購入しました。そこで本日はGalaxy S20を実際に使ってわかった良い点・イマイチな点を正直に実機レビューしたいと思います。
Galaxy S20 5Gの注目ポイント
こちらがGalaxy S20の注目ポイントです。
Galaxy S20の注目ポイント
- 5G対応
- 120Hzリフレッシュレート対応
- 最大6400万画素のトリプルカメラ
- 12GBの大容量メモリ搭載
Galaxy S20はGalaxyのハイエンドモデルにふさわしいスペックが凝縮されたモデルとなっています。
SoCは最新のSnapdragon865を搭載し、ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応、カメラも大幅に強化され、5Gにも対応しています。
スペックが高い分価格が少し高くなっていますが、docomoであればahamoと同時契約でかなり安く契約することができます。
Galaxy S20はクリアケースにAKGのイヤホンが付属
Galaxy S20の化粧箱と付属品
今回購入したのはドコモ版のGalaxy S20 5Gのカラーは”コスミックグレー”です。
Galaxy S20 5Gから新たに採用されたカラーで前作のオーロラーカラーも好印象でしたが、こちらは全く路線の違う大人な雰囲気を醸し出すシックなカラーリングです。
Galaxy S20 5Gの付属品はなかなか豪華です。両端がUSB Type-CのケーブルにType-C端子のAKGイヤホンとクリアケースです。
特にAKGのイヤホンはGalaxy S20ではイヤホンジャックがなくなったこともあり、どうなるかと思いましたが、しっかりとType-C端子に変更して同梱されていました。
付属のケースはTPU素材へ変更
Galaxyシリーズはクリアケースが付属しています。
Galaxy S20でもクリアケースが同梱されていますが、ケースの素材がTPU素材へ変更されています。
TPU素材なので材質はとても柔らかく、適度な摩擦感、グリップ感があり非常に好感触です。
ケース自体の透明度も高いのでGalaxy S20のデザインを堪能したい人にはもってこいのケースとなっています。
特にAndroid10のジェスチャナビゲーションは画面の縁からスワイプする必要があるため、少しだけ使いづらいと感じる方もいるかもしれません。
Galaxy S20はデザインを大幅刷新
Galaxy S20の背面デザイン
Galaxy S20 5Gはカメラ周りのデザインが一新しており、前作の横配列よりも好印象です。
ただ、iphone 11やPixel4、P40 Proなどほとんどのスマートフォンメーカーのカメラがこの配置を採用しており、背面デザインだけを見るとどのメーカーかすぐにはわからなくなってしまいました。
Googleは『あらゆるセンサーの配置の良さを発揮するためにはとこのデザインになった』と公言しているあたりから、カメラ性能を発揮するには理にかなったデザインなのかもしれません。
Galaxy S10比較するとカメラデザインの違いは一目瞭然です。
背面はGalaxy S10と同様にガラス仕上げとなっておりめちゃくちゃ滑りやすいです。
裸で使っているとポケットから出すときにかなり注意しないと、すぐに落としてしまいそうなレベルでつるつるしています。
背面にはdocomo 5Gのロゴが中央に入っています。
Galaxy S20のカメラデザイン
Galaxy S20のカメラは割と厚みがあります。前作でも少しだけ厚みがありましたが、今回は片側に寄せたデザインと相まって、机に置くと結構ガタつきます。
ちなみに私はガタツキ防止たのめにも、Galaxy純正カバーの”Smart LED View Cover”を使っています。
”Smart LED View Cover”は純正カバーらしく質感が高く、カメラもしっかりと保護できるためおすすめのケースです。
Galaxy S20のボタン・端子周り
Galaxy S8から全く支持されていなかったBixbyボタンがようやくなくなりました。それに伴い、ボリュームキーも右側に移動し、左側面はボタンがなくシンプルになりました。
Bixbyボタンがなくなってはじめは嬉しいと思っていたのですが、BixbyはS10のアップデートで別アプリのショートカットとして使えていたので、いざBixbyボタンがなくなってみると、物理ボタンが一つ減ってしいちょっぴり不便になりました。
Galaxy S20のパンチホール
Galaxy S20 5Gのパンチホールは真ん中へ移動しました。サイズはとても小さく、使っていても全く気になりません。
P30 Proのノッチと比較するとその小ささがよく分かるね!
