様々なメーカーからスマートウォッチが発売されており、中にはApple WatchなどFelicaチップを搭載することでスマートウォッチ単体でSuicaを利用して改札を通れるモデルもあります。
そんな便利なスマートウォッチのSuicaですが私は絶対に使うことをオススメしません。
「え?なんで?」と思う方もいるかも知れません。本日は私がスマートウォッチでSUICAを使ってはいけないと考える理由を解説します。
これからスマートウォッチでSuicaを使おうと思っている方必見です。
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スマートウォッチでSuicaを使えるメリット
モバイルSuicaが使えるスマートウォッチ
スマートウォッチでSUICAを使うための前提条件として、スマートウォッチにFelicaチップが搭載されており、正式にSuicaに対応している必要があります。
- Apple Watch
- Pixel Watch
- GARMIN
- Fitbit
- SONY(wena)
これらのスマートウォッチを使えば、腕をかざすだけで駅の改札を通るときができます。
両手が塞がっているときやカバンの中に財布をしまっている場面などでスマートウォッチのSuicaは重宝します。
スマートフォンでもSuicaは利用可能だが注意点も
スマートフォンがFelicaに対応しているなら、スマートフォン側にモバイルSuicaをインストールすることもできますが、すべてのスマートフォンがSuicaに対応しているわけではありません。
iPhoneであればiPhone7以降のモデルはすべてFelicaに対応したNFCチップを搭載しているため、基本的にすべてのモデルで使えると考えて問題ないですが、Androidではコスト削減を優先してFelicaチップを搭載していないモデルも多く存在します。
基本的にどのスマートフォンにもNFCと呼ばれる非接触通信用のチップが搭載されていますが、いくつか種類があります。
- NFC Type-A
- NFC Type-B
- NFC Type-F←Felica対応
Suicaを利用するにはType-Fに対応している必要があります。
そのため、国内で販売されているAndroidスマートフォンの中でも一部のモデルはSuica非対応です。
Suicaが利用できなスマートフォン(一例)
- Xiaomi 11T
- Redmi Note11
- Nothing Phone(1)/(2)
Felicaチップを搭載することのメリットはSuicaだけではありません。
おサイフケータイと呼ばれるiDやQuick Payなどの非接触決済を利用できます。
日本国内ではおサイフケータイは割と広く普及していることもあり、国内モデルの多くがFelicaに対応したNFCを搭載(Suicaが使える)しています。
もし、手持ちのスマートフォンがおサイフケータイに対応していなかったとしてもスマートウォッチにSuica対応モデルを買うことでこうしたデメリットを解消できるという使い方もあります。
私がスマートウォッチのSuicaを絶対にオススメしない理由
スマートウォッチ×Suicaを使うことの代償
前述の通り、スマートウォッチのSuicaはいちいちカバンから財布を出す必要がなく、ポケットからスマートフォンを出す必要すらなく快適以外の何者でもありません。
実際に私はApple Watch UltraでSuicaを利用しており、その便利さを痛感しています。
また、Suicaが便利なのは改札だけでなく、全国津々浦々に設置された交通系IC決済に対応したコンビニや小売店で一瞬で決済ができる点も見逃せません。
私は二人の子供がおり抱っこしたまま会計をすることも珍しくありません。レジ前でのゴタゴタが一切なくスムーズに会計できることはこの上ない快適さなのです。
しかし、ここには大きな弊害があります。
一度Suica対応のスマートウォッチに慣れてしまったら、その便利さからSuica対応のスマートウォッチ以外が選択肢から一切排除されてしまうのです。
今一度、Suica対応のスマートウォッチのメーカーを挙げます。
- Apple Watch
- Pixel Watch
- GARMIN
- Fitbit
- SONY(wena)
おそらくApple WatchでSuicaを利用している人は多いのではないでしょうか。
Apple WatchはiPhoneユーザーを囲う最強のアクセサリーです。円安の影響とキャリアの販促施策が渋くなったことからiPhoneは年々高くなっています。
iPhoneが高いからAndroidに乗り換えようと思っても、Apple Watchが足枷となり次の選択肢がiPhone以外あり得なくなってしまいます。
これはまさにAppleの巧妙な策略なのです。
では、Androidユーザーは無関係かと言うとそんなことはありません。
Suica対応のスマートウォッチメーカーで挙げたもの以外でも素晴らしいスマートウォッチを作っているメーカーは沢山あります。
Amazonランキングを見てもらうとXiaomiやHUAWEIといった中華メーカーが人気であることがわかります。
当ブログでもスマートウォッチは数多くレビューしており、XiaomiやHUAWEIのスマートウォッチは非常にコストパフォーマンスが高いです。
オススメのスマートウォッチメーカー(すべてSuica非対応)
- HUAWEI
- Amazfit
- Xiaomi
- OPPO
安いモデルなら1万円以下、デザインや機能性を重視しても3万円程度で購入できるものばかりです。
そして、機能面でもApple WatchやPixel Watchなどと比較して劣っているかと言われると、実際はSuicaなどの決済機能を除くと大差ないです。
一般的なスマートウォッチでできること
- 音楽操作
- 通知の確認
- LINEの返信
- タイマー/アラームの設定
- エクササイズの記録
- 睡眠の記録
- カメラのリモートシャッター
こうしたスマートウォッチに求められる機能は基本的にすべて対応しています。
また、Apple WatchやPixel Watchには絶対にできない2週間から3週間持続する超ロングバッテリーという大きなメリットがあります。
Apple Watchを使う前はAmazfitのスマートウォッチを使っていましたが、いつ充電したかを忘れるほど充電頻度が少なく、長期旅行でも充電を気にしなくて良いのは大きなメリットでした。
スマートウォッチ×Suicaという文明の利器にどっぷり使ってしまった結果、自らの選択肢を大きくに狭めてしまうことになるのです。
実際に私はApple WatchでSuicaを使い始めてもうすぐ1年半が経過するのですが、以前まではもう少しスマートウォッチに興味があったのですが、今ではすっかり興味がなくなってしまいました。
これは物欲を満たしながら散財し、レビューを続けるガジェットブロガーにとっては危機的状況です。
この1年間でブログ執筆したスマートウォッチの記事はPixel Watchの1記事のみ。しかもPixel WatchはSuica対応ということで鼻息荒くレビューをしています。
私をこんな状況に陥れたすべての根源は、スマートウォッチでSuicaが使えることによる便利さなのです。私はSuicaを許さない・・・。
これからスマートウォッチデビューする方へ
これは既にApple WatchでスマートウォッチでSuicaを使うことに慣れてしまい、ありとあらゆる魅力的なスマートウォッチへの興味を削がれてしまった人間からのアドバイスです。
どうか、これからスマートウォッチデビューされる方はスマートウォッチでSuicaは使わないでください
Apple Watch SEなら3万円ちょっとから使うことができ、Apple Watchで新幹線も乗ることができますし、Suica定期券を購入することもでできます。
Pixel WatchはSuicaとしての機能はApple Watchに劣るものの、最近iDとQuick Payに対応して利便性が劇的に改善しています。
「自分は西日本だからSuicaなんて関係ねーよ!」と言っている方、今年の3月からApple WatchがモバイルICOCAが使えるようになりました。
このようにスマートウォッチの交通系IC市場を取り巻く状況は日々刻々と使いやすくなってしまっていますが、一度この沼にハマってしまったら二度と抜け出せなくなります。
どうかこうした誘惑に負けず快適なスマートウォッチライフをお送りください。
最後までご愛読ありがとうございました。
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