Galaxy Unpacked 2020でGalaxy Note20シリーズと同時に発表されたのがハイエンドタブレット『Galaxy Tab S7/S7+』です。
iPad一択となってしまったハイエンドタブレット市場で唯一戦えると言ったも過言ではないAndroidタブレットです。
日本未発売であるGalaxy Tab S7を巷で有名なスマホバイヤーであるは有名なまめこモバイル(@Mameko_Mobile)さんから購入しました。
そこで本日は『Galaxy Tabl S7』の実機レビューをお届けしたいと思います。
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Galaxy Tab S7の注目ポイント
Galaxy Tab S7の注目ポイント
- Andoroidハイエンドタブレット
- 120Hzリフレッシュレート対応
- クアッドスピーカー
- 45W超急速充電
- Spen標準装備
Galaxy Tab S7は今では珍しいゴリゴリのハイエンドタブレットです。
最新のCPUであるSnapgragon865+を採用し、120Hz対応のディスプレイ、クアッドスピーカー、45Wの超急速充電など魅力的な機能が盛り沢山となっております。
Galaxy Tab S7とS7+の一番の違いはディスプレイサイズと指紋認証の方式です。
Galaxy Tab S7+はディスプレイ埋め込み型の指紋認証を採用しています。
Galaxy Tab S7はハイエンドタブレットらしい高級感のある筐体
Galaxy Tab S7の外観デザイン
こちらはGalaxy Tab S7の背面です。
金属系の材質で覆われており、冬場はひんやりとした無機質な感じがとてもカッコイイです。
触り心地はさらさらでマットな質感ですが、それなりに指紋がつきやすいので触りすぎには注意が必要です。
Galaxy Tab S7の厚さはたったの6.3mmとかなり薄型のタブレットとなっています。
Galaxy S20 5Gと比較してもGalaxy Tab S7の方がわずかに薄いです。
この薄さに角ばったデザインが相まって、第一印象はまさに高級な『板』です。
側面も金属素材があしらわれており、ヘアライン加工が施されています。
サイドフレームだけをとっても、かなり高級感があります。
Galaxy Tab S7のボタン・端子周り
少しわかりにくいですが、右側のボタンが指紋センサー内臓の物理ボタンとなっています。
上位モデルであるGalaxy Tab S7はディスプレイ埋め込み型ですが、こちらは昔からあるボタン式です。
認証速度、精度は特に不満もなく使えるレベルです。
ただ、使い勝手のパートでも後述しますが正直Galaxy Tab S7の指紋センサーはほとんど使うことがなく、基本は顔認証なのでディスプレイ内蔵でもどちらでもいいというのが正直な感想です。
Galaxy Tab S7はSペンが付属
なんとGalaxy Tab S7シリーズは本体を購入するとSペンが付属してきます。
Galaxy Noteを考えると当たり前ですが、Apple PencilやSurface Penを考えるとかなり良心的です。
また、こちらのSペンは取ってつけたようなものではなく、Galaxy Noteシリーズで培ったスタイラスペンの技術を余すことなく盛り込まれています。
Galaxy Tab S7のSペンはGalaxy Note20 Ultraと同様に7ms低レイテンシを実現しています。
背面のカメラ下にある黒い領域ではGalaxy Tab S7に付属するSペンの充電ができます。
こんな感じでSペンを置くと磁石でピタッとくっつきワイヤレスで充電することができます。
磁石でしっかりとくっついているため、簡単にはSペンは落ちませんが、さすがにこの状態で持ち歩くのはなにかに当たった時に落ちしまう可能性大です。
Galaxy Tab S7は純正カバーでもっと使いやすく
私はサムスン純正のキーボードカバーを使用しており、こちらを使えばSペンをケースがすっぽりと覆ってくれるためうっかり無くしてしまう心配もなく気軽に持ち運ぶことができます。
このようなSペンが収納できるケースは純正ケース意外にもサードパーティ製品が多数発売されています。
対抗であるipad proでApple Pencilをどうやっても収納すればよいのかと言う悩みをよく聞きます。
ケースで完全に覆って持ち運ぶことができる点は(デザインの話はおいといて)Galaxy Tab S7が明確に優れている点だと思います。
