2019年のコスパ抜群モデル『OPPO Reno A』の後継機種にあたる『OPPO Reno3 A』が発売されました。
前作で弱点であった充電性能やカメラが改良された今期注目のミドルレンジモデルです。
そんなOPPO Reno3 Aの実機を購入して、1ヶ月近く使ってみたので、本日はOPPO Reno3 Aの実機レビューをお届けしたいと思います。
ガジェットブロガーのしみたくです!Twitterやってます!
OPPO Reno3 Aの注目ポイント
OPPO Reno3 Aの注目ポイントがこちらです。
OPPO Reno3 Aの注目ポイント
- 超広角レンズ搭載の4眼科カメラ
- 6.44インチの有機ELディスプレイ搭載
- 4025mAhの大容量バッテリー
- おサイフケータイ対応
- メモリ6GB+ストレージ128GB
OPPO Reno3 AのBadポイント
- 前モデルよりも処理能力がダウン
OPPO Reno3 Aは人気モデルOPPO Reno Aの後継機種として発売されたスマートフォンです。
カメラ性能やディスプレイ、バッテリー容量など、随所でスペックアップされている一方で、SoC性能は前モデルよりも下がっている点が気になるところです。
本記事では実際にOPPO Reno3 Aを使ってわかった良い点、悪い点を正直に解説していきます。
OPPO Reno3 Aはグラデーションカラーが美しい
OPPO Reno3 Aのカラーリング
今回はAmazonの日本正規代理店経由でホワイトカラーを購入しました。
ホワイト以外にブラックが用意されており、ブラックも深みのある黒色で魅力的でしたが、P30 Proを彷彿とさせるこのグラデーションカラーに一目惚れし即決しました!
実物を見た感想としては、下にいくにつれて青みが増すグラデーションは期待した通りのおしゃれさでこのデザインだけでもかなり所有欲を満たしてくれます。
OPPO Reno3 Aの化粧箱
OPPO Reno3 Aの化粧箱ですがOPPOのブルーカラーをまとったなかなかおしゃれな化粧箱となっています。
前作は白基調でしたが、今回は反転し青基調のカラーリングになりました。
化粧箱がオシャレだと、開封する前から所有欲を満たしてくれるので個人的にはかなり好きです。
OPPO Reno3 Aの付属品
OPPO Reno3 Aの付属品がこちら
- クリアケース(TPU素材)
- 急速充電対応ACアダプタ
- Type-Cケーブル
- イヤホン
他の機種と同様にOPPO Reno3 Aにもクリアケースが同梱されています。
もはやグローバル基準となりつつある、クリアケースが付属されていないのは日本製のスマートフォンだけかもしれませんね。
スマホを購入するときにケースも一緒に購入する人は多いと思いますが、同梱されていればとりあえずはこのケースを付けることで傷つかなくてすむのでとてもありがたいです。
また、同梱されているACアダプタは急速充電対応と、本体のグレードアップに併せて充電器もしっかりと対応してきています。
OPPO Reno3 Aの物理ボタン・端子周り
本体の中央の両側に物理ボタンが配置されています。
- 右側に電源ボタン
- 左側にボリュームキー
ボタンの押し心地は問題ないのですが、1つ不満があるのが、2つのボタンが同じ位置に配置されており、電源ボタンを押すときに一緒にボリュームキーも押してしまうことが頻発することです。
慣れの問題かもしれませんが、端末をしっかりグリップしてボタンを押すと、不可抗力的に両方のボタンを押してしまうのでもう少しボタンの配置についてはどうにかならなかったものかと思ってしまいます。
本体底面にはスピーカー、USB-Cポート、マイク、イヤホンジャックが配置されています。
フラッグシップモデルでは徐々になくなりつつあるイヤホンジャックですが、OPPO Reno3 Aで採用されたことは正解だと思います。
フラッグシップモデルをつかう人に比べ、OPPO Reno3 Aのようなミドルレンジをつかう人はまだまだ従来の有線を好む傾向にあり、ワイヤレスイヤホンを使ってもらうにはもう少し時間がかかるかもしれません。
OPPO Reno3 Aのカメラデザイン
OPPO Reno3 Aで大幅強化されたのがカメラ性能です。フラッグシップゆずりの4眼カメラは存在感抜群です。カメラのレビューはあとの項目で紹介します。
