Pixel待望のミドルレンジモデル 『Google Pixel 6a』が発売となりました。
小型軽量化を果たしながら上位モデルと同じTensorプロセッサーを搭載し、53,800円というGoogleの意欲を感じられるスマートフォンです。
例のごとく一日早く到着して、しっかりと本機を使うことができたので、実際にPixel 6aを使ってわかったメリット・デメリットのレビューをお届けします。
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Pixel 6aの注目ポイント・スペック詳細
Pixel 6aの注目ポイント
Pixel 6aはPixel6の廉価版モデルに当たる位置づけの機種となっています。注目ポイントはこちらです。
- 上位モデルと同じ”Tensor”プロセッサーを搭載
- デザインはPixel6踏襲しつつ小型・軽量化
- 翻訳やカメラなどのAI機能満載
- おサイフケータイ・防水対応
- 価格は53,800円
- カメラスペックはPixel5以前のものへダウングレード
- 顔認証非対応
- MicroSD 非対応
- リフレッシュレートは60Hz固定
- イヤホンジャック非搭載
- ワイヤレス充電非対応
Pixel 6aの一番の注目ポイントは上位モデルと同じTensorプロセッサーを搭載することによる動作の快適さです。
ミドルレンジモデルはミドルレンジ向けのSoCを搭載するため、ハイエンドモデルと比べるとどうしても快適さで劣るところがありましたが、同じSoCを搭載するため快適さにはかなり期待できます。
メインカメラが2020年モデルのものと同じスペックへとダウンし、リフレッシュレートは60Hz固定である点がデメリットですが、それでいて53,800円という価格設定は非常に魅力的です。
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Pixel 6aの詳細スペック
モデル | Pixel 6a | Pixel6 | Pixel 6 Pro |
---|---|---|---|
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 6.4インチ | 6.7インチ |
ディスプレイ形状 | フラット | フラット | エッジ |
解像度 | FHD+(1,080 x 2,400)OLED | FHD+(1,080 x 2,340)OLED | QHD+(1,440 x 3,120)LTPO |
リフレッシュレート | 60Hz固定 | 最大90Hz | 最大120Hz |
本体サイズ | 152.2 x 71.8 x 8.9 mm | 158.6 x 74.8 x 8.9 mm | 163.9 x 75.9 x 8.9 mm |
重量 | 178g | 207g | 210g |
バッテリー容量 | 標準 4,410 mAh | 標準 4,614 mAh | 標準 5,003 mAh |
充電速度 | 最大18 W | 最大21W | 最大23W |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 最大21W | 最大23W |
CPU | Google Tensor | Google Tensor | Google Tensor |
メモリ | 6 GB(LPDDR5) | 8 GB(LPDDR5) | 12 GB(LPDDR5) |
ストレージ | 128GB | 128/256GB | 128/256GB |
ストレージ種類 | UFS 3.1 | UFS 3.1 | UFS 3.1 |
メインカメラ | 標準:12MP f/1.7 超広角:12MP f/2.2(114°) | 標準:50MP f/1.85 超広角:12MP f/2.2(114°) | 標準:50MP f/1.85 超広角:12MP f/2.2(114°) 望遠:48MP f/3.5(光学4倍) |
フロントカメラ | 8.0MP f/2.0 | 8.0MP f/2.0 | 11.1MP f/2.2 |
SIM | nanoSIM×eSIM | nanoSIM×eSIM | nanoSIM×eSIM |
5G | sub-6 | sub-6 | sub-6,ミリ波 |
認証 | ディスプレイ内蔵 | ディスプレイ内蔵 | ディスプレイ内蔵 |
Felica | 対応 | 対応 | 対応 |
防水 | IP67 | IP68 | IP68 |
価格 | 53,800円 | 74,800円〜 | 116,600円〜 |
明確にスペックダウンしている点が、カメラ性能とメモリ、ワイヤレス充電、リフレッシュレートです。
Pixel 6aは上位モデルのデザイン踏襲
Pixel 6aの化粧箱・付属品
