Google Pxiel 6 Proは2021年のGoogle Pixelシリーズ待望のフラッグシップモデルで、独自SoCのTensorや刷新されたデザイン、大幅強化されたカメラなど今季大注目のハイエンド機種です。
Pixel5はSoCやカメラ性能は控えめなスペックを抑えたミドルハイレンジモデルでしたが、Pixel6シリーズはハイエンドモデルとして登場しました!
私は実際にPixel 6 Proを購入しました。そこで本日は実際にGoogle Pixel 6 Proを触って感じた良さやイマイチな点の実機レビューをお届けします。
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Google Pixel 6 Proの注目ポイント
- Google独自開発のTensorプロセッサーを搭載
- メインカメラ性能の大幅な向上
- ペリスコープ式の望遠レンズ搭載
- 120Hzリフレッシュレート対応の有機ELディスプレイ
- 116,600円という良心的な価格設定
- 顔認証非対応
- 指紋認証の精度が悪い
- 主張の強いカメラバンプ
- 充電速度が遅い(最大23W)
Pixel 6 Proの値段(税込)
- Googleストア:116,600円
- Softbank:127,440円
GoogleのAIを最大限に発揮するために開発したTensorプロセッサーを搭載し、デザインやカメラ、ディスプレイなど随所で大幅なスペックアップが施されました。
ハイエンドモデルにしては116,600円と手を出しやすい価格帯なのも魅力的なポイントです。
昨今の急激な円安でApple製品など値上げが続く中でも、発売時の価格据え置きとなっている点はとても良心的です。
Google Pixel 6 Pro カメラバンプが奇抜で斬新なデザイン
Pixel 6 Proの付属品
こちらのGoogle Original Chipsは付属品ではなく、緩衝材代わりとしてダンボールに入っていました。
本来は捨てられてしまうただけの緩衝材におやつを使うことで無駄な資源を減らしつつ、しっかり自社の新型ChipsをアピールするあたりにGoogleの遊び心が満載ですね。
こちらがPixel 6 Pro本体と付属品一覧です。
Pixel 6 Proの付属品
- 本体
- 説明書
- USB-Cケーブル
- USB-A to C変換アダプタ
昨今の流れもあり、充電器は同梱されていません。
また、Pixelシリーズはケースや保護フィルム等もついてこないのでとてもシンプルです。
Pixel 6 Proのデザイン
こちらがPixel 6 Proの背面デザインです。今回はSorta Sunnyというカラーを購入しました。
Pixel 6 Proのカラーリングは3色用意されています。
- Cloudy White
- Sorta Sunny
- Stormy Black
Pixel4から直近発売されたPixel5a 5GまでPixelのデザインは一貫していましたが、Pixel6では大幅に刷新されました。
カメラユニットが従来のPixelと全く異なります。個人的にPixel4ぐらいのスッキリしたデザインが一番好みです。
特に印象的なのがこのカメラバンプです。Nexus6Pを彷彿とさせる横配置カメラの専有面積です。
存在感ありすぎです(笑)
本体からの出っ張りは半端じゃありません。
ここめっちゃホコリ溜まるので裸族の方要注意です😂#pixe6Pro pic.twitter.com/CFSTxv0DXr
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) October 30, 2021
実物を見た感じ、個人的にはそこまで好みではないデザインだなぁというのが正直な感想です。
ただ、左上部にカメラユニットを置く昨今の似たりよったりの流れを考えるとこうした奇抜なデザインは大歓迎です。
遠くから見てもすぐにPixel6ユーザーだとわかりますね(笑)
Pixel 6 Proは表裏面どちらもラウンドエッジ加工が施されており、手のひらへの収まり具合は素晴らしいです。
側面のフレームや背面のガラスの質感は非常に高級感があり、フラッグシップモデルとしての質感の高さをしっかりと感じます。
画面サイズが6.7インチとスマートフォンの中でもかなり大型の部類に入るため、片手でのホールドはかなり厳しいです。
そして重量210gとなかなか重さがあるため、腕にずっしりと重さを感じます。
背面は光沢系のガラス素材なので、スーパーツルツルテカテカボディとなっており、ケース無しで使うとすぐに落とす自信しかありません。(笑)
私は一緒に購入した純正ケースを使っています。意外と気に入っています。
Pixel 6 Proの端子・ボタン配置
Pixel 6 Proは右側面に電源ボタンと音量キーが配置されており、電源ボタンが上に位置しています。
おそらくほとんどのAndroidは電源ボタンが下に位置する配置のため、初めてPixelを使う人は少し戸惑うかもしれませんがすぐに慣れます。
ボタンはフレームと材質が異なっており、クリック感も良好で精巧に作られてます。
底面にはスピーカーとUSB端子が配置されています。
Pixel 6 Proはステレオスピーカーを搭載しており、Pixel5と比較してかなり改善しています。
上面のみ電波(ミリ波)の関係で素材が異なっています。
Google Pixel 6 Proの美しいラウンドエッジディスプレイ
Pixel 6 Proはリフレッシュレート120Hz対応