Galaxy S20は120Hzリフレッシュ対応の有機EL
Galaxy S20のディスプレイ性能
Galaxyと言えば、発色が強めな写真映えするディスプレイに定評があります。前作のGalaxy S10と比べて格段に良くなったというわけではありませんが、前作に続いて相変わらず優秀なディスプレイです。
特に料理は優秀で、AI強めなカメラも相まって、実物よりも美味しそうに撮れます。
Galaxy S20は120Hzリフレッシュレート対応
Galaxy S20のディスプレイが前作と決定的に違う点が120Hz表示に対応している点です。
120Hzは噂に聞いていた通りで、従来の60Hzと比較して段違いの滑らかさです。2週間近く120Hzを使っていましたが、たまに60Hzのディスプレイを使うとカクカク過ぎて気持ち悪く感じてしまうほどでした。
120Hz表示はWQHD+解像度では利用できないため、FHD+を使うことになりますが、正直FHD+も十分すぎるレベルで綺麗なので違いはわかりません。
ただ、電池持ちは悪化するから気を付けてね・・
Snapdragn865×12GB RAMで余裕の快適動作
Galaxy S20 5Gは最新のSoCであるSnapdragn865を採用しており、対前モデル比で25%の性能アップと言われています。
実際に使ってみた感想としては、120Hzディスプレイも相まって、動作が非常に滑らか、かつ軽快でサクサク動きます。
Galaxy S10はAndroid10アップデートで動作がもたつくようになりAndroid10自体に少し不安要素がありましたが、その心配は皆無でした。
Galaxy S20 5Gのメモリ12GBは快適以外の何物でもなく、数日間メモリ開放しなくても常に3~4GB近く空きメモリがある状況なので、動作が重くなるような挙動は全く無く至極快適です。
Galaxy S20のカメラは大幅強化!シングルテイクが楽しい!
Galaxy S20のカメラ作例
Galaxy S20 5GはGalaxy S10に引き続きトリプルレンズカメラを採用しており、画素数が最大で6400万画素と大幅強化されています。
6400万画素を活かして、後からトリミングしても劣化の少ない写真として切り出すことができます。
同じ構図で通常モードと6400万画素の高解像度モードで撮影した画像の一部をトリミングしたものを比較した結果がこちらです。
6400万画素で撮影した写真からトリミングした画像は葉っぱの細部までしっかりと表現できているのがわかるかと思います。
6400万画素の使い方として、高解像で撮影しておき、あとからトリミングという使い方も十分有用性があると感じました。
ただし、ファイルサイズは大きく、通常モードで撮影したものよりも5倍近いファイルサイズとなるため、使う場所を選んで撮影するようにしたいです。
Galaxy S20のカメラは少し暖色よりの補正が加わり、美味しそうな写真を撮ることができます。
Galaxy S20ではGalaxy特有の彩度の高いビビッドな写真が撮れます。映えるという意味では良いですが、少し現実離れしている印象です。
ナイトモードは少し繊細さに欠けるものの、肉眼よりも明るく色味も忠実な写真を撮ることができます。
ナイトモードは超広角レンズでも利用できます。
Galaxy S20のシングルテイク
Galaxy S20 5Gのカメラの注目の機能の1つが『シングルテイク』という、短めのワンショットで様々なエフェクトを自動でかけていい感じの写真を作ってくれる機能です。
シングルテイクでは10秒間程度の動画を撮影すると、10種類ぐらいの写真や動画を(アニメーション)を自動で作ってくれます。
動きのある被写体を撮影すると、様々なアングルの写真を生成してくれるので、子供と一緒に遊んでいるときや、スポーツなどのシーンで大活躍してくれます。
Galaxy S20の動画の手ブレ補正
Galaxy S20 5Gには強力な手ブレ補正(Super Steady mode)が搭載されており、手持ちで動画を撮影しても、全くぶれない動画を撮影できます。
