Xiaomi 11 lite 5G NEは国内でも正式発売されているXiaomiのミドルレンジモデル『Mi11 lite 5G』をベースにSoCを変更したマイナーチェンジモデルです。
ちなみにNEは”Next Editon”の略みたいです。
本日はBanggood様よりXiaomi 11 lite 5G NE(グローバル版)を提供いただきましたので、実機を使わってわかったメリット・デメリットを交えながら実機ビューしたいと思います。
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Xiaomi 11 lite 5G NEの注目ポイント
Xiaomi 11 lite 5G NEはMi11 lite 5GのマイナーチェンジモデルでSoCを変更した以外は基本的にMi11 lite 5Gと共通しています。
つまり、Mi11 lite 5Gの良さがそのままXiaomi 11 lite 5G NEと考えることができます。
Xiaomi 11 lite 5G NEの注目ポイント
- 重量158gの超軽量ボディ
- 薄さ6.81mmのスリムデザイン
- 最大6400万画素のトリプルレンズカメラ
- Snapdragon™ 778G搭載
- おしゃれなカラーリング
Xiaomi 11 lite 5G NEのBadポイント
- 一部ゲームが正常に動作しない
- ワイヤレス充電非対応
- イヤホンジャック非搭載
Xiaomi 11 lite 5G NEの値段
- 想定市場価格:48,000円前後
- Banggoodでは定期的にセールを開催中
Xiaomi 11 lite 5G NEはMi11 lite 5Gがベースとなっており、仕様のほぼ全てが共通しています。
Mi11 lite 5G(グローバル版)とは異なる点がSoCとカラーリングです。
SoCはMi11 lite 5GがSnapdragon780Gでしたが、NEではSnapdragon778Gとなっています。
カラーリングでは、Mi11 lite 5Gはトリュフブラック/シトラスイエロー/ミントグリーンの3色展開でしたが、NEではブラックは共通で新たにピンク、ブルー、ホワイトとなっています。
ベースとなるスペックが本体サイズ、処理性能、カメラ性能までバランスの高いMi11 lite 5Gということもあり、Xiaomi 11 lite 5G NEもコストパフォーマンスが高いモデルであることは間違いありません。
ストーン調のホワイトがおしゃれ!
Xiaomi 11 lite 5G NEのデザインは超薄型軽量
Xiaomi 11 lite 5G NEの付属品
こちらがXiaomi 11 lite 5G NEの付属品です。
Xiaomi 11 lite 5G NEの付属品
- クリアケース
- 説明書等×3
- USB-C変換用イヤホンジャック
- 33W充電器
- USB-Cケーブル
充電器やクリアケースが付属しており、付属品は充実しています。
付属のクリアケースはグリップ感が良好で電源ボタン周りも指紋認証に支障がないような工夫がされており実用性が高いです。
付属の充電器は残念ながら日本のプラグには非対応のため、別途アダプターを用意する必要があります。
Xiaomi 11 lite 5G NEの本体デザイン
こちらがXiaomi 11 lite 5G NEの背面デザインです。
今回提供いただいたカラーがブラックだったため見た目はMi11 lite 5Gと全く変わりません。
背面はマットな質感のフロストパネルとなっており、見る角度によって違った表情を見せてくれます。
カメラ周りもXiaomiのフラッグシップモデル”Mi11”と共通しており、本機はミドルレンジモデルですが全く安っぽさを感じさせないデザインです。
フロストブラックはスタイリッシュでカッコいい!!