Pixel 6 ProはQHD+(1,440 x 3,120)解像度のLTPOディスプレイを搭載しています。
リフレッシュレートはPixelシリーズ初の120Hz対応です。
ディスプレイ自体は解像度が高く発色もとても良いです。
Pixel 6 Proはディスプレイの側面がラウンドしたエッジディスプレイを採用しています。※Pixel6はフラット
操作性や保護フィルムの貼りづらさなどデメリットはありますが、デザイン的には見惚れてしまう美しさがあります。
画面上部にはパンチホール型のインカメラを搭載しています。小さいのでそんなに目立ちません。
Pixel 6 Proの指紋認証
2022年1月18日追記:ソフトウェアアップデートが配信開始され、指紋認証周りはかなり改善されており、特にストレスなく使えるレベルとなっています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Pixel 6 ProはPixelとして初めて画面内指紋認証センサーを採用しています。
デフォルトの保護フィルムが貼り付けられていない状況であれば、それなりの認証精度、速度なのですがフィルムを貼ると精度が急に悪化します。
愛用していたメーカーのガラスフィルムを早速1枚捨てました。。。
画面内指紋認証の精度の低さは2〜3年前の初期のころに話題になりましたが、最近では精度の高いモデルも多く登場しているため正直この点はノーマークでした。
感覚的にはGalaxy S10やS20と同じレベルです。ようやく画面内指紋認証を採用したのにこの完成度は残念です。
Google Pixel 6 Pro カメラ性能は望遠強化で楽しさ広がる
Pixel 6 Proのカメラ作例
Pixel6シリーズはPixel3からようやく3年ぶりにメインカメラが刷新されました。
センサーサイズが大きく、高画素化することでハードウェアの進化の恩恵も受けつつ独自SoCのTensorによる強力なソフトウェア処理が期待できます。
ここからはPixel 6 Proで撮影した写真をご紹介します。
スマホカメラは被写体を検出して、コントラストや彩度、色合いを補正することで撮って出しで映えるとしてくれるのが魅力である一方で過度な補正が気になります。
個人的にPixelのカメラは色の表現がとても上手で花撮りなどはグラデーションをしっかり表現できる数少ないカメラだと思っています。
Pixel 6 Proも同様で解像感が高く、色合いも忠実で素晴らしいです。
Pixel6シリーズで大きく変わったのがボケの量です。
こちらは通常モード(ポートレートではない)を使用して撮影した写真ですがポートレートモードで撮影したようなボケ感があります。
センサーサイズが巨大化したことでこうした自然なボケ味を楽しむことができるようになりました。
Pixel4とラーメンを撮り比べてみました。
これまでのPixelは少し暗く寒色系の傾向が強かったため、メシマズ写真になりがちでしたが、Pixel 6 ProはAI補正がうまく効いておりかなり美味しそうに撮れています。
こちらのラーメンの写真もわずかに暖色寄りです。かなり美味しそうに撮れます。
一方でポートレートモードもやはり面白いです。境界線の検出がうまく、Pixelらしさを感じる深みのある写真が撮れます。
ただ、前述の通りセンサーサイズが大きくなり、通常モードでもかなりボケ感が強いので、ポートレートの強みが少し薄れたのは残念なところです。
こちらはPixel4とポートレートモードを比較した写真です。
Pixel 6 Proのほうが葉っぱと背景の境界検出の精度がかなり良くなっているのがわかるかと思います。
Pixel6シリーズでモーションモードというソフトウェア被写体の動きを表現する機能が追加されました。
これが正解なのかはわかりませんが、車がこのままタイムスリップしてしまいそうな躍動感のある写真が撮れました(笑)
気を取り直して動いている電車を撮影してみました。
これだけ明るい状況下だとこうしたスマホではこうした流し撮りはほぼ不可能ですが、Pixel 6 Proなら独自のAI技術で電車の動きを認識し、画像処理により動きを表現できます。
モーションモードは広角レンズだけでなく超広角や望遠レンズでも利用することができます。
スマートフォンのナイトモードでは水面の流線を表現できませんでしたが、モーションモードを使えば水の軌道を表現することができます。こうした使い方も面白いですね。
1枚目 Xperia 5 ⅲ
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) March 16, 2022
2枚目 Pixel6 Pro
3枚目 Galaxy S22 Ultra
4枚目 iPhone 13 Pro
すべて起動後、即撮影の撮って出し。 pic.twitter.com/Niw5JCRZWY
HDR性能は抜群に優秀です。逆光下でも失敗のない写真が撮れる理想的なスマホカメラです。
Pixel 6 Proは光学4倍の望遠レンズを搭載しています。そのため4倍ズームでも鮮明な写真を撮ることができますし、20倍ズームもかなり実用的な範囲内となっています。
ただし、Pixel 6 ProはGalaxyやHUAWEIなどの100倍ズームなどの20倍以上のズームはそのそもができない仕様となっています。
確かに20倍以上のズームはハードウェアスペックを見せびらかすだけで、実用性は皆無ですので一般層をターゲットしているPixelとしては妥当な判断と思いました。
ロマンよりも実用性!Pixelらしいです!