Galaxy S20の手ブレ補正がヤバすぎる‼️
— たくパパ👨👨👦&ガジェタクの中の人📱 (@Gadget_Simitaku) April 11, 2020
これスマホ片手に子供と並走してるんだけど、全くぶれてない‼️
ジンバルとどうレベルだよマジで‼️
ちっちゃな子供がいる人にはGalaxyオススメ😆#GalaxyS20 #supersteady pic.twitter.com/Nu9m9mPQl3
Galaxy S20は電池容量大幅増加するも電池持ちはいまいち
Galaxy S20の電池持ち
Galaxy S20 5Gはバッテリー容量が前作の3300mAhから4000mAhと2割近く増加しており、電池持ちの改善が期待されていました。
結果としては、120Hzを有効にしていることも相まって、期待したほど電池持ちは良くなってはいませんでした。
夜間に満充電して、メールの確認、SNS、WEBブラウジングなどそれなりに使った結果、0時の時点で残り40%と1日は余裕で持ちますが、2日は正直厳しいと感じました。
120Hzをオフにすると、2割程度電池持ちが改善するため、使い方次第では2日持つかもしれません。
Galaxy S20の動画再生可能時間
100%充電から1時間半YoutubeのフルHD動画を再生したところ、バッテリー残量は87%でした。(#120Hz無効かつFHD+解像度で検証)
単純計算で11.5時間は動画の連続再生ができるという結果となりました。
普段使いはそこまで電池持ちが良くなかったですが、単純な動画再生であればそれなりに電池持ちは良さそうです。
Galaxy S20の指紋認証
気になる指紋認証ですが、Galaxy S10と比べてロック解除までの速度は確かに早くなりました。他社の指紋認証に比べ少し時間がかかっていましたが、ようやく他社と同レベルもしくは少しだけ遅い程度まで改善したという印象です。
ただ、精度については相変わらずイマイチで指紋を登録した後の数日間は良いのですが、一度認証に失敗しだすと、それ以降はほとんど認証に失敗し、指紋の登録し直しとなります。
Galaxy S10から好印象だった顔認証はGalaxy S20 5Gでも認証速度、精度ともに高く、とても快適に使うことができます。
ただし、マスクが必要なこの状況では指紋認証の精度が高いほうが使い勝手が良いかもしれませんね。
Galaxy S20の実機レビューまとめ 電池持ちや指紋認証はいまいちだけどバランスは取れた機種
Galaxy S20 5Gを2週間メイン機としてガッツリ使ってみたレビューをお届けしました。
デザインの変更からカメラの大幅強化、ディスプレイ強化など確実に前作から進化しており、Galaxy S10からの乗り換えでも十分その進化を実感できるかと思います。
電池持ち、指紋認証には課題があるものの、全体的なバランスは非常に良く、10万円超えの端末価格も本体スペックと得られる体験を考えると納得のできる良機種でした。
今回はこのご時世ということもあり、まだ5Gの高速通信を体験できていませんが、今後5Gの特性を活かしたよりリッチな楽しみ方が増えてくると、ハイエンドモデルの割高感も少しづつ和らいでくるかと思います。
5Gが全く普及してない現状を考えると、値下がりしてきたGalaxy S10も狙い目かもしれませんね。
最後までご愛読ありがとうございました。Galaxy S20 5Gを2週間メイン端末として使ってみたレビューをお届けします。デザインの刷新により、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気に、付属品は豪華でAKGイヤホンはType-Cへ変更、カメラも大幅強化で6400万画素は後からトリミングしても劣化なし、電池持ちは期待外れですが、全体的にバランスのとれた良機種です
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