また、OPPO Reno3 Aはおサイフケータイに対応しており、この位置にFelica対応のお財布ケータイが配置されています。カメラ真横ななかなか斬新な位置です笑
OPPO Reno3 Aのサイズ感
今期1番のライバル機となるであろうMi Note 10 Liteと比べると、ディスプレイサイズがほんの少しだけ小さい分、横幅がスリムになっています。
また、OPPO Reno3 Aは重量が175gとMi Note 10 Liteの204gに比べるとかなり軽くなっています。決して小さい部類には入りませんが、意外と取り回しは良く、大きさは気になりませんでした。
OPPO Reno3 Aのディスプレイ
OPPO Reno3 Aはしずく型のノッチを採用しています。大きさは大きくもなく小さくもないサイズですが、使ってみて特に気になるサイズではありません。
3万円台ながらディスプレイは有機ELを採用しており、発色は抜群です。視野角も広くディスプレイ品質ならフラッグシップモデルと遜色ない仕上がりとなっています。
リフレッシュレートは60Hzです。
OPPO Reno3 Aのカメラは3万円とは思えないクオリティ
OPPO Reno3 Aのカメラ作例
OPPO Reno Aはデュアルレンズでしたが、OPPO Reno3 Aではクアッドレンズへと大幅に強化されました。
OPPO Reno3 Aのレンズ
- 4800万画素メインカメラ
- 800万画素超広角カメラ
- 200万画素モノクロセンサー
- 200万画素ポートレート
やはり嬉しいのは超広角レンズに対応した点です。通常のカメラでは撮ることができない新しいカメラ体験を楽しむことができます。
また、メインカメラが4800万画素まで引き上げられ、高解像度モードで撮影してあとからトリミングするような使い方もできるようになりました。
ここからいくつかOPPO Reno3 Aで撮影した写真をご覧ください。
OPPO Reno3 AのカメラはAI補正が強めなタイプです。こうした花の写真はAI補正が上手く働き3万円のスマホで撮影したものとは思えないレベルの写真になっています。
AI補正が強く効き緑が強調されすぎています。AI補正はシーンを選んで使ったほうが良いです。
こちらはポートレートモードで撮影した写真です。
ポートレートカメラを搭載していることもあり、ボケ感は結構しっかりとでており、境界部分もうまく判別できています。
料理系の写真はAIが活きるところです。ピントが若干気になるところですが、こちらもなかなか良い仕上がりです。
ウルトラナイトモードで夜景も鮮やかに撮れることがウリでしたが、個人的にはちょっと疑問が残りました。全体的にノイズが目立ってしまっています。
フラッグシップモデルと比べるのは不公平感がありますが、比較としてはちょうどいいので載せています。
こうしても並べてみるとOPPO Reno3 Aのカメラはやはりミドルレンジであることを痛感させられます。そもそもの全体の明るさ、彩度、ブレ具合などすべてのおいてGalaxy S20の足元にも及んでいません。
AI強めな優秀なカメラですが、夜景モードは期待しすぎには注意が必要です。
OPPO Reno3 Aの動画性能
OPPO Reno3 Aのカメラの目玉に電子式手ブレ補正があります。
こちらはOPPO Reno3 Aを手持ちで我が子を追いかけながら撮影してみた動画ですが、同価格帯のスマートフォンに比べると手ブレ補正は優秀だと思いました。
ただ、HUAWEIのP30 ProやGalaxyの手ブレ補正と比べるとやや劣る印象がありますが、そこは値段の差ということにしておきましょう。
60fps撮影ができないのがかなり残念
スマートフォンで動画を撮影するときは4Kではなく、フルHDの60fpsで撮影するようにしている僕ですが、OPPO Reno3 Aでは60fpsの設定ができませんでした。
解像度を選ぶ画面では、4K,1080p,720pの3択しか選ぶことができず、ほとんどの機種で用意されている1080p 60fpsがないことはかなり残念です。
OPPO Reno3 Aは処理性能の面で少し物足りない
OPPO Reno3 Aのベンチマークスコア
