HUAWEI MatePad Proのレビュー|Google無しでもデスクトップモードなら化けるかも

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HUAWEI MatePad Proのレビュー

HUAWEI MatePad ProはHUAWEI製の10.8インチタブレットです。6万円台とお手頃な価格でありながら、高性能なSoCと搭載したコストパフォーマンスに優れたモデルです。

Android OSを搭載しますが、GMS(Google Mobile Service)ではなくHMS(HUAWEI Mobile Service)とちょっと異色感がありますが、果たしてHMSはどこまで使えるのでしょうか。

本日はHUAWEI MatePad Proのレビューをお届けしたいと思います。

純正アクセサリーであるM-pencilSmart Magnetic Keyboardについても併せてレビューしていきます。

本記事はHUAWEI Japan様から商品提供いただき執筆しています。

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HUAWEI MatePad Proのレビュー 外観

画面占有率は90%のほぼ全画面ディスプレイ

ファーストインプレッションはまさに『板』

こちらがHUAWEI MatePad Proです。

ディスプレイサイズは10.8インチとタブレットとしては標準的なサイズ感で、iPad Proの小さいモデルが11インチなのでディスプレイサイズとしてはほぼ同じです。

アスペクト比が16:10なので、ipadよりも縦長(横長?)なシルエットです。

注目すべきはディスプレイの画面占有率で、なんと90%がディスプレイとなっています。フチの広さはたったの4.9mmと高い没入感が楽しめます。

有機ELではありませんが、2560 x 1600のIPS液晶で発色が良く写真や動画を大画面で思う存分楽しめます。

ファーストインプレッションはまさに『板』

ファーストインプレッションはまさに『板』

HUAWEI MatePad Proを持った瞬間に『板』だと思いました。

本体の厚さがたったの7.2mmしかなく過度な装飾もない背面は、かなりスタイリッシュで1枚のシンプルな板のようです。

Galaxy S20との比較

Galaxy S20 5Gと並べてみましたが、ほぼ同じ薄さです。

カメラはシングル

カメラは1300万画素シングルレンズ構成です。HUAWEIといえばカメラが有名ですが、HUAWEI MatePad Proのカメラにはそこまで力は入っていないです。

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HUAWEI MatePad Proのパフォーマンス・使い勝手

最上位にあたるKirin990を搭載

Kirin 990を搭載したハイパフォーマンスモデル

HUAWEI MatePad Proは6万円台とタブレットにしては安価な部類に入りますが、SoCには最上位にあたるKirin990を搭載しています。

メモリも6GBと必要十分ですが、ストレージが128GBと少し少なめです。

Antutuベンチマークスコアは40万超え

ベンチマークスコアは40万超え

ベンチマークスコアは42万点と6万円台のタブレットとしてはかなりパワフルです。

これだけのスコアを出せれば高負荷なゲームや複数アプリを開いた状態でも快適に使うことができます。

私は同社のハイエンドモデルP30 Proも愛用しており、そちらはKirin 980プロセッサーなので1世代前にあたりますが、HUAWEI MatePad ProはP30 Proよりも滑らかに動いてくれます。

特にスクロールは顕著で、P30 ProはSnapgragnを採用している他のフラッグシップモデルに比べ、スクロールに若干の重さを感じていましたが、HUAWEI MatePad Proではその重さはなくなりました。

デスクトップモードが使いやすい

タブレットモードが使いやすい
デスクトップモード有効時:Smart Magnetic Keyboard着用

HUAWEI MatePad Proにはデスクトップモードなるものを搭載しています。

こちらはタブレットのUIではなく、パソコンのようなUIで操作ができるモードです。

純正キーボードであるSmart Magnetic KeyboardとBluetoothマウスを使えば、ノートパソコンのような感覚で操作することができます。

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HUAWEI MatePad Proの注意点

GMSではなくHMS(HUAWEI Mobile Servie)に対応

こちらはHUAWEI MatePad Proのホーム画面ですが、よく見ると見慣れたアイコンが見当たらないことに気づくかと思います。

Androidを使っているなら、GoogleマップやGoogle検索、Gmail、GoogleフォトといったGoogle系のサービスを使わない日はありません。

そのGoogle系アプリがHUAWEI MatePad Proには一切入っておりません。

トランプ政権によるHUAWEIへの制裁として、Google系サービスが提供されなくなりました

HUAWEIはMatepadブランドではなくMediaPadブランドで格安なタブレットを販売しており、日本でもAmazon等から簡単に購入することができます。

MediaPadは制裁前の端末なのでGoogleサービスが問題なく使えますが、Matepad proはGoogleサービスが使ません・

HMSでどこまで対応できるのか?

Googleサービスが使えずHMS(HUAWEI Mobile Service)になると何ができなくなるのか?

