最近のスマートフォンの強化ガラスは本当に強度が高く、ちょっとやそっとでは傷がつかないことで有名です。
それでも、スマホの画面を傷つけないために保護フィルムを貼っている人は多いですよね。
実は私はGalaxy S8を2年間画面保護フィルムは一切貼らずに裸のまま使っていました。
本記事では私がスマートフォンに保護フィルムがといらないと考える理由と、本当に傷がつかないのか、2年間Galaxyを裸で使った結果をご紹介します。
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スマートフォンに保護フィルムやガラスフィルムを貼る目的
画面保護フィルムやシートを貼る目的はいろいろありますが、主に以下の4つのどれかでしょう。
画面保護フィルムを貼る目的
- 画面を傷から守る
- アンチグレアで反射を防ぐ
- 触り心地を変える
- 指紋を目立ちにくくする
その中でも一番多いのが傷から守ることかと思われます。
傷がつくと売るときの価値が下がりますし、一度付いた傷は修理しない限り、二度と元には戻りません。
テレビとかインターホンに薄いラップみたいなのが貼ってありますが、あれを剥がさないまま使い続ける人って多いですよね?画面保護フィルムもあれと同じ感覚がありますね。
フィルムの下には綺麗な状態があることがある種の安心感を生んでいるのではないかと思われます。
私が画面保護フィルムを貼らなかった理由
画面保護フィルムを貼る理由は人それぞれですが、私が今回Galaxy S8に画面保護フィルムを貼らなかった理由をご紹介します。
スマホの強化ガラスは傷に強いが保護フィルムは傷に弱い
Galaxy S8には”ゴリラガラス5”という非常に硬度の高い強化ガラスが採用されています。
ゴリラガラスの非常に傷に強く、鍵や硬貨が擦れても傷がつきません。信じられない人が多いかもしれませんが、実際に鍵と擦れる程度ではスマホのガラスは傷つきません。
画面の傷というのは、ガラスより硬度の高い物質と擦れ合うことで、ガラスの表面に粒子が欠落することで傷がつくという原理で起こります。
つまり裏を返せば、「日常生活で鍵や硬貨よりも硬い物質に画面を擦らない限り傷はつかない」とも言えます。
それに対して画面保護フィルムは硬度が低く、なにか擦れただけですぐに傷が付きます。
傷がつきにくい強化ガラスの上に、傷がつきやすいフィルムを貼るというのはなんとも馬鹿げていると思い、私は保護フィルムを貼るのをやめました。
ちなみに、こちらが保護フィルムを使用して、3週間経ったGalaxy S10です。
使い方によるだろうけど、たった3週間で傷がついてるね
Galaxyの有機ELディスプレイを堪能したいから
保護フィルムを貼らない理由の2つ目が、Galaxyの有機ELディスプレイの美しさを堪能したいからです。
有機ELディスプレイは発色が素晴らしく、眺めていて惚れ惚れする綺麗さです。
動画や写真を楽しむときになるべく有機EL本来の魅力を存分に堪能したいため、保護フィルムは貼らないようにしています。
エッジスクリーンとガラスシートの相性は最悪
画面を保護するには保護フィルムの他にガラスフィルムという選択肢もあります。
確かにガラスシートであれば、フィルムよりも傷に強いしきれいな画面を堪能できます。その通りなのですが、Galaxyの画面は致命的な弱点があります。
それは、Galaxyのエッジスクリーンとガラスシートの相性が最悪である点です。
Galaxyはエッジスクリーンといってサイドにエッジが入っています。
このエッジのせいでガラスシートと画面の間にほんの少しでもズレが有ると、空気が入ってしまい、上手く貼ることができません。
妻もGalaxy S8を使っていたのですが、ガラスシートを2種類買いましたが上手くいかずガラスシートは諦めました。
画面保護フィルムを貼らずに2年間使ったGalaxyはどれぐらい傷ついたのか
2年間裸で使ったGalaxy S8
少し長くなりましたが、本題に入ります。
それでは、2年間保護フィルムを貼らずに裸で使い続けたGalaxy S8を公開します。
ちょっとわかりにくいですが、画面には無数の小さなキズが入っていることが確認できます。特に大きな傷がこちらです。
右上に少し大きめの傷が入っていることがわかります。
ただ、こうして画面を暗くして目を凝らしてみると、確かに傷が入っているのですが、普段使いでは全く気になりません。
画面を点けたときがこちら
画面全体に無数の傷がありますが、そのすべてが画面を点けると全く見えなくなっていることがおわかりいただけるかと思います。
画面全体に小さな傷はあるが普段使いでは画面本来の美しさを損なうような傷ではありません。
Galaxyの画面に傷がついた原因
前述の通りGalaxy S8は傷に強いゴリラガラスを採用しているため、傷にはかなり強いはずです。
ではなぜこのような無数の傷が入っていたのでしょうか。
身の回りのもので、強化ガラスよりも硬度の高いものを見つけました!
それは”砂”です。
砂には石英を中心とするものがあり、特に石英はかなり硬度が高いです。高度の強さはモース硬度という単位で表現されるのが一般的です。
石英と強化ガラスの硬度は次のようになっています。
モース硬度計
- 石英の硬度は7
- ガラスの硬度は5~6
風の強い日など、砂が舞っているときにスマホの表面に砂が付着した状態でズボンのポケットに入れたことで、画面と砂が擦れて傷が生まれてしまったと推測できます。
サファイアガラスは石英より硬い
余談ですが、ガラスにはゴリラガラスよりも硬度の高いサファイアガラスというものもあります。
サファイアガラスは石英よりも硬度が高いため、私のGalaxyのような傷もつかないでしょう。
しかし、執筆時点でサファイアガラスを採用したスマホはありません。
iphoneがカメラのレンズ周りにサファイアガラスを使用しています。
やはりサファイアガラスが高価なため、画面にサファイアガラスを採用するのはまだまだ難しそうです。
スマホに画面保護フィルムは要らないのか?傷はつかないのか? まとめ
2年間Galaxyを裸で使ったみた結果をご紹介しました。
いくら強度の高いゴリラガラス5といえども、身の回りに落ちている砂には勝てないことがわかりました。
ただ、傷の大きさは非常に小さく、普段使いする分には全く気にならないレベルでした。
私個人の感想としては、2年間裸で使ってこの程度の傷であれば、許容範囲内なので、これからも保護フィルムはなしで使い続けようと思います!
最後までご愛読ありがとうございました。
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