こんにちは!しみたくです!
今日はPixel6とProの違いや5シリーズからの進化点について解説します。
Googleの2021年のフラッグシップモデルであるPixel6とPixel 6 Proが発表されました。
デザイン刷新し、CPUもQualcomn製ではなくGoogle Tensorを初搭載するなど大幅刷新された大注目のモデルです。
本日はPixel6とPixel 6 Proの違いやPixel5シリーズからの進化点について解説します。
Pixel6とPixel 6 Proの違い〜Pixel5から進化点
Pixel6とPixel 6 Proのスペック
まずこちらがPixel6とPixel 6 Proのスペック一覧です。
モデル | Pixel6 | Pixel 6 Pro |
ディスプレイサイズ | 6.4インチ | 6.7インチ |
ディスプレイ形状 | フラット | エッジ |
解像度 | FHD+(1,080 x 2,340)OLED | QHD+(1,440 x 3,120)LTPO |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大120Hz |
本体サイズ | 158.6 x 74.8 x 8.9 mm | 163.9 x 75.9 x 8.9 mm |
重量 | 207g | 210g |
バッテリー容量 | 標準 4,614 mAh | 標準 5,003 mAh |
充電速度 | 最大30W(PPS) | 最大30W(PPS) |
ワイヤレス充電 | 最大21W | 最大23W |
CPU | Google Tensor | Google Tensor |
メモリ | 8 GB(LPDDR5) | 12 GB(LPDDR5) |
ストレージ | 128/256GB | 128/256GB |
ストレージ種類 | UFS 3.1 | UFS 3.1 |
メインカメラ | 標準:50MP f/1.85 超広角:12MP f/2.2(114℃) | 標準:50MP f/1.85 超広角:12MP f/2.2(114℃) 望遠:48MP f/3.5(光学4倍) |
フロントカメラ | 11.1MP f/2.2 | 8.0MP f/2.0 |
SIM | nanoSIM×eSIM | nanoSIM×eSIM |
5G | sub-6 | sub-6,ミリ波 |
認証 | ディスプレイ内蔵 | ディスプレイ内蔵 |
Felica | 対応 | 対応 |
防水 | IP68 | IP68 |
Googleフォト特典 | なし | なし |
価格 | 74,800円〜 | 116,600円〜 |
Pixel6とPixel 6 Proは同じCPUである『Tensor』を搭載しつつ、デザインコンセプトや主要な機能はほぼ共通していますが、やはり細かいスペックを見ると違いがあります。
ここからはPixel6シリーズの注目ポイントとそれぞれの違いを見ていきましょう。
『Tensor』プロセッサ搭載で処理性能はほぼ同じ
Pixel6シリーズの最大の見所がPixelのために作られた専用のプロセッサ『Tensor』です。
PixelスマートフォンはこれまでQualcomnのSnapdgragonシリーズを採用してきました。
- Pixel3/3 XL:Snapdragon 845
- Pixel3a/3a XL:Snapdragon 670
- Pixel4/4 XL:Snapdragon 855
- Pixel4a:Snapdragon 730G
- Piel4a 5G/5/5a 5G:Snapdragon 765G
Qualcomn製のプロセッサだからといって処理性能が低かったり、画像処理に問題があったわけではありませんが、Googleとしては求める性能を引き出せていなかったようです。
『Tensor』の搭載はまさにGoogleの作りたかったスマートフォンを実現させるためのSoCであると言えます。
Snapdgragon765Gを搭載したPixel5比で最大80%の性能向上が見込めるとのことで、より一層サクサク快適な動作が期待できます。
Pixel6とPixel 6 Proは同じ『Tensor』を採用していていますが、メモリはPixel6が8GB、Pixel 6 Proが12GBであるため、基本的な操作感に違いはないことが想定されますが、ゲーミングなどのメモリを多く消費する用途ではPixel 6 Proが向いています。
私は実際にPixel 6 Proを使っていますが、動作の快適さで言えばSnapdragon888を搭載する機種と遜色がなくサクサク快適に動きます。
ベンチマークスコアはあまり伸びないと言われていますが、Google自身がスコアよりも体験に重視していると発言していることからもあまりベンチマークスコアを気にする必要はないでしょう。