こちらがPixel 6aの化粧箱です。今回はチャコールを購入しました。
こちらが箱の中身です。
Pixel 6aの付属品
- Pixel 6a本体
- USB-Cケーブル
- クイックスイッチアダプター
昨今の流れを汲み取り、付属品は超簡素です。
ケーブルがあるだけまだマシとも取れますが、ケースもなく、保護フィルムも貼り付けられていないので、購入する際にはケースとフィルムも一緒に準備することをオススメします。
Pixel 6aの本体デザイン
こちらがPixel 6a本体です。
デザインコンセプトはPixel 6を踏襲しており、バカでかいカメラバンプが特徴的です。
Pixel6や6 Proはカメラバンプの存在感が強く野暮ったい印象がありましたが、Pixel 6aは主張が弱くなりスッキリした印象があります。
カメラの出っ張りはPixel6や6Proと比べるとかなり控えめになってはいるものの、やはり存在感があります。
Pixel6 Proと並べるとかなりコンパクトになっていることがわかるかと思います。
特に横幅が71.8mmにサイズダウンしたことにより片手操作が格段に快適になりました。手が小さい私でも片手持ちで端っこまで指が届きます。
また、サイズダウンだけでなく、軽量化されている点も見逃せないポイントです。
Pixel 6aは178 gまで軽量化されており、Pixel6の207g、Pixel6 Proの210gと比べるとすぐに分かる違いがあります。
私はPixel6 proをメイン端末として使っているですが、210gという重量はなかなか腕にくるものがあるので、Pixel 6aの軽さは非常に魅力的です。
Pixel 6aのボタン・端子周り
側面フレームはPixel6と同様にマット仕上げされており、おそらく素材は100%リサイクルアルミニウムです。
安っぽい印象はありません。
ボタン配置は従来のPixelシリーズから変わっておらず、右側面の上部に電源ボタン、その下の音量キーとなります。
Androidの他の機種は電源ボタンが下の機種が多いため、Pixelに乗り換えた直後は混乱しますが、すぐに慣れるので心配無用です。
本体底面にはUSB-C ポート、ステレオスピーカーを搭載しています。
これまでaシリーズにはイヤホンジャックが搭載されていましたが、Pixel 6aではイヤホンジャックは非搭載です。
その代わりなのかもしれませんが、Pixel 6aの発売と同時に数量限定でPixel Buds Aを無料配布するキャンペーンを開催していました。※本キャンペーンは在庫切れのため終了しています。
スピーカー性能は価格を考えると十分かと思います。ただ、最大音量にしてもあまり大きくないのと低音が少し弱いところが気になりました。
Pixel 6aは60Hz固定の有機ELディスプレイ
Pixel 6aはFHD+解像度の有機ELディスプレイを搭載しています。
非常に高精細で見やすいディスプレイだと思います。ただ、注意が必要な点がリフレッシュレートです。
Pixel 6aのリフレッシュレートは60Hz固定となっており、120Hzや90Hzといった高リフレッシュレートの機種を使ってきた人からすると残像が気になってしまいます。
最近では低価格帯のモデルでも90Hzや120Hzに対応する機種も増えてきているため、この点はもう少し頑張ってほしかったです。
高リフレッシュレート対応機種(一例)
- OPPO Reno7 A:120Hz
- OPPO A54:90Hz
- Redmi Note 11:90Hz
ただし、Pixelスマートフォンはカスタマイズされた他のAndroid機種と比べると動作が快適であるため、想像していたよりも快適に使えています。
Pixel 6aはディスプレイ埋込み型の指紋認証を搭載しています。精度、速度は至って普通で可もなく不可もない印象です。
ただ、Pixel5の背面指紋認証はかなり評判が悪かったので、そこと比べるとかなり改善していると捉えることもできます。
Pixel6aの指紋認証
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) July 30, 2022
Pixel6 Proと大差はなく、別にそこまで言いわけでもない。
まぁ普通かな。もっと早い機種は沢山ある。 pic.twitter.com/EsnW8X2Wl0
ディスプレイタイプはPixel6と同じフラットです。保護フィルムが貼りやすく、ジェスチャーナビゲーションもスムーズにできるため、扱いやすさの観点で言えばフラットであるほうがメリットが多いです。
Pixel6と同様に中央上部にパンチホール型のインカメラを搭載しています。
特に気になることはありません。顔認証でのロック解除には非対応です。
Pixel 6aのカメラはスペックダウンしているがそれでも優秀
PIxel 6aのカメラスペック
