こんにちは!しみたくです!
今日はGalaxy Z Flip3の残念ポイントを紹介します。
Galaxy Z Flip3はGalaxyのフォルダブルスマートフォンの3世代目にあたる機種です。
これまで超高額なイメージがあったフォルダブルスマートフォンですがdocomo版の価格が148,896円とようやく最近のハイエンドスマートフォンと同じぐらいの価格帯となってくれました。
私は我慢できずGalaxy Z Flip3の香港版を一足早く購入し、実際に使ってみてフォルダブルの良い点と同時に残念な点、不満点もよくわかりました。
そこで本日は実際にGalaxy Z Flip3を使ってみてわかった残念ポイント・デメリットをご紹介したいと思います。
本記事は「Galaxy Z Flip3を購入したいけど失敗したくない」、「欲しくて欲しくてたまらないけど金がないから止めてほしい」、という方向けの記事となります。
【不満点】Galaxy Z Flip3の残念ポイント
電池持ちは良くない+充電速度が遅すぎる
Galaxy Z Flip3は3,300mAhのバッテリーを搭載しています。
この3,300という数値ですが、同じSoCを搭載しているスマートフォンと比べると2〜3割程度少なく、はっきり言って貧弱です。。
- Galaxy S21:4,000mAh
- Xperia1 Ⅲ:4500mAh
- AQUOS R6:5,000mAh
バッテリー容量の少なさは電池持ちの悪さに直結するため、Galaxy Z Flip3はスペック上では電池持ちが悪い機種と想定できます。
では、実際の使用感はどうでしょうか。こちらがGalaxy Z Flip3の電池残量履歴です。
ディスプレイ点灯時間を見てもらえば分かる通り、それなりにガッツリ使っていますが、それにしても減りが速いです。
この日は外出をするため途中で充電をしましたが、充電しなかったら18時まで電池は持たなかったでしょう。
電池消費量は使い方や設定に依存するところが大きいため、一概には言い切れませんが、やはりGalaxy Z Flip3の電池持ちは悪くデメリットであると言えるでしょう。
ただ、電池容量については、フォルダブルという構造上の問題からなかなか容量を確保しづらいのはしょうがないところかと思います。
個人的に個々が1番残念だと感じたのが充電速度の遅さです。
Galaxy Z Flip3の充電速度は最大15Wとなっています。規格上、急速充電と謳っていますが、この速度は昨今のスマートフォンの充電速度と比較すると全く急速ではない充電速度です。
- Galaxy S21:25W
- Xperia1 Ⅲ:30W
- OPPO Find X3 Pro:65W
- Mi11 lite 5G:33W
- OPPO Reno5 A:18W
ミドルレンジモデルでもOPPO Reno5 Aの18Wが最近では標準的な充電速度となっており、Galaxy Z Flip3はそこよりも低い充電速度となっています。
実際にGalaxy Z Flip3を充電したときの電池残量の推移がこちらです。
- 開始:2%
- 15分後:14%
- 30分後:30%
- 45分後:44%
- 60分後:59%
- 75分後:78%
- 90分後:89%
充電の速さは約1%/分といったところでしょうか。
フル充電をするには1時間30〜40分は必要となり、最近のスマートフォンの中ではかなり遅い部類に入るかと思います。
ただ、ここで私が言いたいのは単純に充電が遅いから、悪いということではありません。
電池持ちが悪い上に、充電速度が遅いというダブルパンチです。
たとえ、充電速度が遅くても、電池持ちがすごく良ければ夜間に充電するといった使い方ができます。逆に電池持ちが悪くても、充電速度が早ければ朝のちょっとした身支度の時間に充電するなどの対応もできます。
なので、電池持ちが悪い×充電速度が遅いという組み合わせはスマートフォンを使う上で最悪な組み合わせなのです。
スペック上から分かる話なので、ある程度覚悟はできるかと思いますが、実際に使うとなかなか不満が溜まる残念ポイントです。
ボタン周りの位置が残念
Galaxy Z Flip3は本体右側面に指紋認証兼用の電源ボタンとボリュームキーを搭載しています。
何が残念かというと、この位置がとにかく高い。こちらが本体右側を撮影した写真です。
指紋認証兼用の電源ボタンを搭載したスマートフォンはほぼ全ての機種が本体を持ったときに自然と親指がくる位置(大体本体中央)にボタンが配置されているため、スムーズにロック解除ができます。
一方、Galaxy Z Flip3は中央は折りたたみのヒンジがあるため、どうしても電源ボタンの位置が中央から外れてしまうのが不満に感じました。
その結果がこの画像のような本体のかなり上部となり、かなり指紋認証がやりづらい機種となってしまいます。
それに引っ張られる形でボリュームキーも上部へ追いやられているため、音量を変えるのも親指をぐっと伸ばすか、一度持ち直す必要があります。
