OPPOスマートフォンを販売するオウガ・ジャパンは数多くのスマートフォンがラインナップされています。
ミドルレンジの中でもハイグレードなOPPO Reno5 A、5Gは非対応ながらお手頃な価格が魅力のOPPO A73など数多くの人気モデルが存在します。
OPPO A54は安価な部類に属するエントリーモデルながら、5G対応かつパフォーマンスの向上が期待される今季注目の5Gモデルです、
私はau版を購入しましたので、本日はOPPO A54を実際に使ってわかった良い点やイマイチな点を実機レビューしたいと思います。
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OPPO A54の注目ポイントやスペック詳細
OPPO A54 5GはOPPOの2021年のスマートフォンにおけるエントリーモデルにあたる機種です。
ハイエンド | OPPO Find X3 Pro |
ミドルレンジ | OPPO Reno5 A |
エントリー | OPPO A54 5G OPPOA55s 5G |
最も安価なエントリーモデルで、兄弟機種としては電池持ちと防水が強化されたOPPO A55s 5Gが存在します。
必要な機能を抑えつつ、スマートフォン代は節約したい人向けのモデルとなっています。
OPPO A54のメリット・デメリット
- エントリークラスでは充実のSnapdragon480搭載
- 5000mAhの大容量バッテリー
- 90Hzのリフレッシュレート対応
- 最大4800万画素の4眼カメラ
- メモリが少ない(4GB)
- Felica/防水非対応
OPPO A54の値段
- au版:28,765円(税込)
- SIMフリー版:31,800円(税込)
OPPO A54は5G対応ながら2万円台(au版)という安価な価格設定が魅力の端末です。
SoCにはエントリーモデルのSoCであるSnapdragon480を採用していますが、このSoCは4xx番台だからと言って侮ってはいけません。
これまで4xx番台は価格相応のスペックでお世辞にも快適とは言い難い処理能力でしたが、Snapdragon480ではスペックが大幅に引き上げられ、上位モデルに当たる6xx番台を超える性能を有しています。
おサイフケータイや防水は非対応となるため、スペック的な制限は多いですが、シンプルにWEBやメール、カメラが動けば良いという用途の方にはぴったりのスマートフォンです。
OPPO A54のスペック詳細
OPPO A54の付属品はシンプル・ギラついたカラーリングが特徴的!
OPPO A54の化粧箱と付属品
こちらがOPPO A54の化粧箱です。
シンプルなデザインに落ち着いたカラーリングが好印象です。
最近のトレンドに従って、化粧箱はかなり薄くなっています。
こちらがOPPO A54の付属品です。
OPPO A54の付属品
- SIM取出し用ピン×1
- 安全ガイド×
- クイックガイド×1
- 保護フィルム(貼付済み)×1
- 保護ケース×1
ケースが薄くなっていることもあり、付属品はかなり簡素です。クリアケースが入っている点は良心的と言えるでしょう。
OPPO A54のデザイン
今回購入したのは『ファンタスティックパープル』です。
パープルベースのグラデーションカラーとなっており、インパクトはかなり強いです。
こういうギラついたカラーリング大好きです!(笑)
見る角度を少し変えると、違ったカラーを見せてくれる楽しいカラーリングです。
OPPO A54は比較的大きな部類に入るため、手の小さな人には片手操作は難しいサイズです。
重量は190gなので、サイズの割に軽量ですが、重心バランスのせいか、数値よりも重くずっしりと感じます。
OPPO A54のサイズと重量
- サイズ: 約162.9✕ 約74.7mm✕約8.4mm
- 重量: 約190g
背面は緩やかなラウンドエッジフォルムとなっており、見た目も美しく、かつ持ちやすくなっています。
OPPO Reno5 Aと比較すると本体のサイズ感やカメラデザインなどデザインコンセプトがとても似ています。
OPPO Reno5 AはおサイフケータイのFelicaや背面指紋認証が搭載されている点が異なります。
ボタン配置は従来どおり・イヤホンジャック搭載
ボタン配置はOPPOのスマートフォンの慣例に習い、電源ボタンと音量キーが対称的に配置されています。
本体を持ち上げる際に誤ってスクリーンショットを取りやすいため、このボタン配置はあまり好きではありませんが、設定からスクリーンショットの撮影はオフにするという対処方法はあります。
OPPO A54は電源ボタン兼用の指紋認証センサーを採用しています。
2021年モデルではOPPO Find X3 Proが画面内、OPPO Reno5 Aが背面、OPPO A54が側面となり、全モデル指紋センサーの配置が異なります。
こちらの指紋センサーは乗せるだけで反応するため、わざわざ電源ボタンを押す必要がなく、簡単にロック解除ができるためとても使いやすいです。