Pixel 6a のカメラスペックを見ておきましょう。
カメラスペック
- メイン:12.2MP ƒ/1.7
- 超広角:12MP ƒ/2.2
Pixel6と構成自体は変わりませんが、メインカメラのイメージセンサーが異なっており、Pixel 6aにはPixel3から5aまで長らく使い続けられていたIMX 386が使われています。
センサーサイズは1/2.55 インチなので、Pixel6のGN1に比べると豆粒みたいな小さいセンサーです。ただ、物理面でのビハインドをソフトウェアでカバーするのがPixelのカメラです。
ここからはPixel 6aで撮影した作例をPixel6 Proの作例も交えてご紹介します。
Pixel 6aの作例
ソフトウェア補正が強いPixelですが、色味についてはあまり過度な加工を加えないため、花撮りにはもってこいです。比較的難しい赤色のグラデーションも潰れることなく表現できています。
料理についても花撮りと同様にあまり手が加わらないのが特徴。
特筆すべきはセンサーサイズが小さいことによるボケの少なさ。
一般的にセンサーサイズが大きくなるとボケやすくなるため、料理の撮影時にはピントが合う範囲が狭くなってしまうというデメリットがあります。
Pixel 6aのセンサーサイズが小さいことにより、料理の広範囲にまでピントが合っているため、料理撮りの観点ではPixel 6aのほうが扱いやすいと言えます。
イメージセンサーの大きなスマートフォンでボケの量を少なくしたい場合には、少し離れたところから2倍のデジタルズームで撮影するといいです。
風景撮りでは全体的にシャープネスが効いたパキッとした写真が撮れます。
デフォルトでHDRが有効なので、明暗差の強いシーンでも黒つぶれ、白飛びが少なく扱いやすいカメラです。
2倍デジタルズームでも解像感はしっかりと保たれており十分実用的、最大倍率は7倍となっており流石に粗が目立ちます。
望遠レンズはありませんが、カメラに強いこだわりがなければ十分すぎるレベルで実用的です。
風景撮りするなら超広角は手軽にダイナミックな写真が撮れるからスマホにもってこいなんですよね☺️
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) July 30, 2022
Shot on Pixel6a pic.twitter.com/yENMA2U3iW
Pixelと言えばポートレート、人以外の被写体でも境界線を高精度で検出し、一眼レフのようなボケ感を楽しむことができます。
ただ、2枚目のような夕方での撮影ではイメージセンサーの小ささから光量足りず、境界検出の精度が甘くなるシーンが多々有りました。このあたりは上位モデルとの差を感じます。
ただ、きれいな玉ボケになっているのはさすがPixelです。
Pixelといえば夜景です。
豆粒サイズのイメージセンサーでありながら、他社のハイエンドモデルに匹敵する夜景を撮影できます。
1枚目 Pixel4
— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) July 28, 2022
2枚目 Pixel6a
3枚目 Pixel6 Pro pic.twitter.com/JocaVbkCfq
こちらの投稿ではPixel4,6 Proの作例を載せているのですが、大差がないことがおわかりいただけるかと思います。
Pixel 6aはこれぐらいの光量がある都市夜景では十分すぎる夜景性能を有している事がわかります。
Pixelのカメラは超広角、デジタルズームでもナイトモード撮影が可能です。
ミドルレンジのスマートフォンはメインカメラのナイトモードですら、なんちゃってナイトモードな印象がありますが、Pixelのナイトモードは超広角でも優秀です。
こちらは価格差が倍以上あるiPhone13 Proとの比較です。
夜景処理の方向性が違うということもありますが、iPhoneでは黒つぶれしている写真の下半分の情報がPixelではしっかりと表現されています。
ここまでの作例では上位モデルに当たるPixel6や6 Pro を選ぶ意味が無いのではと思えるほど美しい夜景が撮影できるPixel 6aですが、性能差を感じる場面は少なくありません。
特に、プレビューの粗さ、撮影時間の長さ、AFの甘さは夜景撮影時に違いを感じるシーンが多かったです。
例えばこちらはポートレートで夜景撮影した際の作例比較ですが、Pixel 6 Proは対象物(標識)を上手く検出し、適切なボケ感を演出できていますが、Pixel 6aは後ろの建物を上手く切り離せていません。
このようにセンサーサイズの違いを感じる場面はたまにありましたが、スマホカメラでの写真撮影にこだわりのある人以外には十分満足できる優秀なカメラです。
Pixel 6aはTensor搭載でハイエンド相当の快適性
