Pixel7 ProはGoogleの2022年フラッグシップモデルです。
充実したスペックかつ円安状況下にも関わらず、本体価格が124,300円という日本市場への意気込みが伺える期待のハイエンドモデルです。
10月の発売当初は大盤振る舞いとも言える割引や特典が注目され、本日下取りの回答がようやく到着し実質3.8万円という激安価格でPixel7 Proを購入することができました。
本日はPixel7 Proを激安で購入できたその内容と、それに関連して発覚したGoogleのグダグタすぎる対応についてまとめてみました。
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Pixel7 Proを実質3.8万円で購入できた話
まずは定価が124,300円もするPixel7 Proを3.8万円で購入することができたそのからくりについて解説します。
Pixel 7 Pro 価格 | ¥124,300 |
15%Offクーポン(ローカルガイド特典) | -¥18,645 |
ストアクレジット特典 | -¥35,000 |
端末下取り(Pixel4) | -¥61,500 |
Pixel4購入価格 | ¥29,000 |
合計 | ¥38,155 |
Pixel7 Proを格安で購入ができた理由は次の3つです。
- 割引クーポンの利用(15%オフ=18,645円)
- ストアクレジット特典の付与(35,000円分)
- 端末下取り(Pixel4:61,500円)
これらの割引をすべて足し合わせると115,145円となり、Pixel7 Proの端末価格124,300円との差を取るとたったの9,155円となります。
ただ、端末下取りの特典だけを適用し、端末の購入金額を入れないのはフェアじゃない気がしたのであえて下取り端末の購入価格を含めた形で最終的な購入金額を算出しました。
割引クーポンについて
割引クーポンの15%オフですが、後のパートで詳しく解説しますがこれはGoogle側のミスで本来はスマートフォンには適用できないはずのクーポンが予約開始直後の数時間だけ利用できる状態になっていました。
正規のクーポンは10%オフが配られていたので、とてもラッキーでした。
ストアクレジット特典について
ストアクレジット特典は 2022 年 10 月16 日までにPixel7 Proを購入するとGoogleストアで利用できるストアクレジットが35,000円分もらえるというかなり太っ腹な特典です。
Googleストアでしか利用できないクレジットですが、Google製品のリセールバリューはそこまで悪くないので換金しようとすれば8割ぐらいにはなるのではないでしょうか。
端末下取りについて
Pixel7シリーズの発売にあわせてかなり太っ腹な下取りキャンペーンが開催されていました。私はPixel4を最大61,500円での下取りに出しました。
Pixel4は昨年のGoogleフォトの無制限アップロード用に購入したもので、11月に29,000円購入し、1年後に61,500円で下取りしてもらえるという夢みたいな話でした。
ちなみに、Pixel7シリーズが発表された時点でのPixel4の取引価格は大体2万円後半で推移しており、白ロム専門店やフリマアプリでも多く出品されていました。
感度の高い人が買い漁って発表当日の夕方には4万円後半まで高騰していましたが・・・。
実はもっとお得に購入することもできた・・・
実は更に10%お得に購入することができたのですが、運の悪い私はそのチャンスを棒に振ってしまいました。
Googleストアのメール配信に登録をしている方には、Pixel7/7 Proで使える10%クーポンが送られています。
このクーポンですが配信タイミングが最悪で、クーポンを受け取る前に割引なしで購入してしまった人がキャンセル⇛再購入をするはめになり、最終的にはGoogleがクーポンを受け取った人全員に割引を適用させたのです。
ただ、フィルタリングがゆるゆるで、ローカルガイド特典やpovo特典などで購入した人も返金を受け取っており、ローカルガイドの特典に追加して更に10%の返金を受け取れるというバグみたいな状況が起こっていました。
ローカルガイド特典を利用した私はまさにその対象なのですが、お人好しな私はこのメール配信の10%クーポンはTwitterのフォロワーさんにプレゼントしてしまっていました。
メール登録したらこんなのも来てるみたいですね😂 pic.twitter.com/5N5LQbgWbW
— しみたく🙆クリスマスVer. (@Gadget_Simitaku) October 7, 2022
私に配信されたクーポン番号は私ではない別の人が使用してしまったため、私には返金の案内が来ませんでした・・・。
対象の絞り込み条件が雑すぎて憤りすら感じましたが、棚からぼた餅的なものなのでそっと抑え込みました。
つまり、このクーポンをプレゼントしなければ端末価格の10%=12,430円の返金を追加で受け取れていたことになるので、約2.6万円でPixel7 Proを購入できたというわけです。
2.6万円ってエントリーモデルの価格帯ですよ?頭がおかしいとしかいえない割引っぷりです。
というわけで、私がPixel7 Proを3.8万円(あわゆくば2.6万円)でPixel7 Proを購入した内訳について解説させていただきました。
Pixel7 Pro発売に関するGoogleのグダグタすぎる対応について
既にいくつか解説していますが、Pixel7 Proの発売に関して、Googleストアの対応は信じられないほどのグダグダっぷりです。
このグダグダっぷりは後世に残すべきと感じたため、本件に関するGoogleのグダグタな対応をまとめてみました。
Googleのグダグタな対応一覧
- ローカルガイド特典がなぜかPixelに利用可能
- 10%オフクーポンの配信が発売開始より遅れる
- 異例のクーポン配信全員適用となるが、ローカルガイドとpovo特典は重複割引可能に
- 一連のグダグタで配送日が日々変動
- 下取り希望が想定以上で品川郵便局はパンク状態
ローカルガイド特典がPixelで利用可能