10倍ズーム性能はiPhone13 Proと比べると一目瞭然です。全体的にジャギーになっているiPhoneに比べ、Pixelは輪郭がとてもシャープです。
Pixel6シリーズはマクロレンズを搭載していないため、被写体に寄った写真を撮ることはできません。
そんなときは標準レンズの4倍デジタルズームが非常に強力で、上の作例のようにマクロ風な寄った写真を撮ることはできます。こうしたところに高画素化の恩恵を感じることができます。
ちなみにPixel 6 Proの望遠レンズは本体側が焦点距離を考えて自動で切り替えをするため、近くの被写体を撮影している状態で4倍ズームを選択しても望遠レンズには切り替わりません。また、切り替えにコンマ数秒要することがあります。
Pixel 6 Proの4倍望遠レンズは最短焦点距離がかなり遠く、物撮りは不可能と考えてもらったほうが良いです。
Pixel 6 ProのレビューやSNSの投稿で4倍望遠で物撮りしたかのうような投稿がたまにありますが、全て4倍デジタルズームでかと思います。
まぁデジタル4倍ズームでもとても綺麗なので気にすることもない気もしますが。
Pixelといえばナイトモードが有名で、数年前からスマートフォンの夜景性能を牽引してきた存在です。
Pixel 6 Proでも夜景性能は健在でノイズが少なく、くっきりとした夜景を手持ちで簡単に撮影することができます。
ナイトモードはすべてのレンズで利用可能です。
iPhone13 Proと超広角レンズでの比較に関するアンケートを撮ったところ、僅差ですがPixe6 Proのほうが綺麗だと答える人が多かったです。
超広角レンズでも色の再現性や明るさ、細部の繊細さにおいてここまでハイクオリティの夜景が撮れることに驚きます。
超広角夜景対決
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) December 8, 2021
←iPhone 13 Pro
Pixel 6 Pro→
あなたならどちらを買う?
リプへ pic.twitter.com/W8Bma1rB3c
こちらは手持ちでの撮影ですが、手ブレの影響はほとんどなく鮮明な写真を撮ることができます。
標準レンズが素晴らしいのはもちろんですが、Proに搭載されている4倍望遠のナイトモードがまた素晴らしいです。
望遠レンズのナイトモードの性能で言えば、ブレが少なく写りは鮮明ですし、標準レンズのような過度な明るさもないのでとても使い勝手良いです。
ただ、夜景性能が旧モデルから飛躍的に向上しているかと言われると、なんとも言えないかもしれません。
先日TwitterでPixel3aで同じ構図で撮影した写真とどちらがPixel 6 Proで撮影したものと思うかアンケートを撮ったのですが、まさかの51%がPixel3aの作例をPxiel6 Proと間違えました。
Pixel3aとPixel 6 Proのナイトモード
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) October 28, 2021
どっちが6 Proかわかりますか?😅 pic.twitter.com/Exahnh6rAH
1284の投票数なので精度はかなり高いと思います。これはPixel3aの時代からすでに完成されたソフトウェア技術をGoogleが作っていたということですね。
1枚目 Pixel3a
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) November 2, 2021
2枚目 Pixel4
3枚目 Pixel 6 Pro
新しくなるにつれ、暖色寄りかつダイナミックレンジが広がってますね😁 pic.twitter.com/psmh5C8Puv
じゃあ旧Pixelから進化してないかというとそんなことはなく、シーンに寄ってはセンサーサイズが巨大化し、AIも進化したPixel 6 Proらしさを感じることもできます。
Pixel 6 Proのカメラ関連機能
Pixel6シリーズから追加された面白い機能が”消しゴムマジック”です。これはPixelが写り込んだ人などの自動でピックアップし消去してくる機能です。
Galaxy S21シリーズでも同様の消しゴム機能が搭載されていますがあちらは消したい対象部をタップする必要があるのに対して、Pixelは自動検出してくれます。
完璧ではありませんが、結構綺麗に消してくれます。ビフォーアフターで見るからわかる話であって消した写真を見せられてもおそらく誰も気づかないでしょう。
まさにAIをフル活用した機能です。
Pixel 6 Proの動画性能
センサーサイズが多くなった恩恵は動画性能にもダイレクトに影響します。