乾燥した指でもしっかり反応してくれるため認証速度、精度ともに良好です。
本体底面にはモノラルスピーカー、USB-Cポート、イヤホンジャックが配置されています。
スピーカー性能は全体的に音がぼやけており、価格相応かと思います。
ただ、最近のハイエンドでは省略されがちなイヤホンジャックは搭載している点は有り難いポイントです。
OPPO A54は液晶ディスプレイだけど意外と優秀
OPPO A54のディスプレイ品質
OPPO A54はFHD+解像度の液晶ディスプレイを搭載しています。
有機ELでない点は残念ですが、OPPO A54の色域はDCI-P3 100%なので色階調豊かで品質の良いディスプレイだと感じました。
リフレッシュレートも2万円台の価格にしてはかなり珍しく90Hzに対応しており、なめらかな画面描写を楽しむことができます。
OPPO A54のパンチホール
ディスプレイの左上部には少し大きめのパンチホール型のフロントカメラを搭載しています。
ハイエンドモデルと比べると少し大きめですが、使っていて特に気になることはありませんでした。
こちらは設定でパンチホールを目立たなくすることもできます。
OPPO A54は明るいシーンならしっかり撮れるカメラ
OPPO A54のカメラスペック
OPPO A54は低価格ながら最大4800万画素の4眼カメラを搭載しており、エントリーモデルの中ではカメラ性能に力を入れたモデルになっています。
OPPO A54のカメラ構成
- メイン 約4,800万画素約(f/1.7)
- 超広角 約800万画素(f/2.2)
- モノクロ 約200万画素(f/2.4)
- マクロ 約200万画素(f/2.4)
ただし、4眼カメラと言いつつも、1つはモノクロセンサーで、もう一つは画素数の低いマクロレンズなので、日常的に利用するのはメインと超広角の2眼となります。
OPPO A54の作例
ここからは実際にOPPO A54で撮影した作例をご紹介します。
OPPOが一番得意とするのが、彩度を上げても不自然になりにくい花の写真です。
少し現実よりも暖色系が強く出ていますが、晴天の日に撮影していることもあり、生き生きした様子を撮れています。
200万画素のマクロレンズならここまで寄った写真を撮ることができます。
全体的に粗さが目立ち、ザラザラした写真となっています。マクロレンズはおまけ程度に考えたほうが良いかと思います。
風景画ですが、全体的に暖色系が強くなる印象です。
3枚目は晴天の日での撮影ですが、全体的に白飛びしてしまってますね。
暖色系が強くなるため、日の入り前などは雰囲気が出るので相性がいいです。
ハイエンドモデルはどのシーンでも上手く最適化してくれますが、エントリーモデルとなるとやはりシーンごとの相性がありますね。
料理の写真はAI補正が上手く効いており、ボケ感が強くなってしまうのが気になりますが、全体的に美味しそうに撮れています。
超広角レンズを搭載しており、より広い画角で撮影することができます。
ただ、超広角の中央を見てもらえればわかるように、どうしても繊細さに欠けており、全体的にのっぺりした写真となっています。
OPPO A54はナイトモードを搭載していますが、夜景性能ははっきり言って微妙です。
多少明るく撮れますが、全体的にノイズが目立ちます。
OPPO A54のカメラ総評
OPPO A54のカメラは向き不向きがはっきりと出ており、超広角や夜景はあまり期待できませんが、花や風景が、料理などを撮るときはお値段以上の価値があると感じました。
上位モデルに当たるOPPO Reno5 Aと比較すると全体的な鮮明さ、ノイズの少なさは一目瞭然です。
カメラ性能にこだわる方はOPPO Reno5 Aがおすすめです。
OPPO A54の動画性能
OPPO A54は以下の動画撮影モードに対応しています。
- 1080P 30fps
- 720P 30fps
4K撮影や60fpsでの撮影にも対応していません。
手ブレ補正も備わっていないため、動画撮影機能は必要最低限の機能しか備わっていないと考えてもらったほうが良いかと思います。
OPPO A54はエントリーモデルながらミドルレンジ相当の処理性能
OPPO A54のAntutuベンチマークスコア
OPPO A54はSnapdragon480を搭載していますが、このSnapdragon480は従来の4xx系のモデルと比べ物にならないパフォーマンスを有しています。
Antutu v9ベンチマークスコアは約27万点を超えており、このスコアは2020年モデルであるOPPO Reno3 A(約21万点)を超えるスコアとなります。
そのため、エントリーモデルではありますが、処理性能自体は昨年のミドルレンジモデルに匹敵します。
実際の使用感としては、WEBやメール、ちょっとしたカメラといったライトな使い方なら全く問題なく使えるでしょう。
メモリが4GBと少し物足りないこともあり、アプリを複数開いていると、随所にもたつきや引っ掛かりはあるものの、特に不満はなく使えるでしょう。
ようやくエントリーモデルでもストレスなく使えるようになりました!