ちなみにこちらの純正ケースは角度調整ができるスタンド機能も有しておりかなり機能的です。
Galaxy Tab S7のカメラデザイン
Galaxy Tab S7は背面にデュアルカメラ(標準レンズ+超広角レンズ)を搭載しています。
カメラ性能はそれなりに良いものを搭載していますが、気にあるのがカメラの出っ張りです。
見て分かる通り、カメラレンズが出っ張っておりそのまま机に置くとちょっとだけガタつきます。
ただ、前述したSペンの話からもGalaxy Tab S7は背面カバーをつけるのがスダンダードな使い方なので、カメラの出っ張りは気にならない方がほとんどでしょう。
Galaxy Tab S7のディスプレイは液晶だが圧倒的な表現力
Galaxy Tab S7のディスプレイ性能
Galaxy Tab S7は2560×1600ピクセルのTFT液晶を搭載しています。
正直な話、Galaxy Tab S7を購入した時にはS7は液晶であることを忘れており、最初の数日は有機ELと思って使っていました。
最近はフラッグシップ以外でも有機ELの採用が進んでおり、液晶は時代遅れ感がありますが、Galaxy Tab S7の液晶はそんなことは微塵も感じさせません。
日頃Galaxy S20やNote20 Ultraを愛称している私が間違うほど美しいディスプレイ品質となっています。
Galaxy Tab S7のリフレッシュレート
Galaxy Tab S7のディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応しています。
2020年からトレンドになりつつある120Hzのリフレッシュレートですが、やはりディスプレイの滑らかさとても気持ちがいいです。
Galaxy S20でもかなりの気持ちよさでしたが、11インチという大画面だからこそのヌルヌル感がまた気持ち良さを倍増させてくれます。
ただし、120Hz表示はバッテリー消費量が多くなります。
Galaxy Tab S7はハイエンドならではのサクサク動作
Galaxy Tab S7のベンチマークスコア
Galaxy Tab S7は最新のSoCであるSnapgragon865+を搭載しており、その動作はサクサクで引っ掛かりなど全く感じさせない快適さです。
Antutuのベンチマークスコアは「57万点台」とSnapgragon865機とそこまで変わらない結果でした。
もう少し出るかと思っていましたが、思いの外スコアは伸びませんでした。
ただ、もはや50万点を超えると、体感ではほとんど違いが感じられないので気にしなくて良いレベルの処理性能の高さですね。
ベンチマークテスト中の発熱も非常に少なく安定して使える端末です。
Galaxy Tab S7のSペンが使いやすい
やはりGalaxy Tab S7を語る上で、外せないのがSペンでしょう。
冒頭少し触れましたがGalaxy Tab S7のSペンは遅延が大幅に短縮されており、より紙に近い書き心地が再現されています。
Samsung Noteアプリでも十分使い勝手が良いですが他のアプリでもSペンの性能を十分楽しめます。
私がインストールしているアプリ
Galaxy Tab S7のSペンは吸い付いてくるよう感覚がとても気持ちよく快適に操作ができるので、お絵かきなどのデザインやちょとしたメモ取りだけでなく、タブレットの操作をSペンメインで使うような形もアリだと思いました。
ちなみにSペンの収納は背面だけなく、写真のように本体上部にもマグネットでくっついてくれるのでちょっとしたペン置き程度ならApple Pencilのような使い方もできます。
こちらの置き方ではSペンは充電されません。
Galaxy Tab S7のスピーカー性能
Galaxy Tab S7は本体側面に4つのスピーカー(クアッドスピーカー)を搭載しており、このサイズのタブレットからは想像できないほどの大迫力の音を楽しめます。
これまで私はSurface Laptop2やMacbook Proで音楽を聴いていましたが、Galaxy Tab S7のクアッドスピーカーはこれらの数段上をいく音を出してくれます。
特に重低音が効いており、音楽や動画など様々なコンテンツで迫力のある音を堪能することができます。
Galaxy Tab S7の認証方法
Galaxy Tab S7の認証は、電源ボタンに内蔵された指紋センサーと顔認証が選択できます。
Galaxy S10時代から有名な話ですが、Galaxyは指紋認証よりも顔認証のほうが高速で使い勝手が良いです。