Pixel 6 Proでは以下のモードで動画撮影が可能です。
Pixel 6 Proの動画撮影モード
- FHD Auto/30fps/60fps
- 4K 30fps/60fps
OISにより強力な手ブレ補正も働き、センサーサイズの巨大化によりボケ味が増えたことで撮れる画はかなりクオリティが高いです。
撮れる動画の質感については、確実にこれまでのPixelから飛躍的に進化している印象です。
ただ、動画については1点気になったことがあります。それが望遠レンズの使い所です。
Pixel 6 Proは光学4倍ズームの望遠レンズを搭載しているため、遠くの被写体は4倍ズームで撮りたいのですが、4K30fps以外では望遠レンズが機能しません。4倍ズームをしてもそれは標準レンズのデジタルズームとなります。
個人的には60fpsで滑らかさがお気に入りなのでこの仕様はすごく残念です。動画撮影目当てで望遠レンズがついているPixel 6 Proを選ぶのはあまり良い選択ではないかと思いました。
Pixel 6 Proのカメラ総評
もともと強力なコンピュテーショナルフォトグラフィーで自然でありながら表現力の高い写真を撮れることに定評のあったPixelですが、Pixel 6 Proでもその強さは顕在しています。
センサーサイズが大きくなったことでポートレートの強みが少し薄れてしまった反面、境界の検出や自然なボケ味を楽しめるようになった点は喜ばしいポイントです。
4倍望遠も十分綺麗なのですがもう少し切り替えがわかりやすく、多くの撮影モードに対応してくれると思いました。
Google Pixel 6 Pro✕Android12で最先端の使い勝手
Pixel 6 Proのベンチマークスコア
Pixel6で一番気になるのがGoogle独自のCPU『Tensor』かと思います。
いろいろ噂されましたが、実際のベンチマークスコアを測定すると70万点近くのスコアを出しており、1〜2年前のハイエンド級のパフォーマンスは有しているのがわかります。
デモ機では発熱の酷さが話題となっていましたが、私が使っている限りだと発熱はほとんど気になりません。
もちろんカメラやゲームなどの負荷の高いアプリを開くと発熱はありますが、WEBブラウジングやSNS程度の利用なら問題はないでしょう。
Pixel 6 Proのソフトウェア
Pixel 6 Proは最新のAndroid12を搭載しており、UIの統一感やアニメーションがとにかく綺麗です。
もともとPixelシリーズはスペックに対して軽快に動作することで評判でしたが、Pixel6シリーズではTensorのパワーでその使い心地の良さに磨きがかかっています。
120Hzも相まってアニメーションはとにかく滑らかで美しいですし、他社のハイエンドにたまにあるジェスチャーナビゲーションのもたつきも一切ありません。
PixelとTensorの組み合わせはまるで水を得た魚のように素晴らしい使い心地を実現してくれています。
Android12のアニメーション
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) November 5, 2021
こういう細かいとこへのこだわり好きです😂 pic.twitter.com/XIu0iV39Ir
とはいえAndroid12に使いづらい点があるのも事実です。このあたりの細かい残念ポイントはこちらの記事でまとめています。
Pixel 6 ProのAI機能
Tensorプロセッサはカメラや単純な動作面だけでなく、AIを使った様々な処理で威力を発揮します。
Pixelにプリインストールされているレコーダーのリアルタイム書き起こし機能を使ってみましたが、精度の高さに感動しました。
私はTeamsのトランスクリプションで文字の書き起こしとして使っているのですが、Pixelと比較すると雲泥の差です。しかもこれはクラウドではなく、Pixel本体で動作するから驚きです。
書き起こしの速さから精度の高さまで本当に素晴らしく、すぐにでも仕事で活用して議事録作成などで役立てます。
この精度で書き起こしができれば、同時通訳や自動要約などへの応用も期待でき、まだまだAIが活躍する領域の広さを思い知らされました。
このためにPixel6買っても損しないぐらい凄まじい完成度です。
Pixel 6 Proは相変わらずスクショの音が消せない
スマートフォンのスクリーンショットを撮影するときの挙動はメーカーごとに異なっており、マナーモードであればスクリーンショットの音が消える機種がほとんどです。
そんな中、従来から国内版のPixelはスクリーンショットの音を消すことができない仕様となっており、Pixel6シリーズでもこの仕様は変わっていません。