Pixel 6aのベンチマークスコア
こちらがPixel 6aのAntutuベンチマークスコアです。同じTensorプロセッサーを搭載するPixel6 Proが約70万点だったので、順当なスコアかと思います。
53,800円で70万点近いスコアを出せるのはPixel 6aの大きなメリットです。
例えば、同価格(むしろもっと高額な)Xperia 10 ⅣはSnapdragon695 5Gを搭載し、ベンチマークスコアは30万点後半と言われています。
コスパで圧倒しているXiaomi 11TがDimensity 1200-Ultra搭載で実測60万点前半です。
「そこまでハイパフォーマンスは不要では」と思われるかもしれませんが、ミドルレンジ向けのSoCはハイエンドと比べると操作性にまだまだ差があります。
私の体感では60万点を超えるとかなり快適になるので、Pixel 6aはハイエンドと同等な快適性を堪能できるスコアです。
GoogleのAI機能もしっかり使える
Pixel 6aではTensorプロセッサーを搭載することにより、Googleの最新AI機能をしっかりと堪能することができます。
Pixel 6aから新たに搭載されたのが写り込んだ被写体を目立たなくするする『カモフラージュ』という機能です。
カメレオンが周囲の色に擬態するように、撮影した写真の一部を目立たなくできる機能です。
こちらの写真では中央のバスのミニチュアの左隣の車にカモフラージュを適用して少し周囲に溶け込むような色味になっています。
「ふーん」という感じで、あまり使い所はないと思ってしまいました。
ただ、Pixel6発売時に発表された消しゴム機能やリアルタイム翻訳などはPixel 6aでも利用できるので安心してください。
Pixel 6aの電池持ちはなかなか優秀
Pixel 6aのバッテリー持ち
Pixel 6aは小型・軽量化されつつも4,410 mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
午後12時から屋外で写真撮影やテザリング、WEBブラウジングとかなり酷使をした結果、4時間で残り50%でした。
今回はかなりハードに使ってこの結果なので、電池持ち自体はとても良く、普段使いなら丸1日は余裕で持つと想定されます。
Pixel 6aの充電速度
Pixel 6aは最大18Wの急速充電に対応しています。
電池残量9%からフル充電にかかった時間は1時間50分でした。
最大18Wなのでこれぐらいの時間がかかることは想定通りです。
Pixel 6/6 Proと異なり、ワイヤレス充電には非対応です。
Pixel 6aの購入方法
Pixel 6aはGoogleストアおよび Softbank、auから発売されています。
それぞれの価格が以下のとおりです。
- Googleストア:53,800円
- Softbank:67,680円
- au:53,270円
本体価格ではauが最安値です。Softbankやauでは乗り換えや返却プログラムなどの割引を利用して安く購入できます。
Googleストアでは15 日以内であれば返品できるというメリットがあります。
GoogleストアではPixel7aの購入で5000円分の特典がもらえる紹介キャンペーンを開催しております。
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知人やフォロワーさんの紹介コードです。よろしければご利用ください。Twitterをフォローして紹介コードDM頂ければ時間あるときに追加します。
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Pixel 6aの実機レビューまとめ Googleがこのレベルのコスパスマホを出すのは衝撃
Pixel 6aの実機レビューをお届けしました。
Pixel 6 Proの注目ポイント
- 強力な”Tensor”プロセッサーを搭載
- 小型・軽量化で持ちやすいサイズ感
- 翻訳やカメラなどのAI機能満載
- 普段使いでは十分すぎるカメラ性能
- おサイフケータイ対応
Tensorプロセッサー搭載により全体的な動作がキビキビ快適になりつつ、カメラスペックも旧型センサーではありながら一般的な利用シーンであれば全く問題はありません。
コストダウンの影響で省かれた機能が必須でなければ、ミドルレンジスマートフォンとして非常に魅力的な選択肢です。
コストパフォーマンスという観点では中国勢が頭一つ抜けているのですが、そこに負けず劣らずなハイコスパなスマートフォンをGoogleがつくっているとういのが驚きですね。
Pixel 6aが気になる方はぜひ検討してみてください。
最後までご愛読ありがとうございました。
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