Galaxy Tab S7も例外ではなく、顔認証が認証速度が早くかなり使い勝手がいいです。
これは個人の使い方によりますが、私の場合純正のキーボードカバーを使っているため基本的に横方向で使うケースが多いです。
キーボードカバーが本体の画面オン・オフと連動しているため、本体をセットすると自ずとフロントカメラが顔の位置に向くためあっという間にロック解除ができてしまいます。
とはいえ、昨今は外出先ではマスクが外せないので指紋認証と顔認証の二刀流ができるのはとても良い点だと思います。
Galaxy Tab S7はDexモードで更に楽しく
Galaxy Tab S7にはDeXモードと呼ばれる機能が搭載されています。
DeXとはGalaxy端末をパソコンのようなインターフェースで操作できるGalaxyの独自機能
Galaxy S20などのスマートフォンではDexは外部の画面出力をした時のみ起動できる機能でしたが、Galaxy Tab S7は単体でDexを起動することができます。
DeXモードではパソコンのようにそれぞれのウィンドウサイズを自由に変更しながら、複数アプリを起動する使い方ができるため、Androidタブレットとはまた違った楽しみ方ができます。
Galaxy Tab S7は電池持ちが素晴らしい
Galaxy Tab S7のバッテリー持ち
Galaxy Tab S7は8000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
実際に使ってみた感覚としては、かなり電池持ちが良いと感じました。
正直私個人としては、Androidタブレットはipadに比べて電池持ちが悪い印象がありましたが、Galaxy Tab S7はこれまで使ってきた無印iPadと同等レベルの電池持ちを実現していると言えます。
電池持ちはモバイルドットコムさんが「Galaxy Tab S7 レビュー |実際に使って感じたメリット・デメリットと評価まとめ!」という記事の中でipad proとの比較を行っているのでこちらも参考になるかと思います。
Galaxy Tab S7の充電速度
Galaxy Tab S7は8000mAhという巨大なバッテリーを搭載しているため充電にかなりの時間を用します。
そこでお勧めしたいのがGalaxy純正充電器である『Travel Adapter』です。こちらの充電器を使えばを最大45Wの超急速充電であっという間に充電することができます。
ただ、難点として『Travel Adapter』はお高いです。価格がネックな方にはAnkerの『Anker PowerPort III 65W Pod』もしくは「Anker Nano Ⅲ 45W」がおすすめです。
なぜ『Anker PowerPort III 65W Pod』がおすすめなのかは、やすすまさんが「このPPS対応PD充電器で「Galaxy Tab S7」を超急速充電できるかな?」で丁寧に解説されているので気になる方はこちらをチェックしてみてください。
Galaxy Tab S7のカメラ性能
Galaxy Tab S7のカメラは標準レンズと超広角のデュアルレンズ構成となっています。
カメラの画質はと言うと、あまり綺麗とは言いにくいですが、それなりに実用的な画質で写真を撮ることができます。
タブレットにありがちなオマケみたいなカメラではなく、及第点レベルの写真は撮れます。
Galaxy Tab S7の実機レビューまとめ 貴重なAndroidハイエンドタブレット!価格もお手頃でかなりアリ!
Galaxy Tab S7の実機レビューをお届けしました。
今では珍しくなってしまったハイエンドAndroidタブレットですが、実際に使ってみるとその使い勝手の良さに魅了されます。
特にGalaxy Tab S7は素晴らしいディスプレイ、使い勝手の良いSペン、ハイパフォーマンスなSoCなど十分iPadに対応できる魅力を兼ね備えたタブレットであると痛感させられました。
日本未発売なのでなかなか入手の敷居が高いですが、海外通販サイト「Etoren」やスマホバイヤーのまめこモバイル(@Mameko_Mobile)さんなど入手ルートはいくつかあるので、興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
最後までありがとうございました。
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