このあたりは慣れの範囲でもあり、1週間も使っているとあまり気にならなくなってきましたが、それでももう少し下に配置する、もしくは画面内指紋認証を採用するなどの電源ボタンを触らずに済むような設計であればよかったなと思いました。
ケースがとにかく高い
Galaxy Z Flip3は折りたたみという構造のため、ケースは上下の2つのパーツで構成されています。
こうした構造上の複雑さから、ケースがとても高いです。
聞いたこともない無名のメーカーであれば安いものもなくはないですが、それなりに名のしれたメーカーのものはかなり高い値段となっています。
例えばこちらのSpigenのシン・フィットシリーズ、Galaxy S21では2000円前後で販売されていますが、Galaxy Z Flip3では4,590円と倍以上の値段となっています。
また、それ以外にGalaxyの魅力である純正ケースですが、こちらも軒並み高価格となっています。
もともと6000〜8000円の高価格で販売されていたレザーケースはまさかの1.2万円(執筆時点の価格)です。
このように構造上の問題からケースがやはり高くなりがちです。
しかもGalaxy Z Flip3はクリアケースは付属されないため、自前で用意する必要があります。このあたりのデメリットからもケースなどのアクセサリー類が高いのはなかなかの残念ポイントです。
早く安くていいケースが登場すると良いですね。見つけ次第こちらにアップしてきます。
厚みが増すため逆にポケットから出しづらい
Galaxy Z Flip3は折りたたみができるため、本体がかなりコンパクトになります。
ただし、コンパクトになるのは表面積で折りたたむと本体の厚みは単純に2倍になります。ケースを着けると更にケースの上下分の厚みが増します。
これが原因でどこが残念だったかというと、厚みが増しすぎて、ポケットから取り出すときに、本体とポケットの間に指を入れづらいです。
ジーパンのようなキツめのポケットのズボンを履いていると、指を入れるスペースが無くなってしまい、ポケットから出すのに一苦労です。
フォルダブルのおかげで全体のサイズがコンパクトになりスマホ本体が出っ張らなくなったという大きな利点はあるのですが、これが逆に取り出しづらくしてしまったというわけです。
私は純正のシリコンケースを買ったのですが、シリコンとズボンのポケットの摩擦で全くポケットから出せないという状態となりすぐさま別のケースを購入しました。
ポケットに余裕があるズボンを履いている方には全く関係のない話ですが、意外とこういった類のズボンを愛用されている方も多いのではと思い、ここで取り上げさせていただきました。
カメラメインだといちいち開くのが手間
Galaxy Z Flip3の魅力は折りたたんでコンパクトに持ち運べる点です。
もちろんこのおかげで素晴らしい取り回しの良さがあるのですが、カメラでよく写真や動画を撮影する人には少し残念なポイントがあります。
それは、写真を撮るときに本体を開くという一手間かかる点です。
Androidスマートフォンは電源ボタン2度押しや独立したカメラボタンがあり、音量ボタンでシャッターを切ることができます。
つまり、ポケットからスマートフォンを取り出しながら電源ボタンでカメラを起動し、すぐにシャッターを切ることができます。しかもこの動作はすべて片手で完結できます。
これがGalaxy Z Flip3の場合、真っ先に本体を開かなければいけません。片手で開けられなくはないですがなかなかの難易度です。
このあたりがサッと出してパッと撮れるスマートフォンならではの魅力を無くしてしまっているなと思い、残念に感じました。
Galaxy Z Flip3の残念ポイント まとめ
Galaxy Z Flip3を実際に使ってみて感じた残念ポイント・不満点を5つご紹介しました。
5つ取り上げましたが、ぶっちゃけ一番重要なのは1つ目の電池持ちと充電速度です。
それ以外は使い方やお金でどうにでもできますが、1つ目だけはずっとストレスになります。
安くなったとはいえ、プレミアムハイエンドモデルのスマートフォンと同等の価格帯に位置づけられているGalaxy Z Flip3です。
誰もが重要視する充電関連が弱いのはGalaxyにとってもかなりのウィークポイントでしょう。
今回私がご紹介した電池の減り方や充電速度をイメージして、この程度なら我慢できると思えたら、ぜひGalaxy Z Flip3の世界に飛び込んでみましょう。
冒頭にも言いましたが、デメリットや不満点があるのは事実ですが私はGalaxy Z Flip3がかなり気に入っています。
若かりし頃のパカパカケータイを彷彿とさせるフォルダブルスマートフォンをぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご愛読ありがとうございました。
コメント