Xiaomi 11 lite 5G NEの本体は2つの魅力があります。1つが本体の薄さです。
厚さ6.81mmという圧倒的な薄さを誇り、持った瞬間に他のスマートフォンとの違いを感じることができます。
2つ目が重量です。画面サイズが6.55インチとそこそこ大型のスマートフォンの位置づけでありながら、重量約158gという破格の軽さです。
この軽さを維持しながら4,250mAhの電池容量を確保しているから驚きです。
Xiaomi 11 lite 5G NEは薄型・軽量ではありますが、本体サイズはそこそこ大きく、Pixel 6 Proよりもほんの少しだけ小さい程度で比較的大型のスマートフォンとなります。
そのため、本体は軽いんですが他のコンパクトなスマートフォンほど体感の軽さを実感できません。
Xiaomi 11 lite 5G NEのボタン・端子周り
Xiaomi 11 lite 5G NEは指紋認証兼用の電源ボタンを搭載しています。
ちょうど中間に位置しており、自然と親指でロックを解除することができます。
指紋認証の精度は普通と言ったところでしょうか。普段ならストレスなく解除できますが、冬場など乾燥している状況ではそこそこ失敗している印象です。
Xiaomi 11 lite 5G NEが搭載しているMIUIは、指紋認証ボタンに置くだけでロック解除する設定と、ボタン押下時に反応する設定を選択できるため好みに合った使い方できるのもXiaomi 11 lite 5G NEの魅力です。
本体下部にはスピーカーとUSBポート、SIMスロットを搭載しており、イヤホンジャックは非搭載です。
Xiaomiのスマートフォンはミドルレンジでもかなりスピーカー性能が高いです。Xiaomi 11 lite 5G NEは少し最大音量が小さいのが気になりましたが、従来のXiaomiスマートフォン同様に迫力のある音を楽しむことができます。
Xiaomi 11 lite 5G NEのカメラ
Xiaomi 11 lite 5G NEはMi11 lite 5Gと同じトリプルレンズを搭載しています。
最大6400万画素のメインレンズに超広角と扱いやすいテレママクロの3眼構成です。
カメラ性能はミドルレンジ〜ミドルハイレンジとしては標準的なものとなります。詳しくはカメラのパートで解説します。
Xiaomi 11 lite 5G NEは90Hz対応の有機ELディスプレイ
Xiaomi 11 lite 5G NEはFHD+解像度の有機ELディスプレイを搭載しています。
10ビットカラー(10億色表示)に対応しており、有機ELの発色も良く、コントラスト比の高いため写真や動画などのコンテンツを楽しむにはもってこいのディスプレイです。
ディスプレイにはフレキシブルなPOLEDを採用することで、圧倒的な薄さを実現しています。
リフレッシュレートは90Hzに対応しており、Redmi Note10 Proの120Hzには劣りますが、滑らかな画面描写を楽しむことができます。
Xiaomi 11 lite 5G NEは画面左上にパンチホール型のインカメラを搭載しています。
かなり端に配置されていることもあり、特に気になりません。
Xiaomi 11 lite 5G NEのカメラは基本性能高いトリプルレンズ構成
Xiaomi 11 lite 5G NEのカメラスペック
Xiaomi 11 lite 5G NEは最大6400万画素のトリプルレンズを搭載しています。
望遠レンズは非搭載で、超広角レンズ性能も控えめなところからハイエンドと比較すると見劣りするカメラ性能ですが、ミドルレンジモデルとしては十分高性能です。
特にメインカメラは6400万画素の高画素数で4つのピクセルを1つにまとめるピクセルビニング技術に対応しており、より多くの光を取り込むことができます。
また、他社ではおまけ程度のマクロレンズですがXiaomiは扱いやすいテレマクロとなっており、かなり実用的です。
Xiaomi 11 lite 5G NEのカメラ作例
ここからは実際にXiaomi 11 lite 5G NEで撮影した作例をご紹介します。
Xiaomiのカメラは撮って出しで”映える”写真が撮れます。
AI補正により彩度や色温度を自動で調整してくれるため、雰囲気のある写真を撮ることができます。
ただ、赤みが強い被写体だと彩度が上がりすぎてしまいディティールが潰れがちなのは残念なポイントです。
こちらはラーメンの写真はPixel 6 Proとの比較ですが、現実に忠実なPixel 6 Proと比較すると少し寒色系に寄っており、メシウマとは言えない仕上がりです。
Xiaomi 11 lite 5G NEは望遠レンズを搭載していないため、デジタルズームとなります。
流石に10倍だと粗が目立ちますが、2倍程度なら十分実用的です。
Xiaomi 11 lite 5G NEを専用のテレマクロレンズを搭載しており、被写体から離れてマクロ撮影をすることができます。
自分の影が映り込みにくかったり、被写体に近づきすぎなくていいので使い勝手が良いです。