シャッター音ならまだしもスクリーンショットまで結構な音量の音が鳴るのこの仕様は非常にナンセンスなので早く修正されないかと願っています。
Google Pixel 6 Pro 電池持ち
Pixel 6 Proのバッテリー持ち
Pixel 6 Proは約5,000mAhのかなり大容量のバッテリーを搭載しています。
しかし、電池持ちが良いかと言われると、そこまで良くはない印象です。
ガッツリ使って1日持つかどうかぐらいの電池持ちかと思いました。
昼過ぎに約80%から使い始め、SNSやカメラなどそれなりに使用頻度が高い日で、就寝前には20%を切っていました。
使い方にもよりますが、朝一から使うとギリギリ持つか持たないかぐらいでしょう。
Pixel 6 Proの充電速度は早くない
Pixel 6 Proの充電速度は当初は30Wと言われていましたが、蓋を開けると最大23Wでした。
23Wという充電速度は最近のハイエンドスマートフォンから考えるととても遅いです。
Pixel 6 Proの充電時間
- 充電開始:11%
- 15分後:33%(+22%)
- 30分後:49%(+38%)
- 45分後:64%(+53%)
- 60分後:77%(+66%)
1時間あればフル充電切る機種も多く存在している中、Pixel 6 Proは60%に留まっており、やはりフル充電にはかなりの時間がかかります。
Google曰く電池への負担を考慮しての仕様とのことですので、仕方なく受け入れましょう。
Pixelはアダプティブ充電が可能
Pixel 6 Proだけの機能ではありませんが、Pixelスマートフォンにはアダプティブ充電と呼ばれる充電時のバッテリー負荷を軽減させる仕組みが搭載されています。
Pixel 6 Proのアダプティブ充電
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) November 19, 2021
アラームを設定した時間で100%になるように夜間は80%でキープされ、その後は緩やかに充電されていくみたいです😆
これは電池に優しそう☺️ pic.twitter.com/zazRhM1M9C
このように夜間かつアラームが設定されているときには、アラームの時間に合わせて充電速度をコントロールしてくれます。
電池寿命を長引かせるための機能なので、是非活用しましょう。
Google Pixel 6 Pro 実機レビューまとめ この性能で11万はコスパ良し!
Google Pixel 6 Proの実機レビューをお届けしました。
最後にPixel 6 Proの良い点・イマイチな点をまとめておきます。
Pixel 6 Proの良い点
- 120Hzリフレッシュレート対応
- 美しい有機ELディスプレイ
- 大型化したセンサー搭載のトリプルカメラ
- 表現力の高い望遠レンズ
- 強力な夜景性能
- 発熱が少なく、処理能力が高いTensor
- AIをフル活用した文字起こし・翻訳機能
- 滑らかなアニメーションのAndroid12
Pixel 6 Proのイマイチな点
- 独特すぎるカメラデザイン
- 210gの重量
- 消せないスクショ音
- 随所に使いづらさが残るAndroid12
- ハイエンドとしては遅すぎる充電速度
昨年はミドルレンジで少し拍子抜けでしたが、2021年はやっとGoogleが本気出してくれました!
Pixel 6 Proは他社ハイエンドに引けを取らない魅力たっぷりのスマートフォンに仕上がっています。
Pixel6とPixel 6 Proはここ違う
4万円の価格差のあるPixel6とPixel 6 Proです。この2機種には主に以下のような違いがあります。
機種 | Pixel6 | Pixel 6 Pro |
メモリ | 8GB | 12GB |
ディスプレイ | FHD+(1,080 x 2,340) リフレッシュレート90Hz | QHD+(1,440 x 3,120)とPro リフレッシュレート120Hz |
ディスプレイタイプ | フラット | エッジ |
望遠レンズ | なし | あり |
価格(Googleストア) | 74,800円 | 116,600円 |
細かい違いはちらほらありますが、特筆すべきはカメラ(望遠レンズ)とディスプレイ性能です。
特に望遠レンズに魅力を感じる人はPixel 6 Proがオススメですが、価格差が4万円以上あり悩ましいところです。
その他詳しいスペック比較についてはこちらの記事で解説しています。
大注目の最新Pixelをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご愛読ありがとうございました。
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