OPPO Reno3 AはSoCにSnapdragon665を搭載しています。前作のOPPO Reno AはSnapdragon710であったので、この点はスペックダウンとなってしまっています。
ベンチマークスコアでは17万点とミドルレンジモデルとしては高いとは言えないスコアになります。
実際の使用感としては、単純なWEBブラウジングやSNS利用程度であれば特にストレスを感じることはなく使うことができるのですが、やはり随所でスクロールがカクついたりと物足りないを感じるのが正直なところです。
特にカメラのビデオ撮影ではボタンを押してからの反応にタイムラグが有り、無駄にシャッターを切ってしまうようなことも何度かありました。
OPPO Reno3 Aのゲーム性能
ミドルレンジモデルになると気になるのが負荷の高い処理(ゲーム)をどこまでできるのかというところです。
他の記事で同SoCを搭載した機種のレビューを読んでみても、『高負荷を要求するゲームには向きません』と書いてあり、この内容自体は間違ではないのですが、別に高負荷なゲームができないわけではありません。
実際にOPPO Reno3 AでCall Of Dutyをやってみましたが、アプリ側での処理が上手く、特に不満がなくプレイすることができました。
長時間プレイしたときの電池もちや発熱などは気にしなければいけませんが、OPPO Reno3 Aだと高負荷なゲームができないわけではなく、普通に楽しむことができます。
OPPO Reno3 Aは遂に急速充電に対応
OPPO Reno3 Aの充電速度
OPPO Reno Aは急速充電に対応しておらず、充電にかなりの時間を要することが弱点でした。
OPPO Reno3 Aは急速充電(Quick Charge)に対応することで4025mAhという大容量バッテリーでも短時間で充電できるように改善されました。
- 充電前電池残量 24%
- 30分充電後 71%(⇛30分で47%充電)
ただ、OPPOといえば125Wの急速充電など、充電周りで業界をリードしている存在であることもあり、OPPO Reno3 Aの充電性能についても期待してしまうところですが、こちらの急速充電は至って平凡な急速充電に留まっています。
付属の充電器で充電したところ15.7Wで充電できていることを確認しました。
やはりバッテリー容量が4000mAhを超えてくると、急速充電に対応していないと、充電するだけで数時間もかかってしまいます。急速充電対応は素直に喜べる点です。
OPPO Reno3 Aの電池持ち
気になる電池持ちですが、前作に続き電池持ちは良いと思いました。
特に優秀なのがスリープ中の電池持ちで、僕の使い方では1時間で1%も減らないので使用頻度が少ないときだと1日使っても30%~40%程度しか電池を消費しません。
丸1日は余裕、2日は頻度が低ければ持つとったところです。
OPPO Reno3 Aの指紋認証・顔認証はかなり優秀
OPPO Reno3 Aは画面内指紋認証を採用しており、フラッグシップ顔負け性能です。
この指紋認証センサーですが、認証精度・速度ともに全く不満はなく快適に使うことができます。
また、顔認証にも対応しており、こちらも使い勝手が抜群です。このあたりの細かい使い勝手の良さがOPPO Reno3 Aの魅力でもあります。
OPPO Reno3 Aの実機レビューまとめ カメラ重視なら迷わずReno3 Aを選ぼう!
OPPO Reno3 Aの実機レビューをお届けしました。
コスパ抜群な名機『OPPO Reno A』から大幅強化したカメラは確かに素晴らしいのですが、夜景モードや動画など期待しすぎないほうがいい点があるのも事実です。
SoCのスペックダウンがやはり気になるところで、カメラ性能を重視したいのであればReno3 A、逆にカメラはとくに必要なければReno Aを選ぶのが実は賢い選択なのではないかと思いました。
辛口な部分もありましたが、このスペックを37,400円で購入できるのはコスパ抜群であることは間違いないです。
OPPO Reno3 AはAmazonや楽天などのECサイトから購入ができます。。
OPPO Reno3 AはMVNO各社が取り扱っており、回線とセットでお得に購入することができます。
楽天モバイル
BIGLOBEモバイル
UQモバイル
IIJmio
Nuroモバイル
最後までご愛読ありがとうございました。
コメント