Xiaomi 11 lite 5G NEはナイトモードを搭載しており、明るくくっきりとした夜景を撮ることができます。
ある程度光量のある街夜景であればノイズも少なく、白飛びの少ない綺麗な夜景撮影ができます。
どうしてもノイズや明るさが不安定になりがちなミドルレンジクラスにおいては、Xiaomi 11 lite 5G NEの夜景性能はかなり高いレベルに仕上がっていると感じました。
少し白飛びが目立ちますが、超広角レンズでもナイトモード撮影ができます。
こちらは夜景性能ではAndroidスマートフォン最高クラスのPixel 6 Proとの比較です。
細部の解像感の高さではPixelに劣りますが、ミドルハイレンジという位置づけを考えるとかなり健闘しているのではないでしょうか。
Xiaomi 11 lite 5G NEの動画性能
Xiaomi 11 lite 5G NEは以下のモードで動画撮影が可能です。
- 720P 30fps
- 1080P 30fps/60fps
- 4K 30fps
OIS(光学式手ブレ補正)は非搭載ですが、スーパー手ブレ補正モードに対応しており、歩きながらの撮影程度であれば手ブレの少ない写真を撮ることができます。
ただし、OISのような滑らかさはなく、ソフトウェア加工によって軽減されたことが目立つため、動画撮影をメインに使う方には少し物足りない動画性能となっています。
Xiaomi製のスマートフォンの特徴は多様なビデオ撮影モードに対応している点です。
Xiaomi 11 lite 5G NEのビデオ撮影モード
- ショートムービー
- VLOG
- ムービー効果
- クリーン
VLOGモードではVLOG用のテンプレートを選択するだけで簡単におしゃれなVLOGが撮影できたり、ムービー効果ではソフトウェアを活かして一風変わった動画を撮影できたりします。
普通の動画を撮るだけでなく、一風変わった動画を撮れることもXiaomi 11 lite 5G NEの魅力です。
Xiaomi 11 lite 5G NEカメラ総評
望遠レンズがないのが少し残念ですが、メインレンズの性能は価格を考えると十分すぎる品質です。
特にナイトモードは強力で、この価格帯でサクッと簡単に綺麗ない夜景を撮れることは非常に魅力です。
Mi11 lite 5G NEはカメラ起動時にもたつくことが多く、シャッターチャンスを逃してしまうことが多々ありましたが、Xiaomi 11 lite 5G NEは特にその徴候はなく割とサクサク動作してくれています。
価格は抑えつつもカメラに妥協したくない人にも十分おすすめできるカメラ性能です。
Xiaomi 11 lite 5G NEの処理性能は十分!発熱も抑えられて快適動作!
Xiaomi 11 lite 5G NEのベンチマークスコア
Xiaomi 11 lite 5G NEはSnapdragon778Gを搭載しています。※Mi11 lite 5G NEはSnapdragon780G
Snapdragon778GはGoogle Pixel5などで搭載されているSnapdragon765Gの後継にあたるチップで、最大40%の性能向上が見込まれています。
Snapdragon780Gとの大きな違いは780GがSamsungの5nmなのに対して、778GはTSMCの6nmを採用している点です。
こちらがSnapdragon778GのAntutuベンチマークスコアです。
ベンチマークスコアは約45万点です。約30万前半であった765Gと比較するとスコア面でもかなり性能アップしていることがわかります。
ちなみに私がMi11 lite 5G(780G)で測定した結果が約45万点でしたのでMi11 lite 5Gと処理性能的にはほぼ同じと考えて良いでしょう。
実際の動作はリフレッシュレート90Hzも相まって滑らかで快適に動きます。
これまでのミドルレンジはどうしても随所で引っかかりやもたつきが否めませんでしたが、Xiaomi 11 lite 5G NEはそんなことがなくサクサク快適に動いてくれます。
また、長時間使用しても本体が過度に発熱することなく安定して使うことができています。
Snapdragon780Gや765Gを搭載した機種を使ったときに、Twitterなどの軽い操作でも本体がかなり熱くなる傾向がありましたが、Xiaomi 11 lite 5G NEではそんなことは全くありません。
Xiaomi 11 lite 5G NEの使い勝手
Xiaomi 11 lite 5G NEはXiaomi純正のカスタムOSであるMIUI12.5を搭載しています。
MIUIはAndroidベースですが、かなりカスタマイズの幅が広く使えば使うほど使いやすく、楽しくなるOSです。
例えば、こちらのスーパー壁紙なんかはAlways On Displayとロック画面、ホーム画面がシームレスに繋がるMIUIならではの壁紙です。
これを見たらきっとみんなMi11 lite 5Gが欲しくなる😁#Mi11Lite5G #スーパー壁紙 pic.twitter.com/arrC21I78b