ローカルガイド特典は9/28に配信されたローカルガイド向けの特典で、Googleストアで毎回付属してくる15%オフクーポンと何ら代わりのないクーポンでした。
もちろんPixelスマートフォンには使えないと思っていたのですが、同時に購入しようとしたPixel Watchのためにローカルガイド特典のクーポンを適用するとPixel7 Proまで15%オフになっていることを発見しました。
え?ローカルガイドの15%オフ
— しみたく🙆クリスマスVer. (@Gadget_Simitaku) October 6, 2022
Pixelスマートフォンにも適用されるやん😂 pic.twitter.com/0ngFATNZn1
そしてもちろんこの事象はGoogleが意図したものではなく、数時間後にはPixelスマートフォンでは使えない状態に戻っていました。
私みたいに適用して購入した人に対して”後から強制キャンセル”をするようなことをしない点は称賛に値しますが、そもそもの設計が雑ですよね。
10%オフクーポンの配信が発売開始より遅れる
個人的にかなりやらかしていると思っているのがこちら。
Pixel7/7 Proは10月6日の23時に発表され発表後すぐにGoogleストアでの予約が開始されました。
新しいスマートフォンの予約開始日にはスマートフォン好きが少しでも早く配送してもらおうと我先にと予約をするのが通例です。
そんな重要な予約開始のタイミングでもGoogleはミスを犯しました。
こちらがGoogleストアにメール配信登録をしていると送られてくる特典メールなのですが、送信時間が10月7日の14時16分です。
- 予約開始:10月7日 0時頃
- クーポン配信:10月7日14時頃
10月7日の0時時点ではすでに予約開始をしており、相当数の人が予約をしている中で、その14時間後に10%割引特典メールを配信するというグダグダっぷりです。
ローカルガイド特典などを利用せずに通常価格で予約した人たちはもちろん「キャンセル⇛特典を利用し再購入」をします。
しかし、再購入によって配送日が遅れることを恐れてあえてクーポンを利用しない人もいるため、ユーザーに対して大きな混乱を与えてしまいました。
異例のクーポン配信全員適用となるが、ローカルガイドとpovo特典は重複割引可能に
センターにクレームが殺到したのか10%オフクーポンはPixel7/7 Proを購入した人には後からでも自動で適用される形に方針転換されました。
ここは太っ腹な神対応なのですが、問題なのはその適用の仕方です。
先のパートでも解説したとおり、ローカルガイドやpovo特典を利用したユーザーでメール配信特典を受領しているユーザーも適用対象となり、重複して割引が受けられる意味不明な状態となりました。
(クーポンコードを他の方へプレゼントした私はその恩恵を受けられず勝手に損した気分になりました。)
大盤振る舞いなのでこの対応に文句を言うつもりはないのですが、もう少し適用対象は精緻に考得るべきと言わざるを得ません。
一連のグダグタで配送日が日々変動
Googleストアで注文すると注文時に配送予定日が通知されるのですが、こうしたグダグタな対応故にPixel7/7 Proの配送予定日が日々早まったり・遅れたりしてしまい、新しいPixelを心待ちにしている人には気が気じゃない状況となりました。
下取り希望が想定以上でパンク状態
割引特典では相当にグダグタでしたが、Googleのグダグタっぷりはそれだけに留まりません。
Pixel7シリーズの発売にあたり、過去に類を見ないほど魅力的な下取りキャンペーンが実施されており、かなり人が下取りを利用してPixel7シリーズを購入する形となりました。
例;Pixel4やPixel6が61,500円、iPhone11も61,500円で下取り
Googleストアの下取りは、端末購入時に下取りを同時に申し込み、後日送られてくる下取りキットに端末を入れて返納するという段取りとなっています。
想定以上に申し込みがあったため、下取りキットの発送が大幅に遅れてしまう事態となり、発売直後の10月7日に注文した私でさえ受領したのが10月19日でした。
下取りキットが遅れるのは別に良いのですが、肝心なのはそのときのGoogleの対応です。
発送が遅れているのはGoogle側が原因であるはずなのに、受領した次の日にはメールで「23日までに発送しろ」と催促メールを送ってくる始末です。
下取りキットの受け取りがもっと遅れている人も同様なメールを受け取っているようで不満爆発不可避です。
参考までに今回私がPixel4を下取りに出した時系列的には次のような形でした。
- 10月7日 下取りキットの注文
- 10月19日 下取りキットの受領
- 10月24日 センターで端末の受領
- 11月4日 下取り査定の開始
- 11月12日 下取り金額の回答受領
約1ヶ月の長丁場となりましたが、満額で下取りしてもらえたので満足はしています。
これだけの太っ腹な下取りをするのなら、どれぐらいの下取りが来るのかは精緻に見積もり、そのための体制を作るような工夫をお願いしたいところです。
GoogleストアはグダグダだけとPixel7 Proはいいスマホです。
Pixel7 Proを格安で購入できた話および今回のPixel7シリーズ発売に関するGoogleストアのグダグダな対応についてまとめてみました。
Google側の対応は歴史に残るグダグダっぷりでしたが、一方でPixel7 Pro自体はGoogleのスマートフォン市場最高の完成度と言えるほどレベルの高いものに仕上がっています。
これは割引を適用しない124,300円という価格で考えても非常にコストパフォーマンスの高い仕上がりで、ハイエンドAndroidが欲しい人はPixel7 Proを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
また11月18日からはブラックフライデーセールが始まります。次こそはユーザーを混乱させない対応をお願いしたいですね。
最後までご愛読ありがとうございました。
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