OPPO A54のプリインストールアプリ
通常auで購入するスマートフォンはau○○系のアプリが大量にインストールされています。
今回購入したのはauモデルですが、プリインストールが皆無でとても気持ちがいいです。
携帯キャリアがプリインストールするのは、「入れる手間を省いている」とのことですが、通知を大量に出すのにアンイストール不可能なものが多くデメリットしか有りません。
ぜひこの流れをドコモやソフトバンクにも続けてほしいですね。
OPPO A54のソフトウェア
OPPO A54はOPPOのカスタマイズOSであるColorOSを搭載しています。
Androidベースなので、基本的な使い方はAndroidスマートフォンと変わりませんが、随所にOPPOのカスタマイズが施されています。
1例ですが私が気になるのがポイントです。
- タスクキルが強力で通知が来ない
- 電源ボタン2度押しでカメラが起動できない
- パターンロックが分かりづらい
初めてColorOSを使う人は少し戸惑うところもありますが、デザイン面も優秀でカスタマイズ要素も豊富なので使いこなせばとても楽しく使うことができるOSです。
OPPO A54の電池持ちは優秀だが他のエントリーモデルには劣る印象
OPPO A54のバッテリー持ち
OPPO A54は5000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
使い方によりますが、1日1〜2時間程度のSNSやWEBブラウジング程度なら2日〜3日は使える電池持ちでした。
同クラスの5GエントリーモデルであるGalaxy A32 5GとRedmi Note9Tは3〜4日程度使えていたので、OPPO A54は処理性能が高くなっている分、電池持ちが悪くなっていますが、それでも電池持ちはとても優秀かと思います。
OPPO A54の充電速度
OPPO A54は18Wの急速充電に対応しています。
しかしバッテリー容量が5000mAhと巨大であるために、それなりに充電には時間を要します。
OPPO A54の充電時間
- 0分:電池残量 20%
- 30分後:電池残量 51%(+31%)
- 90分後:電池残量 94%(+74%)
30分の充電で31%しか充電されません。
フル充電に要する時間は2時間30分とされており、充電にはかなり時間がかかるものだと考えておいたほうが良いです。
ただ、電池持ちが良いので電池残量50%もあれば1日は余裕で使えることもあり、フル充電をする必要はないと思います。
OPPO A54が購入できるMNO・MVNO
OPPO A54はMNOおよびMVNO、SIMフリーでの購入ができます。
AmazonでもSIMフリーのOPPO A54が沢山出品されており、かなり安く購入できます。個人的にはAmazonでの購入がおすすめです。
UQモバイルなら安く購入可能
割引前の本体価格はau版は28,765円、UQモバイル版は28,080円となっており、SIMフリー版が31,800円となっています。
UQモバイルならプランによりますが、最安で一括7,920円(税込)とかなりお得に購入することができます。詳しくはこちらを御覧ください。
OPPO A54の実機レビューまとめ 低価格でもストレスのない使い勝手でオススメしやすいモデル!
OPPO A54のレビューをお届けしました。
au版は28,765円という低価格であるために、おサイフケータイや防水など仕様面での物足りなさはありますが、価格に対してはディスプレイやカメラ、電池持ちはとても優秀なので、安い5Gモデルが欲しい方にはオススメしやすいモデルです。
いままでのエントリーモデルはどうしても安かろう悪かろうのイメージが強かったですが、OPPO A54を触ってみてようやくエントリーモデルでも不満なく使える機種に出会えました。
最後にOPPO A54の良い点・イマイチな点をまとめておきます。
OPPO A54の良い点
- 奇抜なグラデーションカラー
- 5G対応
- 持ちやすいラウンドフォルム
- 使いやすい側面指紋認証
- 90Hzリフレッシュレート対応
- 明るいシーンでは使い勝手の良いカメラ
- Snapdragon480の十分な処理性能
- 優秀な電池持ち
- 28,765円(au版)
OPPO A54のイマイチな点
- 充電器は付属なし
- おサイフケータイ非対応
- 防水非対応
- モノラルスピーカー
- 夜景に弱いカメラ
- 最低限の動画性能
- シングルSIM使用(auのみ)
- ワイヤレス充電非対応
- 有機ELではなく液晶
- 18W充電だが充電は遅い
かなり充実してきた5Gエントリーモデルの中であれば断然おすすめできる機種に仕上がっています。
安価な5モデルをお探しの方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
OPPO Reno5 AとOPPO A54はどこが違う?
OPPO A54の上位機種に当たるOPPO Reno5 Aと迷われる方が多いかと思います。
2つの機種を実際に使ったことがある私がこの2機種のそれぞれのおすすめポイントを簡単に解説します。
OPPO Reno5 Aはこんな人におすすめ
- カメラ性能に妥協したくない
- おサイフケータイ/防水性能はマスト
- サクサク快適な処理性能がほしい
OPPO A54はこんな人におすすめ
- 価格は抑えたいけど、カメラはそこそこ良いものが欲しい
- おサイフケータイ/防水性能は不要
- 電池持ちがいい機種がほしい
OPPO Reno5 Aは上位機種だけあって、全体的にスペックが高くなっています。
予算に余裕があればOPPO Reno5 Aを検討してみてください。
最後までご愛読ありがとうございました。
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