— しみたく🙆ライトなスマホオタク📱 (@Gadget_Simitaku) July 6, 2021
MIUIの欠点として動作が重い傾向がありましたが、Xiaomi 11 lite 5G NEの処理性能ならそんな心配も必要なくかなりサクサク動いてくれます。
ただ、MIUIはカスタマイズできることがあまりにも多く、最初は少し戸惑うこともあります。Mi11 lite 5Gの記事ですが、そんな方のためにおすすめの設定をこちらで纏めていますので良ければ参考にしてください。
Xiaomi 11 lite 5G NEのゲーム性能
Xiaomi製のスマートフォンで気になるのがゲーム性能かと思います。
Mi11 lite 5Gでは殆どのゲームが最適化されておらず、プレイできたものではありませんでした。※アップデートで修正済み
SoCが違えばゲームの挙動も異なります。主要なゲームをいくつかプレイした見てのでご紹介します
- プロセカ:特に目立った不具合なし
- パズドラ:パズル操作が常にカクつきストレス
- Call Of Duty Mobile:特に目立った不具合なし
- 源神:プチフリすることもあるが軽微な範囲
- ディズニーツムツム:特に目立った不具合なし
特に気になったのがパズドラの挙動です。
常にパズル操作はカクついており、快適とはほど遠い状況でした。状況は改善しているものの、一部のゲームではまだまだ問題がありそうです。
Xiaomi 11 lite 5G NEの電池持ち・充電速度
Xiaomi 11 lite 5G NEのバッテリー持ち
Xiaomi 11 lite 5G NEは薄型・軽量ながら4250mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
ただし、バッテリー持ちとしては標準的な印象です。
WEBやSNS、カメラなどガッツリ使って丸一日ギリギリ持つ程度でした。
Xiaomi 11 lite 5G NEの充電速度
Xiaomi 11 lite 5G NEは最大33Wの高速充電に対応しています。付属の充電器での利用に限りますが、ミドルレンジながら33Wというハイスピードな充電ができます。
Xiaomi 11 lite 5G NEの充電速度
- 0分 8%
- 15分後 33%(+25%)
- 30分後 54%(+46%)
- 45分後 75%(+67%)
実際に測定した結果としては30分で46%充電できました。同じ価格帯のミドルレンジスマートフォンでは18W程度のものが多いため、充電速度の速さはXiaomi 11 lite 5G NEの魅力です。
Xiaomi 11 lite 5G NEのワイヤレス充電
Xiaomi 11 lite 5G NEはワイヤレス充電に対応していません。
ワイヤレス充電非対応はこの価格帯のモデルでは特に珍しいことではありません。
Xiaomi 11 lite 5G NEのネットワーク
Xiaomi 11 lite 5G NEの対応バンドは充実しており、国内主要4キャリアの必須バンドは網羅されており、特に問題なく使うことができます。
また、実際に楽天モバイルのSIMカードを挿入したところ、APN設定不要で無事に通信できました。
Xiaomi 11 lite 5G NEのレビューまとめ マイナーチェンジでもコスパの高さは健在!
Xiaomi 11 lite 5G NEのレビューをお届けしました。
コストパフォーマンス抜群であったMi11 lite 5GをベースにしているだけあってXiaomi 11 lite 5G NEもかなりコスパの良い機種に仕上がっています。
最後にXiaomi 11 lite 5G NEを実際に使わって感じた良い点、イマイチな点をまとめておきます。
Xiaomi 11 lite 5G NEの良い点
- スリムかつ軽量な本体
- 豊富なカラーリング
- 妥協のない本体デザイン
- ミドルレンジとは思えないスピーカー性能
- SNS映えするカメラ
- 33Wの高速
- MicroSD対応
- デュアルSIM対応
- 5G対応
Xiaomi 11 lite 5G NEのイマイチな点
- 一部ゲームアプリへの最適化ができていない
- 防水非対応
- Felica非対応
- イヤホンジャック非搭載
- ワイヤレス充電非対応
- そこまで良くない電池もち
日本向けのローカライズができていない点を除けば、Mi11 lite 5GとXiaomi 11 lite 5G NEの使い勝手はほぼ同じです。
約4万円で薄型軽量なボディにこれだけの魅力を詰め込まれていることを考えるとかなりコストパフォーマンスは高いでしょう。
Xiaomi 11 lite 5G NEに興味がある方はぜひ検討してみてください。
また、Banggoodではデポジットセールおよび在庫一掃セールが予定されておりこちらも要チェックです。
最後までご愛読ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
突然失礼致します
Mi 11 Lite NEは日本のキャリア(4キャリアのうちどれか)の5Gには接続できますか?