ここがこのタブレットの一番気になるところかと思います。

HUAWEI Mobile Serviceになると、なにが困るのか、数日間使ってわかったことは次の4つです。

・Playストアは利用できず、AppGalleryからのインストール
・App Galleryにない場合はAmazonアプリストアで検索
・Google製アプリは使えないがブラウザからなら利用可能
・Googleのログインサービスも使えない

Googleサービスが使えないということは、Google○○とつくアプリはすべて利用できません。

利便性が高く替えが効かないサービスばかりで、GoogleフォトやGoogleMap、Youtube、Google Play Musicなどが使えない点は非常に残念です。

ただ、これらのGoogle系サービスですが、アプリは利用不可能ですがブラウザからならアクセスは可能です。

ブラウザなのでアプリが持つ機能(Googleフォトの自動バックアップ等)は利用できませんが、ブラウザでできることなら基本的に同じことができます。

ただし、ブラウザもGoogle Chromeは利用できないので、日頃Chromeを使っていると、パスワード入力やブックマークなど随所で不便さを感じてしまいます。

App Gallery

Playストアが利用できないため、アプリのインストールはAppGalleryから行います。

Lineやメルカリ、CookPad、ジョルテなど有名所のアプリもそれなりに揃っていますが、これで事足りる人はいないでしょう。

奥の手として、『Amazonアプリストア』という手があります。

Amazonアプリストアでダウンロードしたアプリをインストールすることもできます。

AppGalleryでなければ、Amazonアプリストアで検索し、それでもなければブラウザで利用するような使い方になります。

Google依存度が高ければ高いほど、このGoogleサービスが使えないことのデメリットが顕著になります。

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純正キーボードケース『Smart Magnetic Keyboard』のレビュー

Smart Magnetic Keyboardの外観

『Smart Magnetic Keyboard』はHUAWEI MatePad Proに併せて発表されたキーボードケースです。

金額は13,000円近くする高級な部類に入るケースです。

純正らしくロゴが印字されています。

素材は革

革系の素材で高級感は高いです。

手触りもよくずっと触っていたくなります。

本体とはマグネットでくっつく

通常のケースは本体をはめるタイプがほとんどですがこちらは本体背面にマグネットで装着させることができます。

そのため本体の着脱がしやすく、ケースを着けたときでもそこまで大きさが変わらずコンパクトです。

スタンド機能

2箇所のスタンドを固定できる部分があります。こちらは立て掛けるのではなく、マグネットでしっかりと固定されます。なにかの衝撃でうっかり倒れるような心配はありません。

打鍵感良好なキーボード

キーボード

キーボードはサイズが小さいだけに、ちょっと癖があります。

Enterキーが異常に小さかったり、かな変換が左下に配置されている点など、最初は戸惑いますが、慣れの問題かもしれません。

打鍵感は良好でキーボードとしてのなかなか優秀です。

デスクトップモードとの相性が抜群

デスクトップモード

デスクトップモードとの相性が素晴らしく、Google系のアプリが使えなくても、デスクトップUIでの操作を前提とすれば、そこまで気にならないのではないかと思いました。

タブレットとしての利用も良いですが、10.8インチの大画面なのでデスクトップモードでパソコンライクな使い方はとても有用だと思います。

Smart Magnetic Keyboardなら、出先でも簡単にデスクトップモードを起動し、パソコン代わりで作業ができるので、HUAWEI MatePad Proを購入したらぜひ一緒にゲットしたいアクセサリーです。

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純正スタイラスペン『M-pencil』のレビュー

本体にピタッとくっついて充電もできる

純正のスタイラスペン『M-pencil』です。

価格は1万円とApple PencilやSurface Penと同じような位置づけです。

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HUAWEIロゴが印字

HUAWEIロゴがしっかりと印字されています。

サイズ感は普通のボールペンと同じぐらい。軽くて持ちやすいです。

マグネットでくっつく

Apple PencilのようにHUAWEI MatePad Proにマグネットでくっつきます。

マグネットはかなり強力なのでしっかりと固定することができます。

装着していれば同時にペンの充電もされるため、わざわざペンを個別に充電をする必要がありません。

M-Pencilを使ったアプリ

M-Pencilをプリインストールアプリ『Nebo for HUAWEI』Myscript Calcurator』で使った様子を撮影したものがこちらです。

アプリの素晴らしさはもちろんですが、M-Pencilの滑りもよく、書き心地は良好です。

4096段階の筆圧感知に対応しているため、ペンタブとしても優秀です。お絵かきを楽しみたい人はぜひM-Pencilも一緒に購入してはいかがでしょうか。

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HUAWEI MatePad Proのレビュー まとめ

HUAWEI MatePad Proのレビューと純正アクセサリー『Smart Magnetic Keyboard』、『M-pencil』をご紹介しました。

6万円台ながら処理能力としては十分でコストパフォーマンスはかなり高いです。

ただ、Google Mobile Servieに対応していない点をどう捉えるかで評価はかなり変わってしまいます。

デスクトップモード前提にするなら、優秀な小型のノートパソコンとしも十分使えそうです。

自分のGoogle依存度が低い人ほど価値が高まるタブレットです。脱Google化したい人は思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

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最後までご愛読ありがとうございました。

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HUAWEI MatePad Proのレビュー

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この記事を書いた人

ガジェット好きサラリーマンブロガーしみたくです。愛用:Galaxy S23 Ultra サブ:iPhone14 Pro 年間200万円近くをAmazonや楽天で散財するガジェットブロガーの鑑です。スマホをメインに様々なガジェット情報をお届け!Twitter@Gadget_Simitaku、Instagram@shimitaku.gdやってま~す。

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