私がAntutuのベンチマークを図った結果は約70万点で、しっかりハイエンドクラスの処理能力でした。
基本デザインは同じだがわずかに異なる点も
Pixel4aやPixel4a 5G、Pixel5,Pixel5a 5Gなどすべて同じデザインコンセプトで統一されていましたが、Pixel6では大幅に刷新されています。
背面上部にはかなり主張の強いカメラが横方向に配置されています。今はなきNexusブランドの最後のモデルであるNexus 6Pを彷彿とさせるデザインです。
基本的なデザインはどちらも同じですが、Pixel 6 Proのほうがカメラユニットと上部に空間が広く設けられています。好みの問題かもしれませんが、私はProのほうがバランスが良くて好きです。
Pixel 6 Proのほうがディスプレイサイズが大きい分、本体サイズもわずかに多くなっています。
- Pixel6:158.6 x 74.8 x 8.9 mm
- Pixel 6 Pro:163.9 x 75.9 x 8.9 mm
- Pixel5a:156.2×73.2×8.8mm
Pixel6とPixel 6 Proを比較するとProのほうが縦横が長くなっており、Pixel6がコンパクトな印象を受けますが、全くそんな事はありません。
Pixelシリーズの中でもかなり大きな部類であったPixel5aよりもサイズは大きいんです。
また、重量はPixel6が207g、Pixel 6 Proが210gとサイズの違いに対して重量はほぼ同じとなっており、最近のスマートフォンとしては標準的もしくは少し重い程度です。
- iPhone13 Pro Max:238 g
- Galaxy S21 Ultra:228g
- Xperia 1 Ⅲ:188 g
- AQUOS R6:207g
- OPPO Find X3 Pro:193g
- Pixel5a 5G:183g
ちなみにこれまでのPixelで最も重かったモデルがPixel4 XLの193 gでしたので、Pixel6シリーズは歴代で最も重いPixelとなります。
- Pixel 6 Pro:210g
- Pixel6:207g
- Pixel5a:183 g
- Pixel5:151g
- Pixel4a 5G:168g
- Pixel4a:143g
- Pixel3 XL:184g
- Pixel3:148g
- Pixel3 XL:167g
- Pixel3:147g
ディスプレイとリフレッシュレート
ディスプレイは実は細かい違いがあります。
モデル | Pixel6 | Pixel 6 Pro |
サイズ | 6.4インチ | 6.7インチ |
解像度 | FHD+(1,080 x 2,340) | QHD+(1,440 x 3,120)とPro |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大120Hz |
ディスプレイ形状 | フラット | エッジ |
Pixel 6 Proのほうが僅かにディスプレイサイズが大きく、高解像度、リフレッシュレートも高いです。
Pixel6でもFHD+なので解像度ではあまり違いを感じにくいかもしれませんが、リフレッシュレートでは体感できる違いがあるかと思います。
PixelはこれまでPixel5とPixel5a 5Gのみが90Hzのリフレッシュレートに対応していたため、Pixel 6 ProがPixelスマートフォンとして初めての120Hz対応モデルとなります。
意外と注意すべきなのがPixel6はフラットディスプレイ、Pixel 6 Proは側面が湾曲したエッジディスプレイである点です。
エッジディスプレイは見た目の美しさはメリットですが、側面の誤タッチ多い点やガラスフィルムが貼りづらいなどのデメリットがあり好みが分かれるところです。
Pixel初の画面内指紋認証
Pixel6/6 ProはPixel5シリーズに引き続き指紋認証を搭載していますが、ようやくPixelも画面内指紋認証を搭載しました。
Pixel4を除くPixel5シリーズまでは背面に指紋認証センサーを搭載していました。
背面は背面で使い勝手が良かったのですが、机などに置くと指紋認証できないため、やはり画面内指紋認証は便利で使い勝手が良いです。
Pixel 6 Proを使っている限りでは、特に精度や速度面で気になるところはなく快適に使えています。
Pixel 6 Proは望遠レンズを搭載
Pixel6とPixel 6 Proのカメラの主な違いは望遠レンズです。
センサーサイズが巨大化したことでPixel5比較で150多く光を取り込めるようになった標準レンズと12MPの超広角レンズは共通していますが、Pixel 6 Proにのみ光学4倍ズームの望遠レンズが搭載されています。
Pixel6は超解像ズームで最大7倍であるのに対して、Pixel 6 Proは最大20倍とズーム性能ではProが頭一つ抜けています。
最近のハイエンドモデルは各社望遠レンズに力を入れており、気軽に圧縮効果を楽しめる望遠レンズはスマホカメラの楽しみを広げてくれます。
充電速度は同じだがワイヤレス充電ではわずかに違いが
Pixel6とPixel 6 Proは有線充電では最大30W(USB-PD PPS)の急速充電に対応しています。
従来のPixelスマートフォンは最大18Wであったことを考えると大きく進化していることがわかります。
有線の充電速度は同じですが、ワイヤレスは充電速度わずかに異なります。
新しいPixel Standを使った急速ワイヤレス充電の場合、Pixel6は最大21W、Pixel 6 Proは最大23Wです。Pixel Standは別途購入が必要です。
5Gはミリ波対応だがドコモでの利用は少し残念
Pixel6シリーズは5Gに対応しており、Pixel 6 Proはsub-6とミリ波両方に対応しています。
Pixelはバンドの対応が素晴らしいことで有名ですが、5Gについてはドコモユーザーのみ注意が必要です。
その理由は、ドコモに割当られている4.5GHz(n79)に対応していないからです。
しかも、4.5GHz(n79)帯は東京や大阪などの主要都市では面的に展開がされているため、この4.5GHz(n79)帯が利用できないとうことは5G接続できない可能性が高いということです。
ただし、4G接続は問題なくできますし、現状5Gの通信速度を必須とするコンテンツもないためそこまで心配する必要はないでしょう。
Googleフォトの無制限アップロード特典はなし
PixelスマートフォンにはGoogleフォトが無制限でアップロードできる特典(高画質の場合)が用意されていますが、Pixel6/Pixel 6 ProはGoogleフォトの無制限アップロードの特典の対象ではありません。
Pixel5やPixel4a 5Gなどの2020年モデルはGoogleフォトが有料化した現在でも高画質であれば容量カウントされずに無制限でアップロードができますが、Pixel5aやPixel6/6ProからアップロードをするとGoogleアカウントの容量を消費します。
Googleアカウントの容量が一杯になるとアップロードにはGoogle Oneの契約が必要になります。
Google Oneは100GBが250円から利用できますが、サブスクリプション契約であるため、Googleフォトの無制限アップロード目当てにPixel5やPixel4aを購入するのも良い選択かと思います。
4万円の価格差
価格はPixel6が74800円に対して、Pixel 6 Proが116,600円と約4万円近い価格差があります。
これまで紹介してきたように細かいところに違いがあります。
主にはディスプレイと望遠レンズが一番大きな違いですが、正直この違いで約4万円の価格差があるかと言われると悩ましいところですね。
- Pixel 6 Pro:116,600円〜
- Pixel4 XL:116,600円〜
- Pixel4:89,980円〜
- Pixel6:74,800円〜
- Pixel5(終売):74,800円
- Pixel5a:51,700円
- Pixel4a:42,900円
ストレージの単価が下がっているため、容量こそ異なりますがPixel 6 ProはPixel4 XLに並ぶ歴代で最も高いPixelとなります。
一方でPixel6は2020年のミドルハイレンジモデルとして発売されたPixel5と同額となっており、Pixel6がハイエンド級の性能を持っていることを考えるとかなりコストパフォーマンスが良くなっています。
Pixel6とPixel 6 Proの違い まとめ
Pixel6とPixel 6 Proの違いやPixel5シリーズからどのように進化しているのかについて解説しました。
価格差が4万円と大きいため、かなり悩ましいところですが、望遠レンズや120Hzに興味がなければまずPixel6で十分でしょう。
Pixel5シリーズはスペックの割に価格が高めに設定されており、コスパの悪さが指摘されていましたが、Pixel6はかなりコストパフォーマンスが高いスマートフォンに仕上がっています。
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大注目の最新Pixelをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご愛読